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第184話 ホワイトデー

 小学生の頃。


 常に一緒にいる俺と舞は、バレンタインの時と同じく、ホワイトデーのプレゼントも一緒に買いに行く。


「舞、どれが食べたい?」


「そうね……これかしら」


「おー、美味そう」


「ふふ、一緒に食べましょうね」


「やったー!」




 中学生の頃。


 俺と舞は一緒にホワイトデーのプレゼントを買いに行く。


「舞、どれがいい?」


「これ、美味しそうね」


「本当だ、美味しそ〜、それ買おう!」


 二人でお金を出して、いろんなお菓子を買う。


「公介はどれ食べたい?」


「あのクッキーたくさん入ってるの買って、ゲームしながら食べようぜ」


「ふふ、いいわね、そうしましょう」


 舞と一緒にいろんなお菓子を食べた。




 高校生の頃。


 舞はアイドルになって忙しい。


 高校も別々になった。




 夜。


 舞が裏口からこっそりと遊びに来てくれた。


 俺は舞を裏口に迎えに行く。




 俺の部屋。


 俺はホワイトデーのプレゼントを用意していた。


「あ、あの、舞……これ、ホワイトデーのプレゼント」


「わあ、ありがとう、公介。うふふ、もらえるとわかっていても、ドキドキするものね」


「いや〜、俺もなんか緊張しちゃったよ」




 同棲してる現在。


 舞が自分へのホワイトデーのプレゼントとして、クッキーを作っている。


 クッキーが完成。


「はい、公介、食べさせてちょうだい」


「わかった。はい、あ〜ん」


「あ〜ん」


 舞に手でクッキーを食べさせてあげる。


「もぐもぐ、我ながら美味しいわ。公介も食べて、はい、あ〜ん」


「あ〜ん、うん、美味しい!」


「ふふ、じゃあ、また私に食べさせて」


「わかった」


「今度は手じゃなくて、口で……ね」


「わ、わかりました!」

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