第119話 松茸
夜。
舞が仕事から帰ってくる。
「ただいま〜!」
「舞、おかえり〜!」
「公介、今日は松茸を買ってきたわよ」
「松茸!」
「すぐに料理してあげるからね。着替えてくるからちょっと待ってて」
「は〜い」
「お待たせ〜」
「お、おおっ!」
舞が戻ってきた。上はセーラー服、下はブルマというマニアックすぎる格好で。
「な、何でそんな格好をしてるんだ? 松茸を食べるんだろ?」
「ええ。どうせだから、料理してる最中もコスプレして公介を楽しませてあげようと思って。サンマの時みたいにね」
そういえば競泳水着を着てサンマを焼いてくれたことがあったな。
「いや〜、でもそれはエロすぎるって。俺、松茸食べる前に我慢できなくなっちゃうかも……」
「うふふ、頑張って我慢して。すごい高級な松茸買ってきたんだから」
「わかった。なんとか我慢しよう」
キッチン。
「じゃあ、焼いてくわね」
「お願いしま〜す」
松茸を焼く舞。
その後ろ姿。
ブルマに包まれたお尻にさわりたくてしょうがない……。
でも料理中で危ないので、ちゃんと言ってからさわる。
「舞、お尻さわるよ〜」
「あん、うふふ……大人しく待ってて、公介」
「は〜い」
「ふふ、いい子ね」
「それじゃ、召し上がれ〜」
「おお〜、いい匂いだ」
軽く塩を振って、すだちをかけて、焼き松茸をいただく。
「美味い! めちゃくちゃ美味いぞ、コリッコリだ!」
「ふふ、よかったわ。いっぱい食べてね」
「うわ〜い!」
松茸を食べた……。
「ふう、美味かった……というわけで、舞」
「ん?」
俺は上はセーラー服、下はブルマの国民的アイドルを抱きしめる。
「次は舞と愛し合うぞ〜!」
「あん、うふふ、よく我慢したわね、公介。いいわよ、いっぱい愛してください」
「うお〜、舞〜!」
翌朝。
「公介、起きて〜」
「う〜ん?」
舞に起こされる。
「私、もう仕事に行くから」
「ああ、わかった」
俺はベッドから出て、舞を抱きしめて行ってらっしゃいのキスをする。
「行ってらっしゃい、チュッ」
「んっ、行ってきま〜す。あ、炊飯器見てみてね」
「ああ、わかった」
舞を見送った後、キッチンに行って炊飯器を開ける。
「おおっ!」
松茸ご飯が炊けていた!
さっそくお茶碗によそって食べる。
「めちゃくちゃ美味〜い!」