表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/18

旅立つ時

 少年、天音セツナは虐められっこだ。

 高校に入学してすぐにガラの悪い奴に目を付けられそれ以降殴る蹴るの暴力からパシリまで、何でもさせられていた。

 虐められる理由にセツナに思い当たる節が一つあった。それは己の顔である。セツナは男なのに対し顔つきがとても美少女なのである。くりっとした大きな目に、長いまつ毛、潤いを帯びた唇。それは完全に普通の女子よりきれいであった。髪は肩口で雑に切られていて少し長め、声も男子にしては高い。そんなセツナは初見では女と見分けがつかないのだ。


入学してその容姿から、すぐに周りから浮いてしまったセツナがいじめの対象となるのに時間はかからなかった。


「うっ!」


 今日も体育倉庫裏でセツナは殴られる。綺麗なその顔を苦痛に歪ませ必死に痛みに耐える。殴った人物は同じクラスの男子生徒、品川祐介。見るからに不良な生徒。セツナはいつも祐介のサンドバックにされる。顔は狙わず腹、背中、足。服で見えないところばかり殴られる。


 殴り終わると、セツナのサイフから札を抜き取り何処かへと立ち去って行く。

 

 「はぁはぁっ!……おわ、ったぁ」


 殴られたところをさすりながら、仰向けに倒れる。空が青く澄んでいて、その美しさがセツナを見下しているように思えセツナはそれを見るのをやめ横を向く。

 苦しく、辛く、苦痛な日々。セツナはいじめというものには今まで合ったことはなかった。それは、セツナの出身が田舎の学校だからというのが大きい。

 

 小学校と中学校が町内に一つずつしか存在していなかったので学年全員が幼馴染で仲が良く、もし虐めを起こそうものなら周りとの関係もすべて無くなり学校内で完全に一人になってしまう。逆に虐められている方は周りから気遣われ、優しくされる。


 だから中学までは虐めに出会わなかった。しかし高校は街の外の高校で、知り合いが偶然いなくなってしまった今、セツナは自分の容姿が実に厄介な物なのかを痛感した。


 理由もなく殴られ、金をとられ……。セツナは悔しさで涙を流す。


 「なんで、なんで僕がっ!」


 そんな叫びは誰に聞かれることもなく、ただ青い空だけがみじめに倒れるセツナを見下すだけであった。 

 しばらくその場に打ちひしがれていると、予鈴の音が遠くから聞こえた。 人目につかない体育倉庫裏は校舎からかなりの距離があり、チャイムや予鈴もわずかにしか聞こえない。


 あの教室に行きたくない。行くことで品川祐介と顔を合わせることが嫌だった。でも、行かなくては次の休み時間また祐介に暴行される。セツナはしぶしぶまだ痛む体を引きずりながら教室へと戻った。


 教室に戻ると、騒がしかった雰囲気が一気に静かになりやがて立ち歩いていた者も自分の席に戻っていく。明らかにセツナがいることに対し嫌悪感を抱いているクラスメイト達の態度。

 

 セツナが虐められていることはみんなが知っていることだ。だからセツナがいると空気を悪くしてしまう。楽しい雰囲気をぶち壊しにされた生徒たちはセツナへのイラつきを表情に出す。中には舌打ちをする者までいる。セツナは、祐介の直接的な暴力の虐めよりも、この『手は出さないがお前の存在が嫌だ』というクラスメイトの態度のほうが精神的に苦痛であった。


 セツナはごく一般的な生徒だ。運動神経は中の下、勉強は中の上。ただ、顔だけが上の上(それも女よりに)で、普通だったここまで大きな虐めには発展しなかったはずだ。


 事件はセツナが入学してすぐ起きた。中学のころからいじめっ子で通っていた祐介は高校に入りセツナに目を付けた。

 最初は友達として仲良くなり、それからパシリ。気が付けばれっきとした上下関係が生まれていた。それを間近で見ていたクラスメイト達の中にいる天音セツナという人間の地位はどんどんと悪い方向へと進んで行ってしまった。だから、セツナはこのクラスでは誰からも下に見られているのだ。


 偶然だと思っていたセツナだったが先日祐介にわざとそうなるようにしたということを聞かされセツナは絶望した。

 

 セツナは考えていた。このままだと高校生活を祐介におもちゃとして扱われ、クラスメイト達には迷惑扱いされながら過ごすことになってしまう。


 ……それは嫌だ。


 だがセツナは強い筋力など持たず、体格のいい祐介相手に喧嘩など吹っかけようものなら秒殺されるだろう。どうすれば自分はいじめから脱することができるのか。それをセツナは最近考えるようになっていた。

