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超人種族の異世界英雄記  作者: 至田真一
訪問、光の兄弟の屋敷
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到着、光の兄弟宅

「うわぁぁぁ」


 魔方陣に乗って移動した皆は目の前の光景に驚き感激している。


「ん? ああ、お前等か」


 近くのベンチで横になっているエスティーがセーユ達に気付いた。


「あっ、こんにちはエスティーさん」

「ガクラから聞いてるぞ。勉強会だってな」

「はい。そのガクラさんは?」


 エスティーが指差すと、その先にはガクラが全身に鎧を身に纏っている人物と戦っていた。


「あれは……わっ!」


 セーユが近づくと、汗だくで座り込んでいるクラカがいた。


「あ、皆ぁ~来たんだぁ~」

「う、うん。どうしたのそんなに汗だくで」

「え? 父さんの……ハァ、特訓だよ……」


 クラカは息を切らしながら言う。


「じゃあ、今ガクラさんと戦ってるのって?」

「ガネンだよ~」


 それを聞いた皆はガクラとガネンの特訓を見ていた。


「ふーーーっ」


 全身鎧に包まれたガネンは、深く息を吐くと目の前のガクラに向かっていった。

 重い鎧を着ながらも、拳や蹴りをガクラに向かって放つが、ガクラはそれらを軽々と避けていく。

 避けていく中で、ガクラは隙を見てガネンに蹴りを当てるとガネンは後退しよろつくとガクラは拳を放つ。


「うわっ!?」


 ガネンはジャンプして避け拳は地面に当たるが、ガクラはすぐにジャンプしてガネンの後ろから蹴り飛ばす。


「ぐわぁ!!」


 蹴り飛ばされたガネンは地面を転がると、周りに張ってあるバリアに激突する。


「よし、ここまでにすんぞー」

「痛たたた……分かった」


 ガクラは着地してそう言うと、ガネンは腰のあたりを押さえながら答えた。

 ガクラはガネンの鎧の背中にある丸いパーツを回して鎧のロックを解除すると、鎧からプシューと煙が出て、ガネンは頭に被っている兜を脱ぐと、ガネンの顔は汗だくだ。

 周りのバリアが消え、二人は屋敷の方に歩いて行くと、生徒達に気付く。


「何だ。お前等もう来たのか」

「はい。お邪魔してます」


 勉強会にやってきた生徒達は、軽く頭を下げる。


「ガクラ、ガネン、特訓お疲れ。はい水」

「おぉ、サンキュー」


 水を持ってきたクカナが、ガクラに水を渡した。


「あっ、生徒の皆もゆっくりしていってね」

「は、はい」

(誰この人?)


 クカナは世間にあまり知られていないため、生徒達は当然知らなかった。


「はいガネン、水」

「ありがとう、母さん」

『母さん!!?』


 ガネンの言葉に、生徒達は驚く。


「あ~、クカナはあんまり知られてないんだよな」

「そうだよね、それじゃあ。初めまして、ガクラの妻で、ガネンとクラカの母のクカナです。よろしくね」

「はい。よろしくお願いします」

(若っ。いや、ガクラさんも十分若いけど。……にしても)


 セーユはクカナの胸をジッと見ていた。


(ホントにアスレルさんより大きい)


 セーユが心の中で落ち込んでいると。


「ゴホォォォ!」


 鳴き声を上げて、ディークがガクラに飛びついた。


「おぉディーク。よしよーし」


 飛びついたディークを、ガクラはポンポンと頭を撫でた。

 なお、ディークを見た生徒達は、距離を出して離れている。


「どうした、お前等?」

「いや、光の兄弟の所にホーンコングがいるって話は聞いたことがあるんですけど……。やっぱり、本物の一級の魔物は怖いですよ」


 魔物の中で特に危険度の高い魔物は、上から一級、二級、三級と定められており、一級の魔物は下手をすれば国の軍隊が出動する程である。

 ディークこと、ホーンコングはそんな一級の魔物である。


「大丈夫だお前等。ディークは俺達の言うことをしっかり聞くから安全だ」

「そう言われても……」

「魔物自体、あまり見たことないのにいきなり一級はね」


 不安だらけの生徒達は、全く近づけずにいた。


「流石にいきなりはやっぱ無理だから、これからゆっくりでいいんじゃね?」

「だな。すぐに慣れるだろうし」


 ガクラとガネンがそんな話をすると、ガネンは勉強会の準備をするため、屋敷に入った。


――――――――――――――――――――


 ガネンとクラカが準備を終え屋敷を出ると、皆と一緒に敷地の端っこにある二階建ての建物の図書塔にやってきた。


「凄い本の数ね」


 中に入ると、壁一面にある本の数に皆驚いている。


「ここには世界中のいろんな本を集めているからな」

「確かにここなら、勉強に向いてそうですね」


 その後は皆は、塔内にあるテーブルと椅子に移動して勉強会を始めた。

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