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第162話 差し入れ2

 高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。




 夜。


 舞が裏口からこっそり遊びに来る。


 俺は裏口に舞を迎えに行く。




 俺の部屋。


「公介、差し入れですよ」


「おー、カレー弁当だ!」


「それ、テレビ局の楽屋弁当でも人気のやつなのよ」


 舞がテレビ局の楽屋弁当を、俺のために持ってきてくれた。


「さっそく温めてこよう」




 舞と一緒にキッチンへ行く。


 親はもう寝室に戻っていた。


 カレー弁当をレンジでチンして部屋に戻る。




「美味いぞ、これ、ジャガイモが美味い!」


「ふふ、そうでしょ。はい、お茶よ」


 舞がペットボトルのお茶をくれる。これもテレビ局から持ってきてくれたものだ。


「ふーっ、ごちそうさま。いい夜食だったぜ」


「それと、これはお小遣いよ」


 舞がお小遣いをくれる。


「おお、差し入れだけじゃなくて、お小遣いまで、ありがたいぜ」


「ふふ、遠慮しないで好きなもの買ってね」


「ああ、ゲームとかお菓子とか、いろいろ買ってるよ」


「そう」


「そういう舞は何か買ってる?」


「この前下着を買ったわよ、高級なやつ」


「そ、そうか……高級な下着ですか……」


「ふふ、気になる?」


「そりゃ、気になるよ」


「じゃ、見せてあげる」


「えっ、今、つけてるの?」


「ええ」


「それなら、ぜひ見たいです!」


「はい、もちろんいいですよ」


 舞が部屋着を脱ぎ、下着だけになる。


「お、おお……!」


 今、人気急上昇中の新人アイドルが、俺の部屋で下着姿になっているのだ!


「どうかしら?」


「舞、綺麗だよ、綺麗すぎるよお……」


「ふふ、下着のことよ」


「ああ、そうだな」


 確かに大人っぽい、すごくセクシーな下着だ。


「うん、すごく似合ってるよ。ちょっとエロすぎるけど」


「さわって、公介」


「えっ」


「さわって、ちゃんと生地のさわり心地も確かめて」


「う、うん……」


 ブラジャーや、パンツをさわってみる。


 確かに高級品だけあって、さわり心地もいい。


「あん、公介、下着をさわってって言ったのよ」


「ごめん、でも、でも〜」


 つい、高級な下着ではなく、舞の肌をさわってしまう。


「舞がこんなエッチな下着を見せるのが悪いんだ〜!」


「ふふ、ごめんね、本当は公介がよろこぶと思って、この下着をつけてきたのよ」


「そ、そうだったのか、それなら俺はめちゃくちゃよろこんでるぜ!」


「あはっ、嬉しいわ」


「舞、お、俺、もう……」


「いいわよ、悪いのはエッチな下着をつけてきた私だからね」


「ま、舞〜!」


「公介〜!」


 人気急上昇中の新人アイドルに、新しく買った下着を見せてもらった……。

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