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第三十六話 頑張る姉!揺れる?妹!それは心揺さぶる問題だ。とおもいます

採取関連、レアモン回です。

しばらくグダグダな流れになりそうです・・・。

ごめんね?

  私達のギルド【女神の黙示録】が発足して3日経過しました。

新規加入したリリーナさんとユーリアさんにも例の余らせてあった?指輪を渡しておきましたら、2人共が精神力に乏しい様だったので素直に喜んでくれました。ウチのギルドは魔法職が充実していますね。すばらしいです。火力こそ正義・・というのが2人設定できる副ギルドマスターの一人リーシャの意見です。

もう一人はマキノさんにお願いしたかったのだが、ログインその他の都合上断られてしまい、リュウが受け持つこととなった。メンバー構成はこんな具合ですね。


女神の黙示録      戦闘時の配置/生産職/メインLV

リーダー  サチ    遊撃もしくは補助。/鍛冶師、錬金術/22

副リーダー リュウ   タンクもしくは前衛火力/木工師/23

副リーダー リーシャ  火力もしくはヒーラー/裁縫師/28

メンバー  マキノ   火力もしくはバッファー/薬師/29

メンバー  マトイ   遊撃(以後索敵要員になる予定らしい)/投擲具職人/17

メンバー  リリーナ  ヒーラーもしくはバッファー/料理人/20

メンバー  ユーリア  火力(以後の予定は未定)/魔工師/23


一覧を見るとなにやら一つだけ初見の名前があると思う。ユーリアさんが持つ生産職業の魔工師のことだ。ユーリアさんに聞いてみると説明が難しいから職業の説明を見せてくれた。


 【魔工師:魔石を加工し、様々なアイテムを作る職人。作れるものの種類は基本問わない。】


 なんですか種類問わずというこの他の生産職泣かせの職業は・・と思いましたが扱えるのは魔石のみということで、まだ一度しか生産作業をしたことがないという。


ぶっちゃけ魔石が高くて買えないというのがネックなのだそうだ。確かに魔石ってバザーでも10万超えるもんね。でも聞いてみるとなかなかに面白そうである・・。興味を持ったサチは持っていた魔石(蛇とマングース)を提供してあげるとユーリアは目を大きく見開いて驚く。


 「わぁ・・・魔石だ。こ・・これいただいても??」

「うん。・・といってももしいい物ができたら、ギルドの所有物(資産)になるけどね。」

ユーリアの問いにサチが答えると、ユーリアは生産作業ができることが嬉しいらしく、何度も頷いた。

ひとしきりお礼を言われた後、足早に町の生産施設へ駆け込むユーリア。


 え?ギルドの生産施設はないのかって?はい、ありません。だってホームの購入だけで資金が・・。

私としても生産施設の充実化は目指しているんですよ?金策するなら、魔石狙いでボスへいくか、今現在でドロップアイテムが高く売れるザックラーム大山脈で狩るかしないといけません。

 

前者はおそらく私が行けば高頻度で魔石は手に入るでしょう。後者は狩場の場所が遠いので、皆が長時間ログインできる時か、ソロでフィールドログアウト時に死ぬ可能性を覚悟してこもるか・・と言った感じですね。


 とはいえ私が知ってる魔石は2種類だけ・・できればもっと別のボスの情報が知りたい所です。

私の作った装備の販売をする事も考えましたが、最近の製作作業による素材不足でいい物が作れませんからいい素材を集めることは最優先事項・・・なのです。


 そういいつつも私が向かったのはアニマ洞穴・・。ここが無難に素材とレアアイテムが手に入るんですよね。ウフフ・・・秘薬草と骨髄・・集めまくっちゃうわよ~。

 地下2階の水場へ来たときに気づく背後の気配。振り向くとそこには、リリーナの姿・・。何故に!?


 「サチさん!ご一緒させてもらってもいいですか!」ここまでついて来ておいて今更それ聞くの?

