表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

158/283

第158話 雪

 小学生の頃。


 学校からの帰り道。


「う〜、さむさむ。舞、早く帰ろう、帰ってゲームしよう」


「ふふ、そうね」




 家に着く。


「到着〜」


「あら、公介、雪降ってきたわよ」


「お、本当だ」


 舞と一緒に、家の庭で雪を眺める。


「舞〜」


「あん」


 俺は舞に抱きつく。


「ふふ、公介、どうしたの?」


「いや、雪が降ってる中で抱き合うの、なんかロマンチックじゃないか?」


「そうね、ドラマみたい」


 舞も抱きしめ返してくれる。


「ははっ」


「うふふ」


 雪が降る中、お互いをギューっと抱きしめ合った……。




 中学生の頃。


 夜。


 舞が遊びに来る。


「公介、今雪降ってるわよ」


「そうか、ちょっと見てみようかな」




 舞と一緒に庭に出る。


 雪は綺麗だが、二人とも部屋着なので寒い。


「さ、寒っ……」


「ふふ、公介〜」


「おっ」


 舞が抱きしめてくれる。


「ははっ、あったかいよ、舞」


 俺も抱きしめ返す。


「あん、ふふ、あったかいわ、公介」


「ん〜、舞〜」


 雪が降る中、お互いをギューっと抱きしめる。


「うう、さすがに寒いな、そろそろ部屋に戻ろう」


「ええ、そうね」




 俺の部屋。


 暖房が効いてるので、暖かい。


 俺はソファーに座る。


「舞、おいで、あっためてやる」


「ふふ、ええ、お願いしまーす」


 俺は舞を抱っこする


「はは、よーしよし」


「うふふ」


 舞とイチャイチャしながら温め合った……。




 高校生の頃。


 舞はアイドルになり、学校も別々になった。


 俺は一人で学校から帰る。


「お、雪だ」


 雪が降るのをしばらく眺める。


「寒い……帰ろう」


 家に帰って、お風呂に入って温まった……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