第三十話 ギルド設立を目指してその①。とあるアイテムが問題ですのよ~
文章がおかしいかもしれないので指摘してくださると嬉しいです。
幾つか自分でも確認してますが、なおしてないんだけどね。
「・・っというわけでこういう職業を強制的に取得する事になっちゃったのよ。」
サチは生産施設の部屋でリーシャとマトイに取得したばかりのユニーク職業《女帝》について説明していた。
「なんていうか・・おねぇちゃんに似合ってる職業かもしれないよ。おねぇちゃんは人気高いからなんだかんだで、ソロよりPTプレイのほうが多くなるだろうしね~。少なくとも私とリュウさんと泥棒猫がいるんですし。」リーシャが女帝の効果を聞いて感想を述べる。
「サチちゃんは、まじめすぎるからゲームの中で位ハッチャけた方がいいよ~。
ゲームなんだからまじめなプレイ目指す必要もないんだしさ。多分その女帝?プレイしてみたら今までの自分と違うということで面白いかもしれないよ。」マトイも女帝職育成には賛成のようだ。
サチは他人事だと思って!と憤慨するが、取得してしまったものは仕方ない・・・ので一旦職業を変更し、育てる育てないに関わらずステータスの確認をする事にした。
まずは格闘家LV1の時のステータス
ステータス 格闘家(種族(猫又)補正値)
耐久力 (HP) 24 (-6)
精神力 (SP) 9
筋力 (STR) 8 (-3)
敏捷 (AGI) 8 (+6)
知力 (INT) 3
器用さ (DEX) 8 (+3)
運 (LUK) 10
魅力 (cha) 8
続けて女帝LV1ステータスがこちら。
ステータス 女帝(種族(猫又)補正値)
耐久力 (HP) 18(-6)
精神力 (SP) 12
筋力 (STR) 6(-3)
敏捷 (AGI) 10(+6)
知力 (INT) 8
器用さ (DEX) 10(+3)
運 (LUK) 12
魅力 (cha) 14
うーん・・筋力が低い・・・種族のマイナス補正いれると3になってる。耐久もマイナス補正のおかげで低くて敏捷補正は高いけど一撃当たると危険になるかも・・。女帝は育ってない内は後ろで応援しながら攻撃入れていく形になるんだね。そうなると今の格闘系装備だときついかなぁ・・・。
装備可能武器が鞭・扇・暗器・ツメ でツメを当面除外することになるし、扇もどっちかというと近距離っぽいからダメね・・。となると鞭と暗器のどっちかになるのかぁ・・
・・・ん?あれ?私いつの間にか女帝を育てる方面で考えに走ってる。うーん・・リーシャによる公明の罠ですわね!
色々と物思いにふけてふと我に返ると、リーシャは生産作業、マトイもなにやら生産作業をするようだ。そういえばマトイの職業構成聞いてないなぁと思いだしたのでマトイを呼び聞いてみることにする。
「私の初期職業構成が知りたいの~?んもぅしょうがないなぁ~。サチちゃんには特別だよ~」
といいながら、職業をおしえてくれるマトイ。
マトイは《投擲》、《暗器》、《投擲具職人》という組み合わせだった。私の控えと被ってるんだなぁという感想を漏らすと、マトイは驚きながらも嬉しそうに、
「えぇ~?サチちゃんも同じ職業もってるんだ~。うっれしいな~♪」と小躍りをしだしてしまった。
ということは、このまま私達がPTを組むと、前衛リュウ、中衛マトイ、後衛兼回復リーシャ、荷物サチとなってバランスが悪くなっちゃいますね。何とか前衛職の知り合い探さないとダメかな・・。
真木先生を入れるとするとリーシャが回復になるからマシになるかな?もしくは前衛職専門と回復職専門のメンバーを探して、6人のフルパーティにするか・・。
そんなことをウンウンと考えているとリーシャから途轍もない打開策を授けられてしまいました。
「おねぇちゃん?そんなに悩むならギルド作ってメンバー内でローテーション狩りできるようにしたらいいじゃん。おねぇちゃんが掲示板とかで声を掛ければ馬鹿なのも含めていっぱい来ると思うし。
・・あ、でも馬鹿なのは私がハネておくから安心していいよ~。」
「うぅ?リーシャ~そのギルドってなんのこと?冒険者ギルドのことじゃないよね?」
「おねぇーちゃぁーん・・。ギルドの存在も知らなかったの?ほんとに今まで一体何してたのよ~。
私が言うギルドって言うのはプレイヤー同士で同じ集まりに属してワイワイ楽しむ集団のことで、冒険者ギルドとは別物だよ。」
リーシャのあきれたような返答に、ふーんと返し、そのギルドの設立についても聞いておくことにすると、
「ギルドの設立方法は5人以上でパーティを組んで各町の役所に行けばクエストが受けられるはずだよ。」
なんと・・このゲームには役所なんてものもあったらしい。微妙に現実味がありますね。
「なるほど~~。じゃあリーシャ作ってきてよ。」とサチがいう。
「え?なにいってるの?おねぇちゃんがギルドマスターにならないと意味ないよ。私は人事担当になるからマスターにはなりたくないもーん。」
うぬぅ・・・めんどくさそうな事は任せようと思ったのに・・・とはいえ今現在の人数では条件を満たしていないので、心当たりに声を掛けてみることにした。
まずは近くにいるマトイは・・すぐにOKもらいました~。
続けてリュウ・・・いわく「お?面白そうじゃん。いいぜ。町に戻ったら連絡するな」との事。
もう一人は失礼な扱いだけど数合わせで先生にお願いしてみようかな。ということでマキノへ連絡を取る・・・。
「はーい?あー、サチさん。どうしたのかしら?・・・・ギルド作るに当たって協力してほしい?もちろんいいわよ~。じゃあそっちにいくわね」と先生もOKであっという間に5人揃いました。
早すぎですね~!
しばしの時間が経過し、リュウとマキノへ指定しておいたアニエス役所前に5人が揃う。
「「よぅ(こんばんわ)!サチ(さん)。改めてユニークおめでとう。」」 とリュウとマキノ。サチはありがとうと返し、少し談笑を交わす。内容的には女帝についてだが、リーシャとマトイに話した内容なので割愛する。
その談笑の後合流した二人にサチがギルドの詳しい説明をし、改めて了解を得て役所の中へ入って行く5人。役所の中はリアルとおなじく受付窓口がありNPCと思われるご婦人方が歩いている。
5人は受付へ行き、ギルド設立したいという申告をすると、クエストが表示された。
『ギルドクエスト:申請用紙に記入し、所定アイテム5種を集めよ。《木炭、光油、魔石、無明草、孤高狼の牙》』
サチは魔石以外聞いたことのないアイテムだったので、他のメンバーに知ってるアイテムがないか確認してみるとリュウは孤高狼の生息場所を知っており、木炭はリーシャが何度も不本意で作ったことがあり、マキノは無明草の群生地をしっていた。残りは光油だけ不明なので色々と情報収集をする事になった。
孤高狼は通称荒野エリアといわれるフェロウズ荒野を越えた先、ガックラーム大山脈の中腹に現れるそうなので、この後に向かうことが決定した。無明草は妖魔の国の特産品なのでマキノが採ってくることになり、木炭はリーシャがおなじくエルフの国の木のモンスターを焼いて作ってくることになった。
2人がアイテムを集めている間に残った3人(サチ、マトイ、リュウ)はバラけて光油の情報集めをする事にしたのだった。




