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超人種族の異世界英雄記  作者: 至田真一
超闘祭 後編
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超闘祭、最終日①

『皆さん。ついにこの日が来ました。超闘祭、最終日です!!』


 クランクの言葉に観客達は大きな歓声を上げる。


『大いに盛り上がった第二回超闘祭も今日が最終日。名残惜しいところもありますが皆さん、盛り上げて行きましょう! それでは、選手達の入場です!!』


 入場口からファイヤーズ、ゴールドスマイル、戦乙女、エテア、チームソード、アルティメット、ドラゴンナイトズ、そして俺達、光の兄弟が順番に出てきた。


『それでは、最終日の内容を発表致します。内容は、王都を舞台にしたバトルロイヤルです! ルールは去年と同じで、相手を倒すと一ポイントが入り、チームのリーダーを倒すとなんと五ポイントが入ります。戦闘不能になった選手は転移魔法で観覧席に戻ります。七チームが全滅したら終了。最終的に一番ポイントが多かったチームが優勝です』


 完全に去年と同じで俺は分かりやすくてホッとした。


『それでは宮廷魔導士の皆さん。選手の皆さんをスタート地点まで転移をお願いします』


 宮廷魔導士達が魔法を唱えると、俺達はチームごとのスタート地点まで転移された。


――――――――――――――――――――


 転移された俺達は、いくつもある王都の広場の一つに出てきた。


「さて、最終日どうするか?」

「奴等が来るかもしれないから温存しながら戦うか、来ないと信じて全力で戦うか……か」


 奴等……滅光団が来ることは他のチーム、大会の関係者や城に勤めている兵士達全員に知らせてある。

 もし滅光団が現れたらすぐに大会を中止にすることも決まっている。


「来るとしても、俺は今日か明日が良いな」


 今日の試合のため、王都民は全員城とコロシアムにいる。つまり今王都にいるのは超闘祭参加パーティーの俺達だけだ。

 明日は念のために、王都民はまだ城とコロシアムにいてもらうことになっている。

 だから来るのなら今日か明日が俺達的には良い。

 そうすれば、避難の手間とかが省けるからな。


「多分他のチームも温存か全力、どちらにするか考えてると思うよ。現れたら戦うのは僕等だけじゃないだろうし」

「そうよね。界獣だけなくて異世界人達もいるからね」


 滅光団の強さはまだ未知数。それにアイツ……デイザーは俺達と戦った時、随分余裕そうに見えた。

 まだ何かありそうだ。


「まっ、今考えても仕方ねぇか」


 俺は開きなおした。


「折角の最終日だ。観客達を退屈させるわけにはいかねぇな」


 ヒシェもクカナ達と一緒の所で見てるしなぁ。心に傷を負ったアイツにちょっとは良いものを見せてやらねぇと。


「奴等が来たら、その時はその時だ」


 俺がそう言うと、エスティー達は笑って頷いた。すると、クランクの声が聞こえた。


『それではバトルロイヤル……開始!!』


 試合開始のベルが鳴ると、選手達は王都を駆け回る。一人で動いたり、二、三人で動いたりと様々だ。

 王都には修復魔方陣という町を元に戻す魔方陣が張られている。

 以前、犯罪者と魔物によって建物がいくつか破壊されても超闘祭を開催出来たのはその魔方陣のおかげである。

 そのため冒険者達も遠慮なく戦うことが出来る。

 最初に動いたのはエテアのヨルナだ。三人で動いているゴールドスマイルのヒビィ、レェーン、コリアの三人を撃破し三ポイント獲得。

 別の所で、エテアのアモセが屋根の上からファイヤーズのノバルを魔法で撃破。更にユールがファイヤーズのビエラを撃破し、エテアは二ポイントを獲得した。

 次に、戦乙女のミリーアがファイヤーズのイガァを、カタナがウォーカを撃破し二ポイントを獲得。

 残り二人になって焦るゴールドスマイルのジェアは相手を探していると、建物の陰に隠れていたエテアのシーシアが杖でジェアに足払いをすると、体制を崩したジェアにユキルが剣の腹で頭を叩いて撃破する。

 これにより、ファイヤーズとゴールドスマイルはリーダー一人になった。

エテア 51ポイント

戦乙女 32ポイント


――――――――――――――――――――


「うわぁー。エテアが追い付いてきちゃった」


 エテアと同点になってしまったチームソードのリフェアは路地を歩いていると、気配を感じて足を止めた。

 リフェアの前にファイヤーズのリーダー、バーストが飛び出してきた。


「悪ぃな嬢ちゃん。ここで退場してもらうぜ」


 構えているバーストに、リフェアも剣を抜いて構えると、バーストの頭上を見て何かに気付いた。

 バーストは不思議そうな顔をし見上げようとすると、屋根の上から飛び降りたキルカに顔を蹴りつけられて倒れてしまう。


「大丈夫か、リフェア?」

「うん。大丈夫だよお兄ちゃん」


 キルカは安心して笑うと、気配を感じて剣を抜くと、横から飛び込んできた相手の攻撃を剣で防いだ。


「やるな」


 現れた相手は、戦乙女のリーダー、カタナだ。


「厄介な相手が出てきたな。リフェア、行けるか?」

「分かんないけど、やってみる」


 キルカは頷くと、リフェアと一緒にカタナと対峙した。


――――――――――――――――――――


 とある路地に、ゴールドスマイルのリーダー、イテツが茶髪を風でたなびかせながら立っていた。


「すでに私一人か。しかしこのイテツ。たとえ一人になろうとも、決して諦めながぁぁぁぁ!!?」


 イテツは後ろからユールの剣で頭を思いっきり叩かれ敗退した。


「ごめんねー。隙だらけだったから」


 ユールは剣をしまうと、相手を探しに行った。

チームソード 56ポイント

エテア    56ポイント

ゴールドスマイル 脱落

ファイヤーズ   脱落

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