探索
やあ、邪神だ。
今回は、作者を眠らせて(物理)俺が前書きを占領している。そう言えば作者は『邪神と主人公の念話設定入れたい』とか言っていたな。いつか念話設定がつくかもしれない。覚えておくと良いだろう。
さて、探索を進めていく訳だが、主に建物の中を見ていったりするだけなんだなぁ・・・。
俺は一番近くの家に入る。ちなみにさっきのスケルトンは、俺の後ろについて来ている。
家の中を探すと、結構良いものが手に入った気がする。
革のベルトとナイフ(鞘付き)だ。ベルトは色々着いているから、ナイフはここに着けておこう。後、洞窟で手に入れた剣も、着けることが出来た。剣は鞘が無いから良かった。
次の家に行くと、中でゴブリンが待ち伏せしていたようだ。ちょっと避けて切りつければ、すぐ死んだが。待ち伏せと言っても、ドアの側で立ってるだけだしな。この死体でもう一体スケルトンを作る。ゾンビとレイスは後にしよう。
その後も家を探索したが、特に何も手に入る事もなく。ただ、ゴブリンが出てきて殺しているだけだ。最後の家を見るところだ。俺は家に入る。
急に横から槍が出てくる。
俺は咄嗟に後ろに跳び、ギリギリ回避する。そのまま後ろに下がり、家から少し距離をとる。すると、中から槍の持ち主が出てきたようだ。
手入れされていると思われる金属槍を持ち、体には革の鎧を着けている。俺は鑑定で、あのゴブリンのステータスを見る。
ゴブリンウォリアー
レベル5
HP40/80
MP0
攻撃力50
守備力50
素早さ10
魔力0
こいつは今までのゴブリンと違う。明らかに強い。大きさは二メートル位だ。HPは何故か消耗しているが。突然だが俺もゴブリンを倒していたらレベルアップしたんだ。
テッド
魔王
レベル5
HP30/60
MP11/40
攻撃力60
守備力90
素早さ40
魔力40
あのゴブリンと同じレベル5だ。因みに死体は全てスケルトンにしているのだが、スケルトンは、周りの家の中で待機している。家の中だと不意打ちがしやすいと思ってな。
・・・その結果がこの1対1の状況を作り出しているわけだが。
ゴブリンを前に俺は剣を抜いて構える。
「グギャーーッ!」
そう叫びながらゴブリンが一歩踏み出して、槍を突き出してきた。俺は右に跳んで回避する。そのまま俺はゴブリンの槍を掴む。ゴブリンは槍を振り回して、なんとか奪い返そうと必死になっている。
俺はゴブリンの右足に蹴りを入れる。少しゴブリンの体勢が揺らぐ。その隙を見て、俺は剣をゴブリンの右手に振る。
ゴブリンの手から、右手が落ちる。ゴブリンは絶叫しながら、体勢を崩して膝をつく。俺は低くなったゴブリンの首に剣を振り落とす。
ゴブリンの首が落ちる。
・・・ステータスを見てみよう。
テッド
魔王
レベル7
HP30/70
MP11/50
攻撃力60
守備力100
素早さ50
魔力40
とうとう守備力が100を越える。それ以外は、説明するまでもない。さて、こいつはスケルトンではなく、ゾンビにしようと思う。理由は、まあ新しいのを使ってみたいだけだ。早速かけてみる。
ゾンビ召喚!
スケルトンと同様に霧のような何かに包まれる。やがて晴れると、そこにはさっきのゴブリンをそのまま腐らせたようなやつがそこにあった。しばらくすると、起き上がった。臭いは俺は感じなかった。半分レイスだからだと思う。さて、探索は終わったし、これからどうしようか。
ここは、フーリス大陸にある国、アルフレッド国と言う。場所は、大陸の中央に近いやや右下に位置する。そこに一人の勇者がいた。
「ゆ、勇者様、本当に行かれるのですか?」
僕はクリス。勇者だ。僕は今から迷いの森、正しく言ったらジュノの森に行こうと思うんだ。何故かって?僕は迷いの森の謎を解きたいと思っているんだ。謎と言うのはね、
曰く森に入ると帰って来ない、
曰く森の中にはアンデッドがさ迷っている、
曰く、そのアンデッドはゴブリンの死体でできている、
という感じだ。実際に見た人もいないから分からないんだけど、森に入って出てきた人は事実、一人も居ないんだ。ただ、森に入らなければ何も起こらないから、森に入って消えた人が出ても、近くの村の人達は何も出来なかったみたい。そこで、僕が森の謎を解き明かして、近くの村の人達を救ってあげるんだ!
「大丈夫だって!クリスは死なねえよ!」
そう言って笑っているのは、僕の仲間のウゾーだ。彼は巨大な盾を持っていてすごく頼もしい奴なんだ!
「そうよ!クリスなら大丈夫よ!」
ウゾーに相槌を打つのは、シーラ。魔法使いで、彼女の火の魔法は凄いんだ!スケルトンなら、一発で倒せるんだ!
「わ、私は少し心配ですけど・・・」
そう言って縮こまっているのは、ミラ。回復魔法が使えるんだ!彼女の魔法で何度も助けられたね!
「よし、じゃあ行こうか!」
「おうよ!早く行こうぜ!」
「ふふ、久しぶりの冒険ね!」
「ほ、本当に行くんですかぁ」
そう言って僕らは町を出た。
「おい、あいつら行っちまったぞ。どうすんだ?」
「どうするも何も、放っておくしかないだろ。俺らは止めたけど、あいつらは無視して行った。それだけだ、仕事に戻るぞ。」
「そうだな、どうなろうと俺らの知った事じゃない。」
最後に町の人が言った言葉は聞き取ることが出来なかった。
勇者登場!
戦闘シーン頑張ります。