まあ、私としてもヒーラーのリリーナが来てくれるなら多少の無茶ができるので断る理由もない。

 そういう経緯でリリーナとPTを組み地下4階へ。戦闘時は人型モンスターを引き(惹き?)寄せやすい感じの称号【姫の】をセットし歩くこと1分、カタカタと音を立て集まってくるスケルトンたち。その中に見たことのないレアな感じの金色の骨格のスケルトンが混ざっていた。位置的には遠いのでとりあえず回し蹴りでひたすら倒しながら金骨スケルトンへ近づく。


 コツコツコツコツ・・・。金骨さんは他のスケルトンと鳴き声が違うようだ・・。


 「サチさん!雑魚のスケルトンは私が相手します!光魔法ならアンデットに特効ですので!」

リリーナの声に、LV10の時の私でも一撃で倒せるスケルトンなら任せても大丈夫そうと判断。

戦闘前に再度称号【絶対的幸運の】へ変更し金骨さんへ対峙した。


 コツコツココツ!コ・・ツ・コッ・・・・。

戦闘描写?そんなの必要ないですよね・・。適正よりLVが上の私が、レアモンとはいえスケルトンに負ける筈がないじゃないですか・・

 金骨スケルトンがばらばらの骨片に変わったのでサチは剥ぎ取りナイフを押し当て素材を取得。


 『金色スケルトンの骨:金で作られている骨。自然発生はありえないですね。売れば大金になる気がする。品質80』x10

 『金色スケルトンの頭蓋:金で作られている頭蓋骨。状態の良い金でできた頭蓋骨。売ればお金になりそう。品質75』

 『金色スケルトンの魔核:自然に発生したとは思えない魔力を持つ核。魔石の下位互換らしい。ゴーレムの材料になる。品質75』


 ふむ・・・私の物欲センサーが働いたようです。良い仕事してますね称号さん。

「さささ・・・サチさん~た・・た・・たすけてぇ~」背後から声が聞こえたので振り向くと、

大量のスケルトンに囲まれるリリーナの姿が・・。


 「ちょ・・」サチが金骨さんのドロップ確認をしている間にリリーナは、精神力がきれるところまで追い詰められていたのだ。すぐにリリーナの元へ向かい、素早くスケルトンどもを殲滅。


 「はぁ・・はぁ・・。ありが・・とう・ございますぅ」リリーナも限界だったのですね。

「任せてって言うから気にするの止めちゃってたわ。ごめんね。」サチが言う。


 リリーナが言うにはその発言した時は本当に余裕で対応できたのだが、徐々にスケルトンが集まり始めて対処しきれなくなる事態に陥ったとの事だ。・・過信は自分の身を滅ぼすわね・・サチ自身も自分の力を結構過信している口なので気をつけようと思うだけ思ってみる。


 そこらに散らばったスケルトンからの剥ぎ取りでいつもどおり大量の骨髄を手に入れたサチはホクホク顔で、この勢いでボスも行こうと突貫するのだった。その突発さに慌てたのはリリーナである。


 地下5階ボス部屋の前で精神ポーションを渡してリリーナを回復させる。予備も幾つかリリーナに渡しておく。サチはあまり精神ポーションを使用しない為だ。簡単にブリーフィングをしたサチとリリーナはボス部屋で突貫。今回はマングース単体のようだ。素早さ対決でそれを制したサチの手には魔石が握られている。それも4つである。

 ・・・一回の戦闘で手に入ったわけではないよ?単に回復アイテムに余裕がありすぎて周回しちゃっただけなのです。マングース3回、蛇1回その全てで魔石ドロップだ・・。後今回蛇のボスから初見ドロップアイテムが落ちた。


 『穴倉蛇の皮:高級な皮素材。ただし寒さには弱いので注意しよう!。品質65』


 リリーナもレアドロップの多さにびっくりしていたが、サチの説明で「やはり女神様なのですね」等と言っていたが無視しておきましたよ?


 今回の魔石もユーリアさんに渡して加工してもらっちゃおうかな。魔工師・・育てると化けるはず!

