表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

115/284

第115話 二度寝

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 朝。


 俺の部屋。


「う〜ん……」


 目を覚ました俺は時計を見る。


「えっ!」


 学校に遅刻ギリギリの時間だった。


「ま、舞!」


 俺は一緒に寝ていた舞を起こす。


 昨日一緒にゲームをして、そのまま泊まっていったのだ。


「ん……公介、どうしたの?」


「やばいぞ、寝坊だ」


「え?」


 ああ、舞は寝ぼけている顔も綺麗すぎるぜ!


「だから俺たち寝坊しちゃったんだよ」


「ふふ、今日は休みよ、公介」


「え……ああ、そうか!」


 今日は休日だった……。


 よく考えたら、遅刻ギリギリまで寝てたら母さんも起こしてくれるよな。


「うわ〜、よかった。俺、めちゃくちゃ焦ったよ」


「あはは、何事かと思ったわ」


「ふわ〜っ、安心したら眠くなってきた」


 次の日休みだからって、遅くまで舞とゲームしていたからな。


「ほら、おいで、公介。休みなんだし、ゆっくり寝ましょう」


「うん、舞〜!」


 俺は舞に抱きついて甘える。


「うふふ、よしよし」


 舞がなでなでしてくれる。幸せ〜。


 お昼近くまで寝てから、舞と休日を満喫した……。




 翌日。


 俺の部屋。


「公介、朝よ、起きて〜」


「う〜ん……今日は休み?」


「ふふ、違うわ。今日は学校よ」


「え〜、昨日みたいに舞と二度寝したいよ〜」


 朝から舞に抱きついて甘える俺。


「私もよ、公介。私も公介とベッドでず〜っとゴロゴロしてたいわ。でも頑張って起きて、一緒に学校行きましょう」


「うん……わかった」


 俺は舞に励まされて、ようやく起きる。


「偉い! 偉いわ、公介〜!」


 舞が俺の頭を抱いてよしよしして褒めてくれる。


「あふう、舞〜」


「それじゃ、私も家に戻って準備してくるから」


「おう」


 舞が自宅に戻る。


 よし、俺も朝ご飯食べて準備するか!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