表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ノイズ

作者: Sez



黙ってよ 少し静かにして 人の声など聴きたくない

気持なんて知りたくない 教えてなんて頼んでない



夜帰る道が好きだ 足音だけ聴いて 空には地上の光で見えずらい 微かな星屑の光

野良猫を見かけた 言葉を持たない命に愛しさを感じた


人間の最大の発明は言葉だ 誰かがいった

一番愚かな発明は言葉だ 僕がいった


言葉が無ければ 言葉で傷つくことはなかった

言葉が無くても 愛情は存在するのに


言葉が無ければ 不満は牙を見せるしか無いけれど

言葉があっても 戦争は無くなったりしない


安らぎは心の中に 寝れば静かな世界

夢にうなされる 起きても夢が襲ってくる

どこに望む世界があるの



静かな世界が好きだ 人が寝静まる世界で ぬいぐるみを触り癒される


ずっと気に入ってた ノイズの無い愛情の塊

10年大切にしたら 魂が移るなら これ以上無い愛しい塊


雑音のない愛情 包み込んだら聴こえた雑音

僕は自分から出してる 止むことのない音を捉えた


一定リズム刻む心臓 感じる虚しさ 嫌いな雑音から感じる 僕を生かすその鼓動


もう止まってもいいよ 僕は無音を愛するガラクタ

だって好きなのはこのぬいぐるみ 綿の塊 そこにあると信じたい魂


モノ言わぬぬいぐるみ抱きしめた かすかに聴こえた鼓動

きっとそれは自分のもの だけど今はこの子のもの


ほらやっぱりそうだ 生きてる君は心がある 大切にした僕に少しだけ返すこの気持ち

確かに感じる愛情 冷めた心に染みる 君の温もり


この鼓動は君のもの 僕は無音のガラクタ 君から伝わる温もり 暖まるこの体


高鳴る鼓動に僕は気づいた 鼓動が自分のものだと気づいた

暖かかった君の心 僕の心臓に乗り移った


嫌いだったこの鼓動 雑音だらけのこの世界

冷たい言葉 心 あて付けられる日々 


もう傷つけられないこの魂 ガラクタは何も感じない


高鳴る鼓動に僕は気づいた 鼓動が自分のものだと気づいた

暖かかった君の心 僕の心臓に乗り移った


心臓を守る温もりが 世界から僕を救った

 

物を大事にしたら魂が宿ると僕が子供の頃はよく考えられていました。

僕は小学生のときにもらったお気に入りのぬいぐるみを今でも大事にしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