・・化けるといいな・・化けてくれないと哀しいな・・といった三段活用してみました。


 リリーナには蛇肉とかマングース肉を渡し、それ以外にアイテムボックスの枠を占領していた上層エリアの動物肉と香味系薬草も渡しておく。生産職が料理人ですから喜んでくれました。


 アニエスの町へ戻った私達はホームへ向かう途中、ちょうど魔石加工を終えたユーリアさんに遭遇した。


 「あぁ・・サチさん!魔石の加工ができましたよ。とはいいましても私の生産LVが低いので大した効果はつきませんでしたが・・・。作り終わった後にLVが5つもあがりました。」

 と報告しつつ作ったアイテムを見せるユーリア。こ・・これは!!


 『たれ穴倉蛇:装備部位頭。ユーリア作。魔石から作られた頭に乗るサイズの蛇の人形。耐久力補正+小、運補正+小、魅力補正-小。品質55』


 『暗殺者の為の暗器:武器種類暗器。ユーリア作。マングースの魔石から敏捷向上部分を取り出し加工された暗器。不意打ち時に即死効果が付くことがある(微)。敏捷補正+中、知力補正-中、魅力補正-中。品質65』


 なんというか作り手の趣味がでてますね・・。良い仕事したーと言う表情のユーリアに先ほど手に入れた4つの魔石を渡し、またいろんなもの作ってねと言っておくとユーリスはまたしても生産施設へ戻っていってしまった。

 武器についての追求ですか?・・・それはもう個人の趣味ですし良いんじゃないかな・・?

とりあえず暗器のほうは私が試しに使わせてもらうことにした。マトイにも暗器必要だし、もしこの暗器が私と相性が悪くても、一度使ってればオリジナルを覚えた時にどういった暗器が使いやすいか考えられるもんね。

 頭装備は・・うん・・見た目的にパスかな・・・。運があがるのは良いと思うんだけど・・ね?

これは・・一応皆に使うか聞いてから居なければバザーに出しちゃおうか・・・。

結論、だれも使う人が居ませんでした。ユーリアさんは悲しそうでしたが、バザーへ出品されました。そして数日後無事引き取られていきましたとさ。





 一方【女神の黙示録】副リーダーズのリーシャとリュウの方も二人で大山脈麓で経験値と素材を稼いでいた。

「リュウさん、このエリアのレアモンってどんなのが居ましたっけ?」


「あ~たしか掲示板情報によるとマウントボアと孤高狼の変異種がいたはずだな~」


 リーシャの問いにリュウは思い出すように答える。

「でもなぁどっちも出現率が低いんだぜ?中腹の孤高狼なんて変異種と会う可能性なんて限りなく低いみたいだしな。」


 「なるほどなるほど・・。ところでリュウさんはレアモンとかレアアイテム関係の出現率って運のステータスが影響してるって話信じてますか?」


 「ん?なんだいきなり・・・。そりゃ多少は影響してるんじゃねぇのか?まあ基本はクリティカル率に影響していそうだけどな。てか影響してるとでも思わないとレアなんて探してられないだろ?」


 「まあそうですよね・・・。それじゃ別の質問なんですけど・・リュウさん、おねぇちゃんとくっつくかないんですか?幼馴染のよしみで妨害は止めてあげますよ?」


 突然の話題転換にリュウはひどく焦る。


 「ブホォッ!ななな・・何言い出すんだいきなりよぉ。今それ関係ねぇじゃないか。」

もっともな意見だ・・リーシャは昔からリュウをからかう時に浮かべる意地悪な笑みを浮かべながら、リュウを見つめる。


 「だってリュウさんはおねぇちゃんの事昔から好きですよね。そろそろイベントが進んでもいいと思うのですよね。」


 リュウは今までの言動でサチに対する気持ちがバレている事は気づいていたので、特に隠すこともせず答える。


 「まぁな。昔からずっと一緒だからこそ前に進めなくて困ってるんだけどなぁ。あの事件の後からアイツの気持ちが異性に向かないのを知ってるから俺も踏み込めないんだよな・・。オレもアイツに拒絶されるのが怖いんだろうな・・今までの関係が壊れそうで・・さ。」


 「んー、あの事件は確かにおねぇちゃんに影を落としてますけど、おねぇちゃんもいい加減前に進むべきだと思うのですよ。リハビリの相手としてもリュウさんが一番都合がいいのです。」

