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私が架けた虹の橋  作者: 北畠義顕
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第四話 視線

                第四話 視線




  「僕と付き合ってください!」


 「ごめんなさい><」


 「美里今月何人ふったのよー」琴ちゃんが呆れ顔で会話の口火を切る

 「ほんとにうらやまだよー」と優菜がため息をつく。

 「あたしらお互いがいなかったらいつでもお一人様だよ」

 「ほんとだねー」口数の少ない沙織はクスクス笑う。

 「美里以外にも美少女が三人も揃ってるのに世の男共はどうだかねー」優菜は遠い目をしてつぶやく。

  私もつられて笑ってしまう。


 私は恋をしたことがない。ピアノに全てを捧げてきた。それぐらいでないとあの成績は残せない。私はピアノをやめた。これからはどうするのかわからない。


 彼氏作って一年ラブラブに過ごす?死ぬまでに処女捨てる?

 無いな さっき告白断ったばかりだし第一付き合う男の子にこんな一年後に死ぬ女失礼だよ。


 処女?処女であろうがなかろうが死んだら同じだよ。


 うん 恋はしない。


 私は高校二年生、つまり死ぬときには在学中である。元々成績上位でありなんの不安もないが受験はもうないから一生懸命勉強する必要もない。進級時生きてるかはわからないが落第さえしなければいい。そしていつもと何も変わらない授業が終わる


 いつもと同じ自転車


 いつもと同じ風景


 いつもと同じ帰り道


 私はまた河原のグラウンドの前で自転車を止めて座り込んだ。

 帰ってもすることないし。テレビも面白くない。スマホもさわりたくない。

 学校でも家でも空虚に支配されている。


 グラウンドにはまた子供の野球チームがいた。そしてまた私服の男の子を突き飛ばしていた。


 何度も何度も……。」


 近くの監督やコーチ?保護者らの大人は見て見ぬ振りのようだ。


 やがてその子はグラウンドを離れ道まで上がってきた。

 その子と目と目が合ってしばらく目が離せなかった。

 決して恋なんかではないが本当に一瞬だったが目が離せなかった。

 少年は目線を外し私の横を通り過ぎようとした。

 私は無意識?か、わからないが何かに支配されているように口を開いた。


「ねえ ボク いじめられてんの?」

お読みいただきありがとうございました。この作品はフィクションです。登場する人物・団体・出来事はすべて創作であり、実在のものとは関係ありません。

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