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ブロローグ

私の初めての作品となります。良ければ読んでいって下さい。

俺の名前は寺田銅。自分で言うのも何だが普通の高校生だ。俺は今高校二年生で、今家に帰っている。俺は最近ネット小説にハマっている。そのせいで点数が落ちてきたが、あまり気にしていない。


「じゃあなテッド!また明日な!」


こいつは俺の友達の西山純だ。いつも元気で、驚くほど頭が悪い。なんで高校に行けたのか不思議な位だ。ただ、こいつは中学生時代からの親友だ。ゲームではとても気が合う。ちなみにテッドと言うのは俺のゲームでの名前だ。それがいつの間にか俺のあだ名になった。


「おう!またな!」


俺もさっきの返事を返す。俺は基本的にあまり喋らない。さっきみたいに大きい声で返すのはあいつだけだ。あいつがいたから俺は、高校に行っている。あいつがいなけりゃ今頃家に引きこもってるさ。ところで、俺の家族は、父さんと母さん、そして爺さんと婆さんがいる。爺さんと婆さんは母さんの方だ。父さんの両親は死んじまった。俺の両親は小さな飲食店をやっている。夫婦で共働きだ。俺は一人っ子なので、夜はいつも爺さんと婆さんと俺で、三人でいる。少ない稼ぎで俺にゲームとかを買ってくれて、今ではとても感謝してる。その割には引きこもろうとしているんだが。父さんは、怒ると怖いが俺の人生は俺が決めればいいと言ってくれたりする、とても優しい人だ。母さんは、俺にとても甘く、父さんにいつも言われているが、結局甘くしてしまう。爺さんは、ただ一人の孫である俺を、とても可愛がってくれた。婆さんは、爺さん同様にとても可愛がってくれていた。今日は定休日だから、家族皆家にいる。家族の顔が早く見たい、早く帰るか。



さて、俺の家は、二階建ての木造建築だ。結構前の建物らしいから、近々改装するそうだ。俺は家の前に立ってインターホンを鳴らす。本来は、すぐに声が帰ってくる筈だが、何故か今日は返事がない。

不思議に思い、もう一度鳴らす。

やはり返事がない。

仕方が無いので玄関のドアを開ける。




何故か玄関の鍵が空いている。

何故だ?家族は常に戸締まりをきっちりするはずだ。何故鍵が空いている?

用心してドアを開ける。


「!?」


すると何故だか

鉄のような臭いがする。

鉄。凄く嫌な予感がする。小説の読みすぎか。そうでありたい。そう思い込ませて家に入る。どんどん臭いが強くなってくる。

するとその時、何か赤いモノが見える。嫌、赤いモノではない。シミだ。赤いシミ。冷や汗が流れる。そのまま奥に進む。そして見えた。見えてしまった。

赤く染まった床にある赤く染まった人の手が。


「うわあぁっ!」


思わず悲鳴を上げる。意を決して部屋に入る。目を閉じて。そして開けた。

そこに見えたのは

・・・家族が血を流して倒れている姿だった。


「嘘・・・だろ・・」


思わずそう呟く。膝から崩れ落ちそうになった瞬間、後ろで物音がした。


「誰だっ!?」


そう声を上げて後ろを振り向いた、

瞬間、腹に鋭い痛みがする。尻から後ろに倒れる。俺を刺した誰かを見るより先に、


「お前が・・・殺ったのか?」


そう呟いた。そして誰かは、俺がそいつを見るより先に俺にトドメを刺した。そして目の前が真っ暗になっていき、俺は意識を手放した。




気がつくと、俺は四角い部屋にいた。俺は部屋の端に置いてあるベッドで寝ていた。俺はこの光景にある記憶が飛び回る。俺が読んでいた異世界転生系の小説のテンプレだ。テンプレ通りならばここに神が出てくるはずだ。


「お、起きたぜ」


予想通り声が聞こえる。ただ違うのが、おじいちゃんっぽい声ではなく、結構イケボだったことだ。


「おい、人を年寄り呼ばわりするな。まあ俺は神だから人じゃねえし、人から見たら年寄りなんてもんじゃねえけどな。」


そう言って神?は、はははと笑う。確かに神は人から見れば・・・

待て、俺の心が読まれている?


「ああそうだ、神は心も読めるんだぜ。」


そう言ってまた笑う神。成る程、神だしそれくらいアリか。


「貴方は神様ですか?」

「ああ、俺は神だ。まあ邪神だけどな。」


俺は疑問を口にすると神は答えた。邪神?なんで邪神なんだ?


「ああ、それはお前を異世界転生させるからさ。」


邪神はそう答えた。


「異世界転生!?出来るんですか!?」

「出来るさ。そしてお前を転生させるのが邪神の俺なのは、あのクソ女神からお前の魂を奪い取って来たからさ。」


俺は異世界転生を素直に喜んだが、邪神の物騒な発言を聞いて、少し考えた。邪神とは大体は神の敵のような存在だ。そして、その邪神に転生させられると言うことは・・・


嫌な予感がする。


「はは、そうさ。邪神は神の対なる存在さ。俺らはずっと争って来たのさ。俺たちはお前たちの言う剣と魔法の世界で、勇者や、魔王を産み出して戦って来たのさ。そして俺たちは、異世界からお前のように、死んだ者の魂を能力を付けて転生させて来たのさ。」


うん。やはりか。そんなことだろうと思ってたよ。そして俺は邪神だから、魔王なのかな?


「物分かりがいいなお前。ここまで理解が早いやつも珍しいぞ。で、俺はお前を魔王として転生させる訳だが、一つ、見てもらいたいのがある。」


そう言って神は、指を鳴らした。すると、そこに画面が出てきた。そしてそれを見るとそこには、俺の家が上から写されていた。

み、短い・・・

次はもっと長く書けるよう頑張ります。

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