第13話 甘えん坊2
「ただいま〜」
お、舞が帰ってきたな。さっそく甘えさせてもらいますか!
「舞、おかえり〜!」
「公介〜!」
「おわっ」
舞に抱きつかれた。そのまま猫のように、頭をすりすりとこすりつけてくる。
これは……舞の甘えん坊モードだな。
母性が強い舞は、基本的には俺に甘えられるのが大好きだが、たま〜に甘えん坊になる時がある。
舞にはいつも甘えさせてもらっているからな。今日はたくさん甘えさせてあげよう!
「よし、ほら、こっちおいで、舞」
「うん!」
俺はソファーで舞を可愛いがることにした。
「よーしよし、いい子だな〜、舞」
「ああん……公介ぇ……はふう」
俺は舞を抱っこして、身体中をなでなでしてあげる。
「公介……もっと…」
「ん? もっと、なに?」
「なでなでして」
「なでなで、そんなに気持ちいいの?」
「うん、すっご〜く、気持ちいいわ……」
「それなら、ほーら、なでなで〜」
「あ〜っ」
いつもは綺麗すぎると言われる舞だが、甘えん坊モードの時は可愛いすぎるぜ……。
「はあ……あふぅ……公介、大好き」
「俺も大好きだよ、舞。それそれ〜」
「あはっ……んんっ……あ〜んっ!」
甘えん坊な国民的アイドルを、めちゃくちゃ可愛いがってあげた……。