プロローグ
ジリジリと早朝から騒がしいアラーム音が鳴り響く。手が届きそうで届かない微妙な位置置いてあるスマートホンに無理やり手を伸ばしてアラームを止める。
「まだ6時か、もう少しだけ、、、、、」。
今日は朝8時からのいつも通りの出社だ。いつもなら7時のアラームで目を覚まして、朝食と身支度を済ましてから自転車で出社する。この流れで10分前には着いて仕事を始められる。夜遅くまで新作ゲームに熱中していたせいかまだ眠い。
「あと5分だけ、、、」。そう心に言い聞かせると、もう一度だけ目を閉じた。
30分後に目覚ましのスヌーズ機能でもう一度目を覚ました。半開きの目で画面を見つめるとまだ6時30分。まだ余裕がある。7時には起きる予定なので、また目を閉じようとしたとき、月曜日の3文字が目に入る。寝てもいいはずなのになぜか釈然としない。一応念のため、仕事用で使ってるメモ帳を鞄から引っ張り出して2050年8月10日月曜日の今日を急いで確認する。
社内月次会議のため早出、7:00出社\(^o^)/
7:00出社。現在6:32分。脳がはっきり状況を理解する前に身体はすでに動き出していた。
現在6:40分。急げば15分で着くのでまだ詰んでいる訳ではない。焦りに焦っているのか自慢の黒スーツのボタンを掛け違えている。が、そんなことはどうでもいい。そのままにして靴下を履いて、部屋の電気を消して、戸締りと火の元を確認して、玄関でお気に入りの運動靴を履いて、1人暮らしだけど挨拶は欠かさずに、
「行ってきます!」。
そう言って家を出た時に、私こと、エアリスの脚は、音を置き去りにした。
どうもこんにちは、さもんです。まずは「絶対に転生させたい女神のお話」を読んでいただきありがとうございます。まあまだ始まったばっかりなので長い目で見てください。不定期ですが早期投稿できるように頑張ります。これからもよろしくお願いします!!!!!!!!