命を憎む
どうもスプラッシュです。
他の作者さん達は凄いですね。
私は中々上手く書けません。
「俺の家?」
「ああそうさ、お前の家だ。まあ見とけよ。」
そう言われて見ていると、家の前に人影が写った。
「俺!?」
そう、家の前の人影は俺だった。
「これはお前が死んだ日で、これは、お前が死ぬ直前だ。」
俺が死ぬ直前?
と言うことは俺はこれから死ぬのか?ともかく見ないと分からない。
いつの間にか俺は家の中に入っていった様だ。そしてそのすぐあとにも近所のおばちゃんが警官を二人連れて、俺の家に指を指しながら、警官に何かを話していた。そして警官が家にゆっくりと入っていく。いつの間にか回りには野次馬が一杯いた。
そして、しばらくすると、警官二人が、おっさんを連れて、家から出てきた。そのまま外で待機している。
更に待つと、救急車が俺の家の前に停まった。そして救急隊員が家に小走りで入っていく。よく見ると野次馬の中に、親友の西山純がいた。捕まったおっさんは、いかにもな顔をしていた。目付きが悪く口回りは髭が生えていた。
しばらくすると、救急隊員が出てきた。
そして、二人の隊員は縦に並び、間には俺が倒れていた。かごのようなものに乗せられているのだろう。それを見た西山の顔が大きく変わった。他の野次馬を押し退け、俺に抱きつくと、大声で泣き始めた。
「テッド!?嘘だろ!?返事してくれよ!」
親友は暫くそうしていただろうか。急に邪神が手を少し動かした。そしてその直後、捕まったおっさんに警官が本来ならば到底聞こえないような声でこう言った。
「人間生きていればどうにでもなるものですよ。」
は?
俺はその言葉を聞き逃さなかった。
生きていればどうにでもなる?
…ざ……な
ふざけ…な
「ふざけるなああァァァァ!」
俺が叫んだ瞬間邪神の顔がニヤリとする。
「生きていればどうにでもなる?じゃあ死んだ俺はもうどうにもならないのかよ!自分が何も問題が無いときだけそんなことを言いやがって!俺は死んだからどうにもならならいが、あの強盗殺人のおっさんはまた平然といきるのかァ!ふざけるな、ふざけるな、フザケルナァァァ!」
「なあ、生きてる奴等が憎いと思わないか?殺したいと思わないか?全て奪いたいと思わないか!」
ニクイ…
コロシタイ
スベテウバイタイ
「俺はお前にそれを叶えられる方法を知ってるぜ?」
その言葉を聞いた途端急に落ち着いてきた。
「邪神!今すぐその方法を教えろ!」
「まあまあ、焦らないで。何、簡単なことさ。異世界で全員殺せばいいのさ。」
「異世界で?この世界は無理なのか?」
「この世界は諦めるんだね。仕方ないよ。ただ異世界なら好きなだけ殺せるよ?自分は安全だと思い込んでこんな狂言を吐きだす奴等を好きなだけね?」
異世界なら奴等みたいなのをいくらでも殺せる。
・・・やるしかないだろう。
「ああ、その話、乗った!」
「いいね!じゃあ早速・・・」
「待ってくれ。向こうでの名前とか色々やらなきゃいけないことがあるだろう?」
「ああ!すっかり忘れていたよ!嬉しすぎてついね!それじゃあ早速決めようか。じゃあまず名前から!別にこのままでもいいけどそれだと同じ転生者に転生者だとバレちゃうからあまりお勧めしないね。」
「そうだな、名前は、じゃあ、テッドだ!」
親友のことを忘れてしまってもこの名前ならすぐ思い出せる。親友は親友だからね。
「なるほど、親友ね、それでいいかな。じゃあ次は容姿!」
「容姿か。そうだな・・・。決めた、黒髪黒目で良いよ。」
「ok!じゃあそれにするよ!」
容姿はまあ奇抜過ぎてもアレだしこのままでもいいと思ったからだ。
「で。・・・次が最後で一番大切なんだけど。」
な、なんだよ。妙な威圧感かけるなよ。
「種族は、半人半霊でいいかな。」
「半人半霊?」
聞きなれない単語につい聞き返してしまう。
「ああ、半人半霊さ。半分実体があり、半分実体がない。そんな感じさ。」
駄目だ、よくわからん。体の右半分と左半分で分かれてるとか洒落になんねえよ。
「ああ、安心して。理科の人体模型じゃ無いから。まあ効果を言ってしまうと、物理攻撃を少し受けにくくして、魔法もそれなりに耐えられる体さ。」
「なんだって最強じゃねえか。」
「まあ最強では無いんだけれどね。普通アンデッドは魔法にとても弱いんだ。属性問わずにね。だけど半人半霊は両方の耐性を持っているのさ。」
おお、凄いぞこれ。
ん?待てよ。アンデッド?俺転生しても死んでるのか。
「だって全ての生物を殺すのに自分が生きてたら気分悪いでしょ?後、半人の方はただの肉体だから。要は生きてないってことさ。」
それでいい、もう聞くことは無い。邪神細かい気遣いありがとうよ。
どうしても長く書けません。
難しいですね。