地区最終戦
第十章
決戦当日…
まず、生徒会室へ行くと、全員いた。
こいつら、戦いのときだけ早いんだよな。
「おはよ。」
とあいさつをすると、返ってきたのは、和也・ミント・寮辺の3人だった。
「おはよ。」
(おはよう(_ _).。o○)
「おはようございます。」
燐崎は、座禅。直美は、読書。淳子は、寝ていた。一兎は〜、うぉっ!目の前にいた。
「よしっ、そろそろ行くか。」
和也がいい、出発した。
「今日は、どことだっけ?」
(五宝高校だよ。(♯`∧´)プンプン。)
怒った!怒ったよ。ミントが⁈意外なことにびっくりしてしまった。
「悪かったよ。それで?どこまで強いんだ?」
「それは、俺が答えるよ。」
和也が言った。
「五宝高校は、俺らといっしょで、今のところ全勝だ。だから力は互角だ。しかしだ、この高校は、毎年ひとが変わりすぎてデータがつかめない。よって、互角かがわからない。」
ピロリーン♫携帯が鳴った。
『データは、任せろ。隠していたのか知らないが、すげ〜ロックされてたわ〜。』
そんな厳重なロックどうした?
『今、どうしたって思っただろ?そんなの簡単さ。ハッキングしたんだよ。』
ダメだろ⁉︎
『それは、置いといて。』
いいのか?
『データについてだが、相手のタイプを教えておこうかな。4人で、1人目は、剣士。2人目は、魔法使い。3人目は、遠距離銃。4人目は、近距離銃。こんな感じかな?』
どこの、RPGだよ。
心の中で、突っ込み続けていると、すでに到着していた。
五宝高校の五宝滝で、今日は戦いがある。
「それでは、行きますか?」
寮辺が行くにつれ、他も賛同した。淳子は、一兎にお姫様だっこをされながら行った。
まずは、所定の位置に着く。相手を見ると、まさにRPGという格好をしていた。
こっちは、というと、一兎以外なぜか耳栓をしていた。
カウントダウンが始まった。
10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・ゼロ〜
戦いが始まった。
最初に動いたのは、燐崎と相手の剣士だ。
「はぁ〜。」
キンっ!いい音がした。力は、互角だ。しかし、燐崎が押されている。相手の魔法使いが、味方の剣士の力を上げている。コンビネーションがすごいぞ!相手の近距離銃はというと、寮辺に苦戦中だった。打っても打っても、当たらないからだ。しかもここは、滝。水があるところ、寮辺が得意とする場所だ。
そんな時だった。燐崎が、刀を落として、切られそうな時、ガードが発生いたのだ。
「なんだ?」
「あれは、淳子の能力。防御だ。自分を防御する意外にも、味方に防御を、付けることができる。」
「すげ〜んだな。ところで、一兎は?」
「おまえも、もうそろそろ、耳栓付けとけよ。」
⁇和也の言っている意味がわからない⁇
そんな時、ゴゴゴゴゴゴォ〜、地響きだ。何かと思うと、キーーン、ノイズがなった。
そう、一兎がマイクを持っているのだ。
「あいつ、何するつもりなんだ?」
「歌うんだよ。」
「歌う?なぜ?」
「それが、あいつの攻撃方法だからだよ。」
(耳塞いどいたほうがいいと思うよ。(・ω・)ノ)
その時、一兎が歌い出した。メタル?けど、音でかっ!魔法使いと遠距離銃は、倒れた。
剣士と近距離銃は、とっくに、やられていた。俺は、そこで思った。このチーム強すぎることに。
終わって、学校に帰って、理事長室へ向かった。入ると、おれを待ってたかのように、金子が、抱きついてきた。
「おかえり!お兄ちゃん。」
「たっただいま。」
「今日も、早かったね。これだと、相手弱かった?」
「前の学校よりは強かったよ。」
「それじぁ〜。地区大会、優勝したから、パーティしようか⁈」
「いいね。それ!休憩も、必要だしね。」
「県の大会は、夏休み後だから、大丈夫だよ。」
「それじぁ〜。夏休み中ってことで。みんなに伝えておくよ。」
と言い出て行った。
このパーティを普通のだと思ったバカだったと思うのは、先の話だ。
夏休みをお楽しみ