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超人種族の異世界英雄記  作者: 至田真一
全校対抗戦
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光の兄弟VS戦闘獣

「オラァ!!」


 エグラルの拳が戦闘獣の顔に命中する。

 赤い腕に黒いラインが入った白い体に、頭に四本の小さな角が生えた、人間の姿と同じ筋肉質な本来の姿のエグラルは、硬質な背面に三本の爪、下に曲がったクチバシに頭に一本の角が生えた戦闘獣を相手にしていた。

 拳を受けて後退した戦闘獣は爪で攻撃すると、エグラルは片腕で受け止めてもう片腕で腹に拳を入れると何度も殴りつけて吹き飛ばす。

 腹を殴られた戦闘獣は手の爪から小さな光弾を撃ちだした。

 エグラルは両腕を広げると回転して光弾を弾き返すと、戦闘獣を回転しながら何度も殴りつけて最後に強い拳で殴ると戦闘獣は吹き飛び倒れる。


「へっ! ……うおっ!?」


 突然横から光弾が飛んできて、エグラルは間一髪腕でガードした。

 光弾はシュラルが戦っていた戦闘獣が放ったものだった。

 鋭い爪に二本のトサカと長い牙を生やした戦闘獣がエグラルに近づいて行くと、シュラルが蹴りを入れて阻止した。


「すみません父上!」

「問題ねぇ。行くぞ!」

「はい!」


 頭には横に伸びた短い二本の角に緑色の上半身に白の下半身の本来の姿のシュラルは走りだして飛び蹴りを当てると、戦闘獣は爪で反撃するがシュラルは蹴りで防ぎ、続いての攻撃も防ぐとそのまま回し蹴りを当てて戦闘獣はよろめく。


「行くぞ、シュラル」

「はい」


 エグラルとシュラルは上空に飛ぶと、二人が戦っていた戦闘獣が二人に向けて頭の角と口からの電撃を放った。


「極光拳!」

「極光脚!」


 戦闘獣の攻撃の中を突き進みながら、エグラルの光の拳とシュラルの光の蹴りが戦闘獣に命中すると爆散し、二人は爆煙の中から飛び出し地面を滑り立つ。


――――――――――――――――――――


 戦闘獣が口から火を吐くと、ノクラーは横に跳んで避ける。

 緑と白の体に頭に短い三本の角が生えた本来の姿のノクラーは、頭の角から三本の光線を放ち戦闘獣に命中させる。

 ノクラーが戦っているのは、鋏状の手に蟻のような顔をした戦闘獣だ。

 戦闘獣は手の鋏でノクラーに襲い掛かると、ノクラーは光素で自分専用の武器である赤い棍を出して防ぐと、弾いて棍で殴りつける。

 戦闘獣は再び口から火を吐くと、ノクラーは棍の先端から竜巻を放ち火を押し返して戦闘獣に命中させ後ろに倒れる。


「うらぁぁぁ!!」


 ノクラーは棍の先端から竜巻を放ち、起き上がった戦闘獣を捕らえ空に放り投げると、棍の先端にエネルギーを溜めた。


「クラッシュロッド!」


 溜めたエネルギーを空に投げた戦闘獣に向かって放つと命中し、戦闘獣は爆散した。


――――――――――――――――――――


 青い体に頭に二本のトサカが生えた本来の姿のファルクは、手で手刀を作って力を込めると、手の甲にあるクリスタルが光り、手に青い光が纏った。

 相手は、左手は鎌、右手はハンマー、頭には剣の形をした角が生えた姿をした戦闘獣だ。

 戦闘獣は左手の鎌でファルクに切りかかると、ファルクはしゃがんで避け、立ち上がると同時に手刀で戦闘獣を切りつけてそのまま背後に移動する。

 戦闘獣は振り向いて頭の角から光線を放つと、ファルクは上空に飛んで避け、手刀から斬撃を放って戦闘獣に命中させる。


「晩飯前の良い運動になるなこりゃあ」


 ファルクは、手刀をこすり合わせてキンッと金属音を鳴らすと両手を近づけて手刀のエネルギーを集める。


「スラッシュレイン!」


 ファルクは集めたエネルギーを戦闘獣の頭上に向けて投げると、エネルギーの塊から無数の斬撃が戦闘獣に降り注ぎ、切り刻まれていった戦闘獣は爆散した。


――――――――――――――――――――


 フォクサーはジャンプして戦闘獣の顔に向かって二回蹴りを当てると戦闘獣は顔を押さえてよろめく。

 狐色の体に頭に一本の角が生えた本来の姿のフォクサーは、背中に大量の突起物が生えた姿の戦闘獣と対峙していた。

 すると戦闘獣は力を溜めるように体を丸めると、体を広げて背中の突起物から大量の光弾のミサイルが放たれた。


「凄い数だな。でも、撃ち落せない数じゃない」


 フォクサーの頭の角が光ると、角が取れてフォクサーが右手で掴むと銃に変形した。

 フォクサーは銃を構えて向かってくる光弾のミサイルを狙い光の銃弾を撃つと、一つも外すことなく光弾を全てを撃ち落とすと、フォクサーは最後に撃ち合いで出来た煙の向こう側の戦闘獣に向かって二発撃つと、見事に戦闘獣に命中した。

 フォクサーは銃口にエネルギーを溜めると、戦闘獣が指から光弾を連射してきた。


「チャージショット!」


 溜めたエネルギー弾は光弾を弾き返していき、戦闘獣に命中すると爆散した。


――――――――――――――――――――


「はあっ!」


 レイルは光のリングを作ると、それを戦闘獣に向かって投げた。

 それに対して戦闘獣は、口から火の玉を吐き相殺した。

 白の上半身に水色の下半身。頭には横に伸びた短い角と前髪を結んだかのような黄色い毛が生えた本来の姿のレイルは、白い体に長い耳をした兎に似た姿をした戦闘獣と戦っていた。

 戦闘獣は目から光弾を放つと、レイルは体を捻らせたり回転させたりと、まるで踊っているように光弾を避けていく。

 避けている間も、隙を見てはリングを投げて攻撃している。


「早く終わらせたいな」


 戦闘獣が吐いた火の玉をレイルは上に飛んで避けると、戦闘獣は飛んだレイルに向かってもう一度火の玉を吐くと、レイルは空中で一回転して避けて着地すると、両腕を交差させてエネルギーを溜める。


「リングストーム!」


 両腕を広げて無数の小さな光のリングを放つと、戦闘獣はそれらを浴びて爆散した。

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