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第四十話 ダンジョンアターーック③。それは危険な響き・・・の問題ですなぁ。

今回のお話は、飛ばしてもらっても差支えがないです。

次話はもうちょっとしっかりした内容にできるよう頑張ります。

(既にあきらめモード)

 4階へ降りた女神の黙示録メンバーたちがとりあえず進んだ先で目にしたのは、先にもぐっていったチーム【妖精剣士の集い】のメンバー達とモンスター達との死闘風景だった。


 ほんの数分ほど話は遡るが・・

 4階は岩がごつごつしている山道型フィールドで高低差が激しく空を飛べない限り先を見通すことができないのだ。実はこのマップにはループトラップが仕掛けられており、道を外れると大抵が4階入り口に戻ってきてしまう。4階へ降りてくると親切にも石版がおいてあり、


 あちこち移動し無難に先へ進める道と、

 自分のもしくはシックスセンスを信じてショートカットを目指すための道

を選ぶことができる。


 「どうする?」とリーダーの癖にいちいちメンバーに意見の確認を取るサチが言うと、

「4階のループは厄介でマップ等は難しいと思うよ。昨日情報板を確認した限りでは確か今は70%位のはず・・。」と物知りユーリアさんが答える。


 「じゃあ普通に行こう。悩む時間がもったいないよ。」リーシャの鶴の一声で通常通り進むことにしたサチたちは、石版の示す道を往くのだった。


 そして話は冒頭へ戻り・・・


 「・・ん?あれってさっきの人たちじゃないの?戦闘してるみたいだけど・・・。」

前方にエルフの集団を見つけたサチはリーシャに教えると、


 「あー・・うん。シズルたちだね・・戦ってるのは【ロッククラブ】かぁ・・。あの脳筋PTで倒せるのかなぁ・・」相性の悪い相手を前にしているので心配はしているようだが、手を出すべきかは迷っているようだ。基本こういったVRゲームでは横殴りは嫌われる要素となるのだ。

 例え相手メンバーの中に自分と仲の良い相手がいたとしても、他のメンバーが許すとは限らないのだから・・。


 そうこうしている間に、エルフ剣士の一人がサチたちPTの存在に気づき、声を掛けてきた。

 「あーそこの女神ギルドの皆さん!ヘルプお願い~。私達には硬すぎてジリ貧なのよ~」


 「頼まれたんだし手を貸しちゃおう。」言うなりサチは飛び出しロッククラブにスキル【発頸】を発動し内部から破壊することに成功する。

 リーシャは火の魔法でロッククラブを焼き殺していく。リュウは・・・素材剥いでますね・・・。

マトイは・・・そこらに落ちている石ころ投げてロッククラブの注意を引いてますね。

ユーリアさんは闇属性の悪夢ナイトメアで恐怖攻撃しているし、リリーナは回復魔法をエルフさん達に掛けてあげている・・・うんうんみんな良い働きをしてますね。


 私達が参加し物の数分しないうちにウジャウジャといたカニの姿がさっぱり消え去っていた。

「いや~、助かったよ。死ぬ・・とまでは往かないけどあのままじゃ逃げるしかなかったからねぇ。」

助けを求めて来たエルフ剣士が改めて加勢に対するお礼を言いに来たのだ。


 「いえいえ~、私達も素材が手に入ったのでぜんぜん構いませんよ~。」


「そういってもらえると助かるよ。仲間の一人がループトラップにハマっちまってねぇ、運が悪いことにそこがロックアントの湧出ポイントで急いで逃げながら対応してる所にあんたらが来てくれたって訳なのよぉ」

 別にそんな経緯が知りたいわけじゃないのだが一応相槌を返しておいた。


 「ありがとね。リーシャ。私からもお礼を言うわ。」

リーシャに話しかけたのは、リーシャがエルフの国にいる時に、よく会話をしたネトゲ友人と言う関係の娘だ。名前をシズル=シズハといい、エルフの細腕で大剣を振り回す猛者である。


