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日律帝國最後の反抗2

mitotayo(みとたよ

 続編書きました。文字数が多いせいで投稿頻度が遅いです本当にすみません。次回から文字数もうちょっと減らそうと思います。

 〈六章 休暇〉

 「まさか、冗談でしょう?」

 第一機動艦隊司令長官高田史明(たかだふみあき)は不思議そうな顔でそう言った。

 「冗談ではありません中将閣下。貴方の第一機動艦隊は一度本国へ帰国の後、戦力温存の為に暫く戦線から抜けてもらいます」

 海軍省から来たらしい情報将校は真顔で返した。

 「艦隊乗組員の士気はかつて無いほどに盛り上がっています。今こそ我が艦隊が攻勢に出るべきではありませんか?それに、我が艦隊が抜ければ戦線が維持出来るでしょうか?」

 「その点はご心配なく。第一機動艦隊が退いた後は第二機動艦隊が補完致します。航空母艦を四隻保有する第二機動艦隊によって戦力はむしろ増大しますかと。また、士気が上がっているとはいえ多少損害は出ているでしょう。補充の為にも一度本国、曽根軍港(そねぐんこう)に戻って頂きたい」

 しかしまだ納得のいかない高田は食い下がる。

 「損害は予備機で補えますし、本国は遠く手間が掛かります。そして、もしかしたら今後敵に対する奇襲作戦は使えなくなるかもしれません。私にはその対策があります、それを踏まえて我が艦隊が!」

 「奇襲作戦が使えなくなる?まさか。今までに奇襲で失敗した事例はありますか?それに作戦立案、実行はどの司令官でも行えます。さらに、これは命令ですから貴方には従う義務があります。違いますか?」

 「……承知しました