第150話 ハワイ
夜。
舞が仕事から帰ってくる。
「おかえり、舞〜!」
嬉しくて甘える俺。
「うふふ、ただいま、公介」
嬉しすぎて舞のお尻をさわる。
「あん、待って、公介」
「あ、ごめん、帰ってきたばかりなのに……」
「ふふ、いいのよ。ちょっと着替えてくるわ」
「は〜い」
「アロハ〜」
「ア、アロハ〜?」
舞が派手なアロハシャツを着て戻ってきた。
「そのハワイみたいな感じ、どうしたんだ?」
「お正月にハワイに行く人多いじゃない。だから、私たちもお正月にハワイに来た設定でイチャイチャしましょう」
「おお、それはいいな!」
というわけで、ハワイ旅行という設定でイチャイチャする。
「ハワイ、楽しみね、公介」
「そうだな」
「ちょっといいですか〜?」
「え、舞?」
「テレビの取材なんですけど、お時間ありましたら、ちょっとインタビューさせてもらえませんか?」
舞はリポーター役に変わっていた。
「い、いいですよ」
「ハワイ旅行いいですね〜」
「はは、ハワイを満喫しようと思ってます」
「誰といらしたんですか?」
「えっと、恋人です」
「そちらの方ですね、あれ、なんか国民的アイドルの宮沢舞に似ているような……これは、もしや大スクープでは?」
「い、いや、そんなことあるわけないじゃないですか、たしかに綺麗すぎるくらい綺麗な彼女ですが、宮沢舞ではありません、似ているだけです。それじゃあレンタカーを借りないといけないので、これで失礼します!」
「あ、ご協力ありがとうございました〜」
テレビでハワイの映像を流して、雰囲気を作る。
「舞はハワイに行ったことあるよな」
「ええ、仕事で何度かね、楽しかったわ。いつか本物のハワイに公介を連れて行ってあげるからね」
「楽しみにしてまーす」
「それじゃ、いいお天気だから、さっそく泳ぎましょうか」
「お、おおっ!」
舞が服を脱ぐ。
舞はセクシーすぎる水着を下に着ていた。
「いや、舞、それはセクシーすぎるんじゃ……」
「これくらい大丈夫よ、さあ、遊びましょう!」
「ち、ちょっと待って」
俺も服を脱いで、パンツだけになる。
ハワイの海、という設定で俺たちは遊ぶ。
「あはは、舞〜」
「うふふ、公介〜、あらっ」
「おっ!」
舞のセクシーすぎる水着は、少し動くだけでズレて、いろいろ見えてしまう。
このハプニングで一瞬見える感じがたまらないぜ!
「他の人に見られなかったかしら」
「だ、大丈夫じゃないかな、一瞬だったし、俺はしっかり見たけどな」
「いやん、もう公介ったら」
「ま、舞、俺もう……」
興奮した俺は舞の身体に手を伸ばす。
「あん、ダメよ、ビーチでするなんて……」
「じゃあ、ホテルに戻ろうか?」
「ええっ、まだお昼なのに、もうホテルに戻るの?」
「お願い、ハワイ観光は明日ゆっくりするから、今日はもうホテルに戻って……な?」
「もう、わかったわ。明日は一緒にダイアモンドヘッドに登ってね」
「オーケー!」
ハワイのホテル、という設定の寝室に行く。
「ああっ、舞〜!」
「ああっ、公介〜!」