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また皆といっしょに。


 新年会はあっという間に終わって、私はまた皆と一緒に暮らしたいことを、帰り際に皆でお茶をしながら話題に出した。


「どうかな、時間が限られていて会える人も限られているのなら、私は皆と一緒にいる時間を沢山貰いたいと思ったの」


「僕は賛成だ」


「あたしも賛成! 問題ないわ!」


 北斎と百合は嬉しげに両サイドから私を抱き締めてきた。

 照れくさい……! 勇気を出して言った甲斐はあったけれど、ここまで素直に歓迎されると照れくさい。

 甫坂さんがじっと写楽を見てから、紅茶を一口飲む。

 悩んでるらしい写楽にアドバイスしたいようだった。


「いつ何が起こるかは、未来はもう読めません。もう写楽さんは凡人なのですから。先に起こりうる危険を回避したい気持ちは、とても分かります」


「……魔女、何を言いたい?」


「魔王様を襲いそうでびびってるんでしょう?」


「違う! ただ薫の人生を思うと、前世にばかり固執していていいのだろうかと……」


「それこそ阿呆ですねー、魔王様は自ら貴方がた三人を名指しして、傍にいたいと仰ってるのにチャンスをふるんですね、どこぞの阿呆みたいに」


「……魔女、ふてぶてしくなったな! 判った、良いだろう、準備ができ次第迎えに行く」




 写楽は渋々珈琲を煽るように飲み、北斎と百合は嬉しげにハイタッチしていた。


「どこぞの阿呆って何? 何かよく判らないけど、甫坂さんのお陰で納得してくれてよかった、有難うね、甫坂さん」


「魔王様はお気になさらず。これでもね、貴方達の行く末が楽しみなもので」


「他人行儀だな、お前ら。名前で呼び合えばいいのに」


「先生、それは、あの、照れるので駄目です。NGです」


「お前が魔女だと判明した今ならば、構わんだろうが! この世界に馴染むには、この世界のルール通りにいけばいい。この世界では、お前は甫坂久哉なのだろう?」


「――先生は、目の前にコンクリートの壁があっても、拳で破壊するタイプですね」


「龍だからそれくらい他愛もない」


「じゃあ、兎に角、改めて宜しくね、皆」



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