 どうすれば痛みなく死ねるかを考えていた数週間前からは大きな進歩である。


 先生が入ってきたことにより授業が始まった。授業は苦痛だ。当たり前のようにびりびりにされ落書きで埋め尽くされたノートや教科書。これらを先生にバレない様に使用する。神経をすり減らしながら必死に、必死にバレぬように隠す。


 授業が終わり昼休みになった。


 セツナは教室で堂々と食事をする。虐められているのになぜ便所飯ではないのかというとそれは単純にセツナが母が作った弁当をトイレなんかで食べたくない。と思うのが理由であった。


 もちろんのことながら、一人である。一人での食事なのであっという間に食べ終わってしまう。

 食べ終わると席を立ちとある場所へ向かうのがセツナの日課。昼休み、祐介は友達といるのでこの時間だけセツナの自由時間である。


 足はある方向へと向かって動く。


 しばらく歩き、目的の場所に到着したセツナ。そこは屋上だ。普通の学校なら屋上は封鎖されているものであり、この学校もまたそうである。

 実際、屋上に出るためのドアには鍵がかかっていてドアノブを回しても開かない。そこでセツナはポケットから鍵を取り出し、何事もなかったかのように屋上に入った。


 鍵を手に入れたのは全くの偶然で、暇なお昼休みに学校の散策でもしようと思い、学校を徘徊していて、たまたま屋上に来た時にこれまた、たまたま鍵を閉め忘れ、たまたま屋上でせっせと子作りに励む教師たちの姿を見てしまい、口封じとして渡されたのが屋上の鍵だ。


 ちなみに教師の子作りはそれ以降見ていない。女の方が新人の若く可愛く生徒からの人気高い先生だったのでそれから一週間程は妄想でお世話になったのはセツナの墓場まで持っていく秘密である。


 セツナは屋上に出てから屋上の扉を閉める。

 これで、鍵を持つ教師以外入ることはできない。


「遅かったね。セツナ君」


 上から声がかかる。セツナが上を見ると一人の女の子が給水塔が置いてある少し高いところに腰掛けこちらを無表情に見ていた。


「ごめんなさい、氷上さんは早いね」


刹那を見下ろす少女、氷上つらら。メガネをかけたおさげの少女である。ちなみにセツナのクラスメイトであり。ある日、セツナが屋上に入っていくところを見かけて、それ以降クラスでは一切話さないがここではセツナの話し相手となっていた。勝手に屋上の合鍵を作られてしまっているので、セツナがいなくても屋上に入ることは少女には余裕のことだ。


つららは物静かな性格で、良くいえばクール。悪くいえばコミュ障。そんな子だ。メガネと髪が邪魔でよく見えないが彼女は実はかなりの美少女で、セツナは微かに恋心のようなものをいだいていた。


そんな彼女もクラスでは浮いている存在で、セツナが異常な程煙たがられて皆の視界に入らないが、セツナが居なかったら恐らくつららがいじめの対象となっていただろう。


そんな彼女と一緒にいてすること。それは……。


「ん……っあ…んっ……あっ……っはぁ!はぁはぁ」


セツナの目の前で顔を赤らめ息を荒くするつらら。目はトロンとしており、扇情的な雰囲気を放っている。そして、二人の距離は恐ろしい程近く、その口と口のあいだには一瞬白い橋が架かった。セツナは自分が好意を寄せる女性とキスをしていた。それも、舌を絡ませ合うかなり濃厚なもの。


どういうわけかある日つららの方からセツナに提案したのだ。キスをしてくれ。と……。

その時にはすでに好意をいだいていたのでセツナは躊躇いなくそれを受け入れた。理由を追及し「やっぱりやめた」と言われても困るので理由は聞いていない。


しかし、キスする度セツナは思っていた。もしかして、氷上さんは僕に気があるのではないか!?と。それと同時に今傍からはカップルに見えているのかなぁとも考えていた。


傍から見れば女子どうしでキスをしていたようにしか映らないのだが。


だがセツナはこの時間が大好きで今現在辛い思いをしてもめげることなく学校に来ているのはほぼこれのためだと言っても構わないだろう。


「きょ、今日はここまで……」


 そう言って袖口で口元を拭うつらら。その仕草にセツナは自分の鼓動が速くなっていることに気が付く。その行動を見ながらセツナは考えていた。もし、自分の手で虐めをやめさせることができたらつららに告白しようと……。


 つららがドアを開け屋上から去っていく。それを見送りながらセツナは今後どうやって虐めをやめさせるかを考える。


「僕が、あんなやつより強ければ……」


 放課後、セツナは一人でそそくさと帰宅する。


 しかし、その日はいつもと違うことがあった。いつもならすでに家についている時間にセツナはまだ家には着いていなかった。帰宅途中、人気のない田舎の山道で、バイクの事故を目撃したのだ。運転手には意識があり、苦痛で呻いているところをセツナは目撃したのだ。


