第五話 呼び出し。アイテム作り。そこにも問題です!
今回はいつもより500文字くらい短いです
でもこの後のお展開、まだ決まりきってないんですよね・・。困った。
「来たか・・ ほぅ?猫又とはまた珍しい種族だの。わしは獣人国アニエスのギルドマスター ランドル じゃ。」 そういったのは筋骨隆々の黒い狼の獣人だった。
「え・・と・・はじめまして本日登録しました冒険者のサチです。よろしくお願いします。」
とサチが挨拶をしたところでランドルが早々に用件を話し始めた。
「さて・・こちらもそれなりに忙しい立場なのでな早速だが確認したい案件があるのだ・・。
登録したばかりのおぬしを呼び出したのは他でもないおぬしの提出したゴブ王の証についてじゃ。
まず各種王の証とは、近隣の脅威となるモンスターの王を選び出すために、数十年に一度現れるのじゃが・・・今回おぬしが提出した証は今までより早く発見されたのじゃ。前に王の証が発見されたのは、
5年前アニエス北東の神樹の森の象王の証で討伐に冒険者を300人派遣し討伐したのじゃよ」
「た・・大変だった?んですね~。その流れでいくと今回の王の討伐にもたくさんの人員が必要という事ですか?」というサチの質問にランドルは頷いて言い放つ。
「うむ。象王よりもランクの低いゴブゴブたちの王程度ならそこまでの人員は必要としないじゃろうが
やつらは種族特性として繁殖率が高いゆえ、楽観視もしてられんというわけじゃ。そこでおぬしを含め新規登録冒険者には討伐隊に参加しゴブ王と共に現われる取り巻きのゴブゴブの相手をし、熟練冒険者には王の討伐をしてもらおうとおもうのじゃがその討伐戦に参加しほしいのじゃよ」
≪『緊急連鎖クエスト:ゴブ王掃討戦1 (アニエラの森の調査0/1)・(ゴブゴブの討伐0/15) 報酬800R』が発生しました。≫ あ・・・勝手にクエスト受理させられた・・・・グヌゥ
「用件は以上じゃ。下がっていいぞ。」とランドルにいわれ、サチはなんだかなぁ~とおもいつつギルドマスター執務室から退出した。
「さて~っと、緊急クエストって書いてたけど制限時間はないみたいね。ちゃんとお金稼ぎとLVあげしないとね。今のLVでも倒せるのは結局森だからクエストも進むし、一石二鳥だね。」
そういいいながらサチは階下のクエストの受付に向かっていく。受付で、前回と同じクエストである
『ゴブゴブの討伐(0/10)。討伐部位左耳。討伐部位証明数により上下します。報酬 200R~』
『壱薬草の採取(0/10)。品質により上下します。報酬 100R~』
『森に生息するワードッグの討伐(0/10)。討伐証明部位 爪付きの左足。報酬 300R』
と同じく森に生息していたワードッグの討伐依頼を受けると、職員からサチが持ち込んだ素材の計算が終わったと聞きその代金を受け取った。
「・・・おっかねもちぃ・・。」
職員から渡された素材金額は45000Rとなったのである。
ギルドをあとにし、その足で消耗品や職人道具を扱う道具屋へむかい、道具屋で、鍛冶師と錬金術師に必要な道具である
鍛冶用のハンマー(200R)・砥石(150R)
錬金術用の乳鉢(250R)・空のビン(50個200R)
を購入し町外れにある職人施設へ訪れた。そこには数人のプレイヤーが居り、各々生産作業を行っていた。
「ん?きみプレイヤーだよね。すごい可愛いね。よかったら一緒にご飯食べに行こうよ」
といきなりナンパされたわけで・・・振り返るとそこにいたのは・・・・
名前 サチ(♀)
種族 獣人種猫又族
職業 格闘家LV4・鍛冶師LV1・錬金術師LV3
称号 〈駆け出しの〉・★〈絶対的幸運の〉・〈無望な〉・〈姫の〉
スキル 格闘家 ;〈ラッシュ〉・〈ダッシュ〉
鍛冶師 ;〈鑑定〉・〈鍛冶〉・〈採掘〉
錬金術師;〈鑑定〉・〈錬金〉・〈採取〉
ステータス 格闘家(補正値)
耐久力 (HP) 37 (-6)
精神力 (SP) 12
筋力 (STR) 19 (-3)
敏捷 (AGI) 18 (+6)
知力 (INT) 10
器用さ (DEX) 13 (+3)
運 (LUK) 13
魅力 (cha) 11
装備 武器:鉄のトンファー
頭:鉄のはちがね
体:布の服
腕:鉄の腕輪
足:革の靴
アクセサリ:なし
アクセサリ:なし
所持金45200R
称号欄の★はその話の終わりについている称号です