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第151話 旅行

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 俺の家族と舞の家族で、一緒に温泉旅行に行った。


 旅館に着く。


 俺の家族と舞の家族で、2部屋取ってある。


 俺と舞はさっそく温泉に入ることにした。




「ふ〜、温泉最高〜」


 雪を見ながら入る露天風呂は最高だった。


 舞と一緒に入れたらもっと最高なんだけどな。




 温泉からあがり、旅館の浴衣を着る。


 廊下でちょっと待っていると、舞も女湯の入り口から出てきた。


 舞も浴衣を着ている。


「あら公介、待っててくれたの?」


「うん、舞、浴衣似合ってるよ、綺麗だよ!」


「ふふ、ありがと、公介も素敵よ。でも、帯がとれそうになってるわ」


 舞が俺の帯を結び直してくれる。


「サンキュー。舞、温泉気持ちよかったな」


「そうね、公介と一緒に入りたかったわ」


「舞……お、俺もそう思ってたよ!」


「うふふ、やっぱりそう思うわよね」




 部屋に戻って、夜ご飯を食べる。


 夜ご飯を食べた後は、舞と遊ぶ。


「舞、この旅館ゲームコーナーがあるぞ!」


「いいわね、行ってみましょう」


 舞とゲームコーナーに行く。


 レトロゲームがたくさん並んでいる。


「なんだか味わい深い感じのゲームが並んでるな」


「おもしろそうね、全部やりたいくらいだわ」


「あ、シューティングゲームあるぞ。舞、あれやろ〜」


「ええ、いいわよ」




 舞といろんなレトロゲームを楽しんだ。


 途中で俺と舞の母親たちが様子を見に来たが、旅行に来てまでゲームばかりしているのかと、呆れていた。




 舞の部屋に戻るが誰もいなかった。


 親たちは俺の方の部屋に集まって、お酒でも飲んでいるのだろう。


 部屋にはもう布団が敷かれてあった。


「公介、トランプでもする?」


「舞、おりゃー」


「あん!」


 俺はふかふかの布団の上で、舞と格闘技ごっこをする。


「公介、とりゃー!」


「おお、やるな、舞」


 格闘技ごっこしていたら、二人とも浴衣がぐちゃぐちゃになってしまった。


 舞の中学生にしてスタイル抜群の身体にドキドキするぜ!




 舞のお父さんとお母さんが部屋に戻ってきたので、俺も自分の部屋に戻って寝る。




 翌日。


 家に帰る。


 俺の部屋。


 舞がすぐに遊びに来る。


「旅行も楽しいけど、やっぱり公介の部屋が一番落ち着くわね」


「そ、そうか。よし、さっそくゲームしようぜ、舞」


「いいわね」


 美しすぎる幼馴染と、温泉旅行に行った……。

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