 バイクはひどい有様で、運転手が助かったのは奇跡としか言いようのない有様だった。携帯を持っていないセツナは警察に連絡することも、救急車を呼ぶこともできない。運転手の携帯はバイクと一緒にバラバラに粉砕されてしまっていた。車もめったと通る道ではない。どうしようかとセツナは迷ったがとにかく運転手を近くの木陰まで運び様子を見ることにした。


 まず、白のフルフェイスタイプのヘルメットを外す。顔を見る限り、二十代くらい男性だと断定。その後、傷がどのようなものかを見ていく。


 幸い、頭部に大した外傷は見受けられず、今度はヘルメットと同じ色のライダースーツを脱がして体を見ていく。その時、男性が恥ずかしいからやめろと言ってきたが、セツナが自分は男だから気にするなと言うと驚きの表情を見せながらもわかったと呟いた。


 その顔がわずかに朱に染まっていることにセツナは気付かない。


 一通り見てセツナが思ったことは、まさにこの男性が強運の持ち主だったということだ。肌を露出していた場所がなかったからなのか擦り傷などは一切なく、唯一のけがと言えば左太ももの大きな青痣である。おそらく骨がぽっきりいっているだろう。


 どの程度の怪我かは分からないが、まあ、足なので命にかかわることはないと思うがあとで病院に連れて行こうとセツナは考えた。


 足の怪我以外に特に異常がなかったことを伝えセツナは男性に肩を貸しながら立ち上がらせとりあえず自分の家に招くことにした。傷ついている人を置いて帰るほどセツナの性根は曲がってはいない。

 肩を貸しながら歩くのは大変で、途中何度も転びそうになったが何とか耐え、体力の限界を超えても、必死に歩いた。

 

 家に着き玄関を開ける。するとセツナの母が飛んでやってきた。汗だくで息を切らすセツナと苦痛に顔を歪める男性を交互に見て、セツナの母は何の躊躇いもなく男性に肩を貸しリビングのソファーに運ぶのを手伝った。


 男性を寝かせ、痣に氷を当てる。急いで母は救急車を呼ぶ。


 セツナの家には車が一台しかなく、日中はセツナの父親が会社への出勤で使用しているため病院へ行くための足がないのだ。


 だからこういう時は救急車を呼ぶしかない。


 救急車が来るまでの間、男性は仕切りなしにセツナに話しかけていた。少し戸惑いながらもセツナも、男性と談笑していた。


 救急車がやってきて、男性が行ってしまうと天音家には静寂が訪れる。父が帰ってきて母が今日起こった出来事を報告する。すべてを聞き終えると父は、セツナの頭に手をやり、軽く撫でこう言った。


「……よくやった」

 

 その日はにやけながらセツナは床に就いた。


-・-・-・-・-・-


 次の日登校すると校門に人だかりができていた。何事だと思いながらセツナは小さい体をぴょんぴょんと跳ねさせ人ごみの中心にいる人物を見る。


 すると、中心にいた人物がセツナに声を掛けてきた。


「やっと、見つけたよ!」

 

 その人物は昨日セツナが介抱したバイクの男性であった。


 その男性はセツナを見つけるなりものすごくさわやかな笑顔を浮かべて右手をぶんぶんと振る。左手は松葉づえを握っていて、病院で骨折の治療をしてきたことが見受けられた。


「あ、えっと。昨日ぶりですね」

「そうだね!昨日ぶり!」


 周囲の視線が痛い。目の前にいる男性は、昨日はいろいろと忙しかったのでセツナは気が付いていなかったのだが、今日こうやって改めてみるとかなりのイケメンだったということに気が付いた。


 正直に羨ましいと思うセツナ。思わずがん見していた。

 男の顔をがん見など、周りから気持ち悪い目で見られたかもしれないと気付きすぐに視線をそらす。


 周りからは、美少女がイケメンを見ていたようにしか映らないのだが。


 その後男性は昨日の礼と、お詫びと言って紙袋をくれた。

 紙袋の中には昨日男性が来ていたライダースーツと同じ種類のライダースーツと、これまた同じヘルメットが入っていた。

 実は昨日、救急車が来る前、男性との会話で男性のライダースーツとヘルメットがカッコいいということを話していた。まさか、プレゼントされるとはセツナは思っていなかったが。


 貰ったもののどうしようかと悩むセツナ。セツナはバイクの免許を持っていないし、取る予定も特になかった。ライダースーツの使い道がないのだ。まあ、ヘルメットは自転車の時にでも使おうとセツナは考える。

