第142話 お風呂2
舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。
学校からの帰り道。
「公介、どっか寄ってく?」
「そうだな、コンビニ寄ってくか」
「ええ、いいわよ」
コンビニに行く。
「公介、このアイス美味しそうじゃない?」
「本当だ、めちゃくちゃ美味そう、それ買おうぜ」
「他に買いたい物はない?」
「お菓子とジュースはまだ家にあったな」
「じゃあ、このアイスだけ買ってきましょう」
「おー」
家に着く。
「それじゃ、公介、夜に遊びに行くからね〜」
「おう」
家に入ると誰もいなかった。
親は出かけているようだ。
俺はすぐに舞を呼びに行く。
隣の舞の家。
「舞〜」
「あら、公介、どうしたの?」
「今帰ったら家に誰もいなかったからさ、一緒にお風呂入ろうぜ!」
「ええ、いいわよ。すぐに準備して行くわ」
「ああ、それで湯上がりに今日買ったアイス食べようぜ」
「ふふ、わかったわ」
俺の家。
俺はお風呂の準備をする。
そして着替えを持ってきた舞と、お風呂に入る。
「公介、ほら、温かいシャワーよ」
「は〜、気持ちいい〜」
身体を洗いっこしてから、湯船につかる。
「ふ〜、あったまる〜」
「ふふ、公介、おいで」
「舞〜」
俺は湯船で舞に甘える。
「リラックスして、公介……」
「はふ〜、舞……」
湯船でなでなでしてくれる舞。あ〜、幸せ〜。
お風呂から上がると、俺の部屋で一緒にアイスを食べる。
「お、美味いな、このアイス」
「ええ、美味しいわね」
「あ、手に垂れちゃった」
「まかせて」
舞が俺の手についたアイスを舐めてくれる。
「ふふ、本当に美味しいわね、このアイス」
「あ、ああ……舞〜!」
俺は舞に甘える。
「あん、うふふ、よ〜しよし、いい子いい子」
そのまま舞とイチャイチャしていたら、母さんが帰ってきた。
「それじゃ、夜ご飯食べたらまた来るから」
「おう!」