表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

150/283

第150話 ハワイ

 夜。


 舞が仕事から帰ってくる。


「おかえり、舞〜!」


 嬉しくて甘える俺。


「うふふ、ただいま、公介」


 嬉しすぎて舞のお尻をさわる。


「あん、待って、公介」


「あ、ごめん、帰ってきたばかりなのに……」


「ふふ、いいのよ。ちょっと着替えてくるわ」


「は〜い」




「アロハ〜」


「ア、アロハ〜?」


 舞が派手なアロハシャツを着て戻ってきた。


「そのハワイみたいな感じ、どうしたんだ?」


「お正月にハワイに行く人多いじゃない。だから、私たちもお正月にハワイに来た設定でイチャイチャしましょう」


「おお、それはいいな!」




 というわけで、ハワイ旅行という設定でイチャイチャする。


「ハワイ、楽しみね、公介」


「そうだな」


「ちょっといいですか〜?」


「え、舞?」


「テレビの取材なんですけど、お時間ありましたら、ちょっとインタビューさせてもらえませんか?」


 舞はリポーター役に変わっていた。


「い、いいですよ」


「ハワイ旅行いいですね〜」


「はは、ハワイを満喫しようと思ってます」


「誰といらしたんですか?」


「えっと、恋人です」


「そちらの方ですね、あれ、なんか国民的アイドルの宮沢舞に似ているような……これは、もしや大スクープでは?」


「い、いや、そんなことあるわけないじゃないですか、たしかに綺麗すぎるくらい綺麗な彼女ですが、宮沢舞ではありません、似ているだけです。それじゃあレンタカーを借りないといけないので、これで失礼します!」


「あ、ご協力ありがとうございました〜」




 テレビでハワイの映像を流して、雰囲気を作る。


「舞はハワイに行ったことあるよな」


「ええ、仕事で何度かね、楽しかったわ。いつか本物のハワイに公介を連れて行ってあげるからね」


「楽しみにしてまーす」




「それじゃ、いいお天気だから、さっそく泳ぎましょうか」


「お、おおっ!」


 舞が服を脱ぐ。


 舞はセクシーすぎる水着を下に着ていた。


「いや、舞、それはセクシーすぎるんじゃ……」


「これくらい大丈夫よ、さあ、遊びましょう!」


「ち、ちょっと待って」


 俺も服を脱いで、パンツだけになる。




 ハワイの海、という設定で俺たちは遊ぶ。


「あはは、舞〜」


「うふふ、公介〜、あらっ」


「おっ!」


 舞のセクシーすぎる水着は、少し動くだけでズレて、いろいろ見えてしまう。


 このハプニングで一瞬見える感じがたまらないぜ!


「他の人に見られなかったかしら」


「だ、大丈夫じゃないかな、一瞬だったし、俺はしっかり見たけどな」


「いやん、もう公介ったら」


「ま、舞、俺もう……」


 興奮した俺は舞の身体に手を伸ばす。


「あん、ダメよ、ビーチでするなんて……」


「じゃあ、ホテルに戻ろうか?」


「ええっ、まだお昼なのに、もうホテルに戻るの?」


「お願い、ハワイ観光は明日ゆっくりするから、今日はもうホテルに戻って……な?」


「もう、わかったわ。明日は一緒にダイアモンドヘッドに登ってね」


「オーケー!」


 ハワイのホテル、という設定の寝室に行く。


「ああっ、舞〜!」


「ああっ、公介〜!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