『知る痛み』
『知る痛み』
広い、広すぎる夕空を眺めながら、思うのです。
高く高く輝く一つの金星を見て、思うのです。
元気に泣き叫ぶ赤ん坊の声を聴いて、思うのです。
生きるのは難しい、と。
どう生きようか、と。
淋しいな、とも思います。
何も知らなかったら、
どんなに幸せだっただろう。
僕は少しだけ、
生きるとはどういうことなのかを
知ってしまった。
痛かった。
とても、とても痛かった。
幻痛
雑談
晩春の7時っていいですよね。
もの言えない寂しさを感じます。
外に出て、空を感じてみてはどうでしょうか。
きっと、金星が話しかけてくれますよ。