第105話 ナース
今日は舞がセクシーなコスプレをしてサービスしてくれる日だ。
ああ、今日はいったいどんなコスプレで俺を癒してくれるんだ……。
「調子はいかがですか〜?」
「お、おお!」
今日のコスプレはナースだった。それも露出度の高いセクシーナースだ!
「最高にセクシーだよ、舞! こんなにエッチなナースがいる病院なら一生入院していたいよ!」
「ふふ、ありがと。それじゃあ、公介は患者さんの役ね」
「オーケー。それじゃあ、患者とナースの設定でイチャイチャするぞ〜!」
「おー!」
というわけで、俺は入院している設定。
俺は寝室のベッドに横になる。
「橘さん。調子はどうですか?」
「ああ、ナースさん。今日もいい調子ですよ」
「ふふ、それなら退院する日も近いですね」
「そう……ですね」
「どうしました? 何か心配なことでも?」
「いや、退院しちゃったら、もう美人ナースさんに会えなくなっちゃうなって思って……」
「橘さん……」
「はは、何言ってるんだろ、俺、元気になるために入院してるのに……」
「そうですよ、橘さん。元気になって退院できるんだから、よろこばないと」
「は、はい。そうですよね。ナースさんのおかげで毎日楽しかったです。ありがとうございました」
「ふふ、それは本当に退院する時に言ってください。それじゃあ私は仕事に戻りますね」
「はい」
「それじゃ、今から深夜の設定ね」
「ああ、わかった」
とりあえず寝たふりをする俺。
「橘さん、起きてください」
「ナ、ナースさん?」
「しーっ、静かに」
俺は舞にあわせて小声でしゃべる。
「ど、どうしたんですか?」
「ふふ、橘さん。長い入院生活で、いろいろたまっているんじゃないですか?」
「そ、それは……まあ」
「退院する前に、私がすっきりさせてあげます」
「ええっ……そ、それもナースの仕事なんですか?」
「いいえ、私が橘さんに個人的にしてあげたいんです」
「ナースさん……あ、ありがとうございます!」
「しーっ、誰かに聞こえちゃいます」
「あ、すいません……じゃあ、静かに」
「ええ、静かに……しましょう」
「はい……」
セクシーナースになってくれた国民的アイドルに、特別な看護をしてもらった……。