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超人種族の異世界英雄記  作者: 至田真一
超闘祭 後編
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超闘祭、三日目③

 試合開始のベルが鳴ると、二人は地面を蹴ってお互いの目の前まで行くと、お互いの剣がぶつかる。

 二人は距離を取ると、カタナは高くジャンプした。


「剛!」


 カタナは剣を両手で剣を持ち、力強く振り下ろす。

 メイトは横に飛んで避け、カタナの振り下ろした剣が地面に当たると巨大な砂煙が上がった。その砂煙からカタナが飛び出してメイトに向かった。


「閃!」


 カタナは剣を横に振って素早い一閃を放つと、メイトは体を後ろに仰け反らせて避け、鋭い突きをカタナに向けて放つと、カタナは剣でガードするが足を地面につけながら後ろに吹き飛ばされる。

 カタナは歯を食いしばると再び近づく。


「連!」

「っ!?」


 カタナの素早い連撃に、メイトは何とか剣で防いでいく。


(これも防がれるか)

(力強い一撃に素早い一閃と連撃。流石だなぁ、さっきの連撃も結構危なかった)


 二人は息を整えると、再び剣をぶつけ合った。

 その後も二人の凄まじい剣技がぶつかり合う。剣筋も速く、ガクラ達でも見えるのがギリギリな程だった。

 しばらくすると、試合終了のベルが鳴った。


『試合終了!! 両者、引き分け!!』


 二人は剣先を下に向けると、剣を鞘にしまった。


「ふぅ……流石だな。やはり30分では短すぎるか」

「いや、カタナもやっぱり強いよ。30分じゃ足りないのは僕も同意だね」


 二人はフィールドを後にした。


――――――――――――――――――――


 次の三回戦、ドラゴンナイトズのオルグア対ファイヤーズのピエラの対決では、オルグアの雷竜の鎧の力で雷を纏った拳であっという間に勝負がついた。

 最後の四回戦は、アルティメットのソルラ対ゴールドスマイルのレェーンの対決。

 大剣で戦うソルラに対して、レェーンは得意の風の魔法で離れて攻撃をしてくるため、近づくのに手間取っていたが、何とか懐に潜り込み、強烈な一撃を叩き込み勝利した。


『以上で、超闘祭三日目を終了致します。明日の午後は注目が高いタッグマッチです。皆さん!乞うご期待ください!!』


 三日目が終了し、今日までの結果が映し出された。

一位 光の兄弟     46ポイント

二位 ドラゴンナイトズ 45ポイント

三位 チームソード   41ポイント

三位 アルティメット  41ポイント

五位 エテア      30ポイント

六位 戦乙女      25ポイント

七位 ゴールドスマイル 15ポイント

八位 ファイヤーズ   13ポイント


――――――――――――――――――――


「もう四日目かぁ、早えなぁ」

「時間って意外と早く進むものだからね。特に僕等みたいな長生きは」


 メイトが剣を研ぎながらそう答えると、俺は「そうかぁ」と返した。


「そう言えば、明日の午後のタッグマッチって父さんとエスティーが出るんだよねぇ?」

「ああ」


 食べながら聞いてくるクラカに俺は軽い返事で返した。


「なんかこの二人が負ける姿は想像できないな」

「そうは言うけどなガネン。タッグマッチでは必ずSSランクの冒険者が出てくる。SSランクの冒険者はマジで強いからな。俺達が人間の姿で出せる範囲の力といい勝負できる程だからな」

「確かに、今日メイトと戦った……えっと~カタナだっけ? あの人強かったもんな。前にオーシェンでアクアドラゴンと戦った時も、ブラークさん達結構強かったし」

「だろ? お前等もいつか勝負する日が来るかもしれねぇからな?」

「「勝負するの前提?」」


 二人ならすぐにSSランクに昇格しそうだからな。昇格したら超闘祭に出させようと考えてたし。

 すると、宿のドアからノックする音が聞こえて扉が開くと、一人の男が入ってきた。


「失礼します。大会の運営の者ですが、光の兄弟、エテア、アルティメット、チームソードの方々は全員いますか?」

「俺等の方は全員いるけど他は……」


 俺は他のチームの方を見た。


「エテアは全員いるよ」

「アルティメットもだ」

「チームソードも全員いる」


 ユール、ブラーク、キルカがそう答えた。


「だとよ。で、運営が何の用だ?」

「明日のタッグマッチに出場する方をこちらの紙に記入してもらいたいのです。その方は明日の午前には出ない様に調整致しますので」


 それは良いな。下手したら午前と午後、両方に出るかも知れなかったからな。

 俺は二つの欄が書かれた紙を受け取ると、それぞれの欄に、『ガクラ』と『エスティー』と記入した。


「ほれ。書いたぞ」

「ありがとうございます」


 俺が紙を渡して少しすると、他の三チームも紙を渡しに行った。


「ありがとうございました。では、私はこれにて」


 運営の男は頭を下げると宿を後にした。


「他のチームは誰が出んだろうな」

「さぁな。誰が相手でも全力で挑むだけ、だろ?」

「確かにな」


 俺とエスティーは相手が誰になるのか少し楽しみに待ちながら四日目が来るのを待った。

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