 「あ~そんなの良いよ。助けを求められたから手を出しただけなんだしさ。ぶっちゃけ、そのまま通り抜けようと思ってたくらいだし?」

 リーシャがこっそり毒を吐いているが、あの毒を吐いている表情は信用している相手に向ける顔ね・・・

ということが分かっているサチはシズルに興味がわいた。


 姉の私が言うのもなんだけど、妹は人を怒らせたり、気分を害する言葉を結構出す。もちろん相手は選んでいるようだけど・・・そんな子になってしまった原因が私にあるから強く言えないのよね・・。

 そんな妹がVRとはいえ、他人に外面だけじゃない良い表情を見せるなんて。

姉としては二人がこれからもずっと仲の良いままでいることを祈ってますよ。

 ギルドメンバーがもっと増えたらオフ会をやってみるのも良さそうね・・。その時にあのシズルって子を誘っちゃおうかな・・。突然オフ会で会わせてびっくりした美希リーシャ表情かおが楽しみで仕方ありませんね。ふふふ。



 そんなこんながあり結局4階行動中はチーム【妖精剣士の集い】のメンバーと一緒に進むこととなった。

人数が増え、会話も弾み戦闘は楽に終えるという良い結果になっている。

 進行方向が書かれた見落としやすい石版も人海戦術であっさりとクリア、しかし5階へ繋がる最後のエリアだけは石版がなく十字路をどの方向に行くかで運命が決まるのだ。

 ミスれば多分入り口からスタートなのだろう・・・。


 「私達が侵入してきた道を南とするとあと3箇所のどれかが正解・・と言うことなのですが、ここまで一緒に来たのですし全員で同じ方向へ進むべきだと思います。ここで別々に行動して入り口から細かい行動するのは疲れますので・・。」とユーリアの指揮により、シズルとサチが相談して納得したほうへ行く。という事になりました。


 「私はサチさんにお任せしますのでお願いします。」

相談に入る前に先制の一撃を食らいました。リーシャからは早く決めてーと言う視線が飛んでくるし、

リュウ・マトイ・リリーナも私と視線合わそうとしないし・・・。


 「東へいきましょう!」パーティの中心で行き先を叫ぶ。

そういってサチが歩き出し、他のメンバーもそれに続く。

東の進路を進むと前方に階段が・・・。


 「お・・おぉ!?5階への階段・・・だ。流石サチさん!」

エルフ剣士が声をあげて言う。・・何が流石なのかは意味不明だが喜んでいるようなので良いか・・・


 「じゃあ私達はまた先へ進ませてもらいますね。5階はさっさと抜けちゃいたいので・・・。

ここまでありがとうございました。皆さんも頑張ってください!」

シズルがそういい、チーム【妖精剣士の集い】のメンバーは5階へ降りていった。

 「慌しく行っちゃったね・・。私達は予定通り5階の探索するからね。皆準備しよ!」

3階へ行く前と同じように取り出しやすい位置に禍福アイテムをセットし、5階へ向かう。





 「さっむぅぅぅいーーー・・・気がする。」

5階へ降りるとあたり一面銀世界だった。雪が降りしきり、進行方向など分かるはずも無い。


 「うーん・・・これって方向感覚やばくなるわね。ここのマッピングとか難易度超高い。」

5階へ降りて最初の感想は銀世界の美しさではなくマップの心配なのだ。


 周囲の確認を怠ると現在位置が分からなくなり危険だし、同じ所ばかり歩き回るハメになって回復剤を無駄にしたくない気持ちもある。そんなエリアだったがなんとマトイの視力は雪をも見通してサチたち他のメンバーよりも遠くの確認ができたのだ。