 

 とにかくセツナは教室へ向かった。教室に入り全員の視線が突き刺さる。校門で浴びた物とは違う殺気立ったものだ。そこへいつものように祐介が絡みに来る。


「てめえ何もってんだ?よこせよ!」


 セツナの手から紙袋を奪い取ろうとする。あっけなく奪われ壊されるか、そのまま祐介のものになるというのがいつもの流れだ。しかしその時セツナは手を引いて紙袋を渡すことを拒んだ。その流れを見ていたクラスメイトは驚き、祐介は馬鹿にされたと怒りの表情をあらわにしている。


 でも、セツナは引くことをしなかった。


 ――――どうせ使わないものだ。渡せばいいではないか。


 心の中で悪魔の方の自分が囁く。その言葉に惑わされそうになるのを必死にこらえ、セツナは祐介をにらみそして言い放つ。


「こ、これはぁ、僕がした、お、行いに対して、ぼ、僕が貰ったものだ。これは、お、お前には、わたさない」


 声を紡ぎ必死に放つ。相手の耳に届くように、弱い自分に決別するように……。


 しかし、その声はただ祐介の怒りの炎に油を注ぐだけであった。


「は?何調子のってんだ?殺すぞ?」

 

 殺せるはずがない。そう頭では思っても気持ちは怯えた小動物のように縮こまる。

 そうしてセツナは教室にて暴行を受ける。腹を殴られ苦痛に顔を歪め、激痛で膝が折れみんなの前で無様に這いつくばる。下がったセツナの頭に祐介は足を乗せそのまま踏み潰す勢いでセツナを地面に押さえつける。それでも紙袋は……中身の貰ったものには傷がつかないよう腹に抱えて必死に守る。


 踏みつけられながらセツナは思う。


 痛い。なんでこんなに人を苦しめることを平然とやってのけることができるのだ?目の前の少年には罪悪感というものは存在しないのか?このような苦痛、味わったことがないのか?母親などにかまってもらえなかったのか?だとしたら、だとしたら目の前の品川祐介は何とも


「……かわいそうな人だ」


 言ってから慌てて口を塞ぐ。セツナの中ではなぜ自分があんなことを言ってしまったのかという疑問のみがぐるぐると渦巻いている。


 ふと踏む力が弱まり、セツナは祐介の顔を覗き込むことができた。見たその表情はまさに鬼の形相だった。

 

「殺す」


 祐介が短くも明確な殺意をもってセツナを見下していた。その雰囲気にさすがにヤバいと思ったのか周りが「その辺にしておけ」「そろそろ先生が来るわよ」など遠まわしにやめるように言う。しかしそんな言葉は全く耳に入っていないようで、踏みつけていたセツナの髪を鷲掴み、そのままセツナを立たせる。立ち上がりながらも紙袋だけは死守しようと必死に祐介の死角に持っていく。


 祐介はすでに紙袋には興味を抱いておらず、とにかくセツナへの怒りをはらすことしか考えていなかった。


 祐介の躊躇いない膝蹴りが鳩尾に突き刺さる。朝食が食道を逆流し吐き出したい欲求が訪れるが必死に我慢し耐える。体がくの字に折れ曲がり頭が下がると今まで行わなかった顔面への攻撃を容赦なく行う祐介。祐介は空いている左手でセツナの顔面を横殴りにした。


 「がっ!……あ、か、はぁ」 

 

 意識が飛びかけるのを必死になって繋ぎ止る。セツナは思う。祐介より強ければ、祐介を倒せるだけの力が欲しい、と。


 殴られたせいで口を切ってしまい端から血が流れているのを制服の袖口で拭う。


 意識はあるものの視点定まらず方向感覚もあやふやである。苦しい、辛い。死にたい死にたい死にたい……。セツナはマイナス思考に陥ってしまう。


 こんなに辛い思いをしてまで生きている意味はあるのか?こんなにつらい思いをしてまでなんで生きなくてはいけないのだ?ここで死んでしまえば祐介に少しでも仕返しができるのではないか?そもそも、どうして祐介と会うと分かっていて学校に来ていたのだ?……それは……氷上さんに会うためだ。

 

 ――――ああ、まだ死ねないではないか。まだ、告白できていないではないか。僕が死ねば、次に標的にされるのは彼女ではないか。


 そこまで考えが至ったときだった。セツナの視界を眩い閃光が埋め尽くした。


 突如として上空から光の柱が降り注いだのだ。それは、セツナにだけ降り注いだものではない。最低でも四十ものの柱がセツナの学校に降り注いだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