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第七話 妹憤怒!姉困る!幼馴染現れる?それは無問題(モーマンタイ)?

前話が500文字少なかったので今回500文字増やしてみました。

(うんがんばって無理やり増やしました)

こんな文字数かくだけで2hもかかるなんてなんて楽しい時間!(面白いかどうかは別ですが……)

 「相談てなにかな?おねーちゃん。」


 ところ変わってここは、日の沈みはじめる夕方の自宅リビング。お昼から正式サービスが開始されたTCOからログアウトしたサチ……いや幸淵寺優未は妹の美希に自分の作ったアイテムや称号に関する相談をしようとしたのだ。


 「う……ん。あのさー私って鍛冶師持ってるって言ったじゃない?それでインゴット作ってみたらこんなのができちゃってさ……。これってベータテスターしてた美希から見てどうなのかな~って思ったんだけどどうかな?」

と優未がみせたのは先ほど作成した2種類の品質を持つ鉄のインゴットのSSスクリーンショットである……。美希がどれどれ……とそのSSを見ると顔つきが変化する。それはもう般若のように……


 「お、おねぇーちゃぁ~ん……?これはどういうことかなぁ?こんな品質のアイテムはベータでも一度たりとも見たことがないんだけど~?それに何よこの付加効果に所持数10個って……ふっつぅ~にありえないよ!」とギャーギャー騒ぎ始める。


 優未は冷や汗をたらーりと流しながら「え…えっとぉ……なんかできちゃった……てへっ?」


 「あーん、おねーちゃんかわいい~……じゃなくて てへっ でもなーい!こんなインゴットなんてあったら大変なことになるよ!まだサービス始まって6h位しか経ってないのに。こんなインゴットが流れたらもうそれは悪い意味でお祭り騒ぎになって大変なことになっちゃう。

他の人には絶対に見せちゃダメだよ!それに多分NPCへの売却もやめたほうが良いかな」


 「あ~やっぱりだめかぁ。予想はしていたんだよね……じゃあどうしよう。廃棄するしかないかな?」

と優未が聞くと美希は少し考えて言う。


 「インゴットとして残すのはマズイんだけど武器とか防具、他の素材として使っちゃうのはアリかもしれないよ。使っちゃえば誰にもバレないし。うん。その方がいいよ!おねーちゃん!」


 「えっとね……美希。これ多分武器とかにしても私的には問題が残るままだと思うんだ……。論より証拠ね。今からこれでとりあえず武器つくってくるけど結果見ても驚かないでよ……?」


 「おねーちゃん。なにそのいかにも隠し事してます的な言い方……。すっごい気になるんだけど……」

と美希が言うと優未は顔を引きつらせながら良いからちょっと待ってて。といい、すぐさまログインすると生産用個室へ駆け込み、例の称号をつけ鍛冶作業を行う。

 一分も立たずに完成した武器の性能の見て、ドン引きしつつSSをとる。その足で武器屋へ向かい、店売りの同じ武器のSSをとりログアウトした。


 「ただいま~。美希。これを見ても加工したほうが良いって言える?」


 美希は厳しい(いかめしい)顔をしながらSSの見ると顔が青くなっていく。SSの内容はこうだ、まずは店売りの武器。



 『鉄の剣:鉄でできた剣。初心者にも使いやすい剣。攻撃力+4品質50 』



 続けてサチ(優未)作ってきた製作者銘入りの鉄の剣がこれだ・・



 『鉄の剣:鉄でできた剣。初心者にも使いやすい剣。攻撃力+7 攻撃力補正+小 品質120 製作者サチ』



 美希は何度もSSを見比べては言葉も出ないといった表情だ……。

その後しばらくして

「おねーちゃんが規格外ってことは分かったよ……それでどんなズルしたのかな?そこのところ詳しく聞かせて頂けますでしょうか?おねぇさま…?」


 ひぃ。美希の口調のが変わった!こうなると美希はしつこい……いつもはおねーちゃんおねーちゃんと甘えてくるのに、この口調の際はブツブツ言いながら後ろから幽鬼のように延々と追従してくるのである。ものすごく不気味なのであるよ~!

 相談を持ちかけたのはこちらなので美希の質問に答えていく。〈絶対的幸運の〉称号のことを単なる行動補正のかかる称号を初期登録時にもらった。とあえて詳しい説明を省きながらいうと、美希は納得したかのように言う。


 「なぁんだ~初期称号でラッキーなだけかぁ……とはいえ、うーん……。今の段階でこの壊れ補正の武器をバザーで流したら大変なことになるのは間違いないから、やっぱり流すなら最低でも1ヶ月くらい経過してからのほうが良いよ。あとはおねぇちゃん自身で使う分だけなら作ってもいいと思う。

おねーちゃんは一応?生産職だけどそこはもう少し自重してほしいかなぁ。もしどうしても出すのならわざと性能低い物も作ってそこに混ぜて売るなら良いかも」と親身になって教えてくれた。流石持つべきものは妹だね。



 そしてまもなく夕食というころに、ピーンポーンと来客を告げる音が響いた。優未がパタパタとスリッパの音をたてながら玄関へ行き来客の確認をするとそこにいたのは、生まれてずっと近所同士のつながりのある存在 木村勇人であった。


 「あー。勇人。いらっしゃい~こんな時間にどうしたの?」と優未。


 「よぅ!いやーお前がとうとうVRのTCOに手を出したって美希ちゃんから聞いてさ。俺も始めようと思ってその報告だ」と笑顔で答える勇人。


 「勇人さん、いらっしゃーい。どうしたのー?(ニヤニヤ」と何か邪な笑顔で勇人を迎える美希。

 

勇人はしらん振りをしながら、こう続けた。

 

 「実はオレもなんとかTCOが手に入ってな。良かったら一緒にやらないかと誘いにきたんだよ」


 「あー。そっか初期職業によってスタート位置が違うから私達の種族を聞きにきたってわけね?」


 「勇人さんがききたいのはおねーちゃんの初期種族だよねー^^(ウフフフフ~」と美希。


 「ばっ、ち……ちっげぇよ!ちゃんと美希ちゃんの種族も聞きにきたに決まってるだろ~」少し顔を赤くしながら答える勇人。 んー?勇人って美希のこと好きなのかな?と存外的外れなことを考えつつも勇人に自分の初期種族を教えてあげた。


 「私の初期職業は獣人だよ、スタート位置はアニエス。」


 「勇人さん。私はエルフで森の都フィエラですよ。(おねーちゃんの種族聞けてよかったですね勇人さん(ボソボソ) )」


 「ぐっ……二人は種族別々にしたんだな。ま……まあオレは前衛目指してるし初期身体能力の高い獣人を選ぶわ……てことで優未一緒に組んで狩りしてくれないか?」

勇人に頼まれ、私は特に否もなかったため勇人にキャラクタ名を教え、アニエスの初期スタート位置でまってるように言うと、勇人は笑顔で了解といい、自宅へ帰っていった。それを見送る美希もなぜか笑顔だったが……。


 まあ一人でやるよりは知ってる人と遊んだほうが楽しいよねと思うし、早く美希とも一緒に冒険できると良いねと話し、家族での夕食時間が終わった。さて、この後は勇人と一緒に狩りねとおもいながらVRマシンをかぶり、TCOの世界へ再度飛ぶことにした。

変更なしです 

次回育つかもしれません

まだでていない称号〈姫の〉は当面でないかもしれません><

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