毒を吐きつつも姉を心配する妹。リュウは苦笑を浮かべてみている。


 「まあ時間を掛けるが、すこしずつ近づいていくさ。美希ちゃんも優未の心配するのはいいが自分の事も考えないとダメだぜ?まあ大切な妹分が変なヤツと付き合おうとしたら阻止するがな・・・」

 笑いながら言うリュウに対して不満そうなリーシャだったが、聞きたい事を聞けたので引き下がるべく話題を打ち切る。


 「頑張ってくださいね。これでも期待してるんですから。・・・あ!モンスター来ましたね。」

見ると、4頭のマウントボアの群れがこちらへ走ってきている。

 リーシャはすぐにリュウへ補助魔法をかけ、その後攻撃魔法の詠唱を始める。


 「おらぁこっちだぁ【挑発】!」リュウがマウントボアの群れに対して挑発すると、一直線にリーシャに向かっていたモンスターが徐々にリュウの方へカーブしていく。

 マウントボアの突進をいなしながら、マウントボアの足を狙い機動力を削いでいく。


 相手の機動力が落ち群れが固まった所へリーシャの魔法が炸裂し絶命する。

リュウが剥ぎ取りのためにマウントボアの死骸へ近寄るとリーシャが、

「リュウさん!!危ない!!!」リュウがその言葉に気づいた時はすでに遅く、リュウの体は衝撃により跳ね飛ばされていた。


 「ぐぁぁ!」リュウから出る叫び。リュウの耐久力はあとわずかであるが、跳ね飛ばされた衝撃でリュウは立てなくなっておりポーションを使う隙も無さそうだ。このままではリュウが死んでしまうと判断したリーシャは、新しく現れた白い体毛のイノシシである〔リリティアボア〕の気を引くため細かい魔法を飛ばしていく。

 そのダメージは大きくないがしつこい攻撃にリリティアボアはイラつき、ターゲットをリーシャに変更する。リリティアボアが走りだすとともにリリティアボアの前方に氷の魔法が展開される。

 なんとこのイノシシ魔法を使ってくるのだ。飛んでくる氷柱ツララにたいしてリーシャが炎魔法で迎撃。リーシャには氷柱を迎撃するのが限界で、リリティアボアへダメージを与えることができないで居る。直線的とはいえ走りながら魔法を展開するリリティアボアになす術もなく、跳ね飛ばされてしまうリーシャ。跳ね飛ばされた時点で耐久力がレッドゾーンになり落下の衝撃で死ぬことは間違いなかった・・・はずなのだがその落下の衝撃は来なかったのだ。閉じていた目を開けると、そこには復活したリュウの姿。


 「わるい。回復に手間取った。」リュウの軽い言葉にリーシャは怒る。


 「おっそい!!死ぬとこだったじゃないの!」お姫様抱っこに気づき恥ずかしさを隠す為、プリプリと文句を言い出すリーシャを押さえ今やることはこの白いのを倒すことだとリュウが言うと、リーシャも状況を思い出したのかまじめな顔になり、リリティアボアへ目を向ける。


 「レアモンみたいで氷の魔法が鬱陶しいから気をつけてね。」


 「大丈夫だ!さっき見て覚えた。」


 言葉の通り、復活したリュウはリリティアボアの魔法を避け、剣から持ち替えた槍でザクザクとダメージを与えていく。この攻撃によりリリティアボアの敵意はリュウに向くので、いつもどおりリーシャ背後から魔法を発動する。リリティアボアのターゲットを交互にすることで、致命的な隙を何度も露出してしまったリリティアボアは止めとばかりに突き出されたリュウの槍によって命を散らした。


 「跳ね飛ばされて行動不能になった時はどうなるかと思ったぜ~、リーシャも無事な様で何よりだったな。・・っと剥ぎ取りしねぇと・・レアモンドロップ楽しみだな。」


 さっきまでの死闘を忘れたかのようにご機嫌でドロップアイテムを剥ぎ取り始めるリュウ。

そんなリュウを思いつめるような顔で見るリーシャだが、その表情を誰にも見られることはなかった。


 その後二人は大量の素材を採取しアニエスへ戻っていくのだった。

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