 「なんでマトイには見えるのに私には見えないのよ!?」サチに頭を撫でられて喜んでいるマトイを見ながら悔しそうにリーシャが吼える。


 「何でももなにも投擲手のスキル【見通す目】のおかげだと思う。本来的の弱点見るスキルなんだけど、マップの視覚阻害効果も少しは無効化できるみたいです。」

 フフンを胸を張り、リーシャに自慢するマトイ。おそらくリーシャがハンカチを持っていたらキィィといいながら噛み千切っている姿を幻視できます。


 「まあとにかく5階と9階ではマトイが役に立つから、皆フォローしようね。」

その言葉に全員頷き、早速情報が出ているマップと現在位置の確認をする。


 「ここから北東へ行った所が6階への階段ですので、まずは東方向から時計回りに探索しましょう」

ユーリアのが言い、効率の良さそうな提案だったので即採用される。


 5階の階段から進路を東へ取り移動するとお出迎えのようです。まあ私達VIPですしねー。

熱烈歓迎してくれるのが多いのです。


 現れたのは〔スノウベアー〕1体と〔スノウディアー〕2体だ。要するに熊と鹿ですね。

サチが熊1体、リュウやマトイが鹿2体の足止め、リーシャはメインダメージディラー、ユーリアはサブだ。

体皮が白いので雪にもぐられると厄介そう・・・とか思ってるとまさにその通りの行動をする熊と鹿。


 しばらくするとグググッと雪が盛り上がり、恐ろしい豪腕がサチに襲い掛かってくる。

予想はしてても避けれないものです。雪で足場が悪いですし・・・。

熊の豪腕での攻撃はサチへ直撃、体が大きく浮き上がり跳ね飛ばされるサチ。

そのときの感想は、空とべるんだぁ である。別にこうした手段でなくてもサチなら【エアリアル】で数秒は空を歩けるのだけどねぇ・・。雪にたたきつけられたが雪のクッションにより落下ダメージは皆無である。痛いのはやはり豪腕の攻撃で一撃で4割削られていました。


 熊と同じく雪にもぐった鹿達は前衛のリュウに攻撃を受け止められ、その隙をリーシャの魔法で狙われている。それを横目に見たサチは「あっちは任せちゃおう」と思うことにして、熊の相手に集中する。

 「ガオォォォォン」動かないサチに痺れを切らした熊が、湯木の上とは思えない速度で突進からの噛み付き攻撃をしてくる。


 サチは【エアリアル】を使い、熊の上空から跳び蹴り(ライダーキック?)を頭部へ放つと熊は

 グガガ・・と苦しげにのた打ち回る。そんな隙を逃す必要が無いサチは暴れる熊の首を【ロック】できっちり絞め倒すことに成功する。今まで何度も使っているエアリアルからのロックの、このコンボはサチのお気に入りである。

ゆくゆくはもっと違う変化も取り入れたいが今はこれで満足している。


 思ったより早く熊を片付け剥ぎ取りの終わったサチが、次は鹿のほうの補助に回るべく移動する。

しかし鹿2体のうちの1体は既に倒されていて、間もなく2体目も終わる感じだ。

 リュウが鹿の角による攻撃を盾の曲線部分で受け流し、3階で手に入れた武器エアナイトブレイドでざっくりと斬りつける。武器の威力が高いのか鹿はその攻撃であえなく撃沈・・・。

 素材を剥ぎ取られ、その姿を粒子化していった。


 今回手に入ったのは、スノウベアーからは熊肉、熊の腕

スノウディアーからは鹿肉と雪鹿の角が手に入った。食材が多いのでリリーナ行きですね。


 敵を倒して安心したのもつかの間・・・。突如として ゴゴゴゴと言う音が聞こえてきた。

「!?な・・雪崩?みんなぁーーにげてぇぇ!!!」マトイが珍しく地で叫んでいる。

サチたちには音は聞こえるが視界阻害されているので雪崩を確認はできない。


 マトイの叫びも空しくサチたちは全員雪崩に飲みこまれたのだった。

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