表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

132/283

第132話 涙2

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 学校からの帰り道。


「公介、どっか寄る?」


「今日映画観るだろ。コンビニでお菓子買ってこうぜ」


「わかったわ」


 舞とコンビニに寄って、お菓子とジュースを買った。




 帰宅。


「それじゃあ、夜に公介の部屋に行くから」


「おう」


 俺はお風呂に入って、夜ご飯を食べる。




 夜。


 舞が俺の部屋に遊びに来る。


「よし、お菓子も用意したし、映画観るか!」


「待った」


「何だよ」


「ちょっとイチャイチャしてからにしない?」


「えっ、そ、そうだな! そうしよう!」


「うふふ」


 舞とイチャイチャした……。




「よし、今度こそ映画スタート!」


「わ〜」




 映画を観終わる。


「うう〜……」


「ぐす……」


 俺と舞は号泣していた。


「最後のシーンやばかったな〜」


「ええ、本当にそうね。音楽も素晴らしかったわ」


「うう……舞〜」


「公介〜」


 俺と舞は涙が止まるまでしばらく抱き合った……。




「よし、映画も観たし、ゲームするか」


「そうね」


 ゲームしながら映画の感想を話す。


「いや〜、しかしさっきの映画、名作と言われるだけあって、本当にいい映画だったな」


「そうね……公介、後ろに敵よ!」


「えっ!」


 舞とゲームを楽しんだ……。




「舞、一緒に寝よ〜、泣ける映画観たから一人じゃ寝られないよ〜」


「ふふ、もちろんいいわよ」


 舞が俺のベッドに上がる。


「ほら、おいで、公介」


「舞〜」


 舞と抱き合いながら寝る。


「やばい、映画の最後思い出してきた」


 また泣きそうになる。


「ふふ、泣いていいのよ、公介」


 舞が頭と背中をなでなでしてくれる。


「ああ、舞〜」


 俺は舞にしがみついてしくしく泣く。


「うふふ、よしよし、よしよし……」


「ぐす……うう〜」


 美すぎる幼馴染と、映画を観た……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