第147話 コスプレ納め
夜。
仕事から帰ってきた舞に遊んでもらっていた俺。
「ほ〜ら公介、抱っこしてあげるから、こっちおいで」
「うわ〜い」
ソファーで舞に抱っこしてもらう。
「うふふ、いい子ね公介、なでなで〜」
「うは〜、気持ちいい〜!」
至福の時間だぜ!
「そうだ、公介、今日はコスプレをしてあげようと思ってるんだけど……」
「ええーっ、やったー!」
「でも、明日も仕事で忙しいし、今日が今年最後のコスプレになりそうなのよね」
「なるほど、つまりコスプレ納めだな」
「そういうこと。だから公介のしてほしいコスプレをするわ。何がいい?」
「そうか……じゃあ、犬だな。この前、犬と見せかけて狼だったし」
「ふふ、やっぱり私を犬にするの好きね」
「はい、大好きです」
「ふふ、じゃあ着替えてくるわね、わん!」
舞がエッチな犬のコスプレをして戻ってきた。
「わんわーん!」
「うわ〜、すごいエッチなワンちゃんだね〜、よーしよし」
俺は舞の首輪から伸びているリードを持つ。
舞は犬のようによつんばいになる。
「く〜ん」
「ははっ、今から散歩に連れて行ってやるからな」
「わおーん!」
舞と広い家の中を散歩する。
「わんわん!」
「ははっ、楽しいな、舞」
「く〜ん」
お尻を振って楽しいとアピールする舞。
今年も大活躍だった国民的アイドルが、こうしてエッチな犬になってる姿を見たら、みんな驚くだろうな。
「よし、お菓子をあげるからな」
俺はお菓子を手のひらに乗せて、舞に差し出す。
「わん!」
「待て!」
「わう……」
舞がちゃんと止まる。
「偉いぞ〜、いい子だ、舞。それじゃあ、よし!」
「わうん!」
舞がお菓子を食べる。
手のひらを舞にペロペロ舐められてくすぐったい。
「よし、そろそろ帰ろうか、舞」
「わおーん!」
俺はお菓子を食べ終わった舞を、寝室に連れて行く。
犬になってくれた国民的アイドルと、愛し合った……。
翌日。
仕事に行く舞を見送る。
「それじゃあ、よろしくわん」
「オーケー」
まだちょっと犬の舞に、行ってらっしゃいのハグとキスをしてあげる。
「んっ、ありがと。来年もたくさんコスプレしてあげるからね。行ってきま〜す、わん!」
「おう、行ってらっしゃ〜い!」