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第十五話 美人猫神光臨!こっそり親衛隊?そんなのこまるぅってな問題だってばよぅ!

眠気と戦いながら書いたので誤字脱字が多かったらもうしわけない。

 その日お昼ごはん時になっても美希が降りてこなかったので、つまめる食事を用意しておき優未はTCOへ旅立つ。


 「よし!掲示板には書込みしてあるし少しくらい素材売ってくれる人いるといいな・・・」少し不安を抱えつつサチはアニエス中央の噴水広場へ向かっていると噴水広場に近づくにつれて人ごみが激しくなっていくことに気づいた。


 「あれ?もしかして何かイベントでもあったのかな?このままじゃ遅れちゃう・・・告知しておいて遅れたりしたら信用に関わるし何とか通してもらわないと・・・」マップを見つつ噴水広場の指定地点へ細道を利用しながら向かい漸くついた頃には予告時間の3分前だった。


 「おい・・・きたぞシッポをモフりてぇ・・じゃなくて、すげぇあの板スレまじだったのか・・・」


 「ま・・まさか女神なのか・・・俺このゲームやっててよかったぜ・・」


 「今より警邏隊という名目での美人さん親衛隊を発足する!加入可能者は・・後日スレをみろ!」


などといった言葉が聞こえていたがサチは当然自分のことだとは露ほども気づいておらず黙々と露店を展開していく。


 「えっと~売るものは、情報公開許可済みのインゴット各種1500Rと・・あとはポーション+も含めて幾つか並べとこっと~。そんでもって、買い取り素材は鉱石素材の今回は鉄鉱石メインで私の知らない種類があればそれも幾つか手に入ると良いな~。薬草系も壱薬草がメインで知らないのがあれば買い取ってみよう。・・・よし・・準備完了っと!」


 露店開設準備を終わらせたサチは客寄せをするべく立ち上がり声を張った。


 「ただいまより掲示板で告知いたしました素材買取をさせていただきまーす。しかし買取に関しましては予算の問題もありますので締め切る可能性がありますので、その点はご了承頂きます様におねがいしまーす。」と言い切った所で周りにいたプレイヤーが殺到してきたのだ。しかし・・・


 「あ・・俺ジャンっていいます。鉄鉱石が超~あまってるんで差し上げますーどうぞどうぞ~」


 「ずりぃーぞてめぇ!・・ゼルフィンっす。俺もさっき手に入れた鉱石素材あげるっす!」


といった具合で買取ではなく献上品を納める諸侯の如く怒涛の様に押し寄せ、サチが混乱しているうちにあっさりと引き、あれよあれよの内に素材の山ができていたのである。


 「え?あのただで素材置いていかれても困るんですーーーーーー」というサチの叫びはその場にいる誰にも届かなかった。


 前半に素材を置いていったプレイヤーでSSで保存できた人に関してはなんとか次回会ったときになんらかの御礼をすることに決め、その後もどんどん素材を置いていこうとするプレイヤーを引きとめ、

適正価格で買取を済ませいく。すると買取の合間合間に露店に出していたインゴットを見ていた鍛冶師をもっていそうな男性に声をかけられ、「定員よすまん。このインゴットは君の自作かな?」と聞かれ、

「えぇ、今朝作業をしているときに偶然幾つかできましたので並べてみたんです」と答えると鍛冶師男性は驚き

 「へぇ~。ベータの時はこんないい性能のインゴットなんてなかったよ。こんなインゴット作れるって言うなら鍛冶師選んでよかったかもな・・しかも一つ1500Rか・・・安いな。全部もらおうかな。

えっと確かサチさんだったね。

このインゴットは性能が良いのでもう少し値段を上げても売れると思う。僕が売るならこの価格の2倍~3倍でも売れる自信があるんだけどね。ほんとにこの値段で売るのかい?」


 「今日はこの価格で売ると決めてますので問題ありませんよ。もちろん次回以降は教えて頂いたとおりとは行かないかもしれませんが相場というものを調べて値段を決めたいと思ってます。」


 「了解。じゃあこのインゴット全種類とあとポーション+を3つ頼むよ」


「はい、またのご利用お待ちしてます。ありがとうございました」鍛冶師の男が去り、買取の素材が山のようになり販売に出したアイテムがうりきれて満員御礼(?)となったので本日閉店を知らせた。次回はまた掲示板に告知しますとだけいい、サチはすでに通いなれた生産施設へ向かい、個室へ籠もると今日の調査結果について考えた。


 「まずは称号【姫の】に関してはまだ検証が足りないかな。あと採取時と戦闘時での効果の検証しないとだめね。クエストの納品の為にも製造しないといけないし、しばらくはこのままつけておけばいいか。」


 そこまで考えふと夕飯の支度まではあと1時間ほどある・・・が買出しをしていないことを思い出し急いでログアウトするのだった。

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