第133話 ゲーム
高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。
夜。
舞が裏口からこっそり遊びに来る。
俺は裏口に舞を迎えに行く。
俺の部屋。
「公介、あけましておめでとう」
「いきなり何だよ?」
「今日、お正月に放送するテレビ番組の収録だったのよ」
「なるほど、そういうことか」
「素敵な着物も着させてもらったわ」
「え〜、見たい〜!」
「ふふ、お正月になったらテレビで見られるわ」
「そうか、楽しみにしてよう」
「そうだ、公介、ゲームさせて! あのゲームさせて!」
「どうした? どのゲームだ?」
「これよ、これ!」
舞はお気に入りのホラーゲームがやりたいようだ。
もう何度もクリアしているが、たまにすごくやりたくなるらしい
「最初から最後までやるのか?」
「ええ、すぐ終わらせるから、お願いやらせて〜」
「もちろんいいよ、頑張れ」
「やった〜!」
舞がゲームを始める。
「よ〜し、やるわよ〜」
「ちょっと、お菓子とジュース持ってくるから」
「ええ、わかったわ」
俺はキッチンに行く。
お菓子とジュースを持って部屋に戻る。
「はい、お待たせ」
「ありがと」
「って、もうそこまでいったのか」
「ふふ、このゲームは身体が覚えてるわ」
スムーズにゲームを進める舞。
「おお、今のうまいな」
「おりゃ〜、早く死ね死ね〜」
そしてラスボスに辿り着く。
「これでとどめよ!」
「おおっ、全クリだ、早いな〜」
「あ〜、楽しかった〜」
舞はとっても満足そうだ。
舞が俺のベッドに上がる。
「ふう、ゲームもクリアしたし、イチャイチャしましょう公介、おいで」
「やった〜、舞〜!」
俺は舞に抱きついて甘える。
「あん、うふふ、ほら、なでなで〜」
「あう〜、気持ちいい〜」
「よしよし、いい子いい子〜」
「あふう、お、俺も、なでなで〜」
「あはん、んんっ……気持ちいいわ、公介」
「舞〜!」
「公介〜!」