ノイズ
黙ってよ 少し静かにして 人の声など聴きたくない
気持なんて知りたくない 教えてなんて頼んでない
夜帰る道が好きだ 足音だけ聴いて 空には地上の光で見えずらい 微かな星屑の光
野良猫を見かけた 言葉を持たない命に愛しさを感じた
人間の最大の発明は言葉だ 誰かがいった
一番愚かな発明は言葉だ 僕がいった
言葉が無ければ 言葉で傷つくことはなかった
言葉が無くても 愛情は存在するのに
言葉が無ければ 不満は牙を見せるしか無いけれど
言葉があっても 戦争は無くなったりしない
安らぎは心の中に 寝れば静かな世界
夢にうなされる 起きても夢が襲ってくる
どこに望む世界があるの
静かな世界が好きだ 人が寝静まる世界で ぬいぐるみを触り癒される
ずっと気に入ってた ノイズの無い愛情の塊
10年大切にしたら 魂が移るなら これ以上無い愛しい塊
雑音のない愛情 包み込んだら聴こえた雑音
僕は自分から出してる 止むことのない音を捉えた
一定リズム刻む心臓 感じる虚しさ 嫌いな雑音から感じる 僕を生かすその鼓動
もう止まってもいいよ 僕は無音を愛するガラクタ
だって好きなのはこのぬいぐるみ 綿の塊 そこにあると信じたい魂
モノ言わぬぬいぐるみ抱きしめた かすかに聴こえた鼓動
きっとそれは自分のもの だけど今はこの子のもの
ほらやっぱりそうだ 生きてる君は心がある 大切にした僕に少しだけ返すこの気持ち
確かに感じる愛情 冷めた心に染みる 君の温もり
この鼓動は君のもの 僕は無音のガラクタ 君から伝わる温もり 暖まるこの体
高鳴る鼓動に僕は気づいた 鼓動が自分のものだと気づいた
暖かかった君の心 僕の心臓に乗り移った
嫌いだったこの鼓動 雑音だらけのこの世界
冷たい言葉 心 あて付けられる日々
もう傷つけられないこの魂 ガラクタは何も感じない
高鳴る鼓動に僕は気づいた 鼓動が自分のものだと気づいた
暖かかった君の心 僕の心臓に乗り移った
心臓を守る温もりが 世界から僕を救った
物を大事にしたら魂が宿ると僕が子供の頃はよく考えられていました。
僕は小学生のときにもらったお気に入りのぬいぐるみを今でも大事にしています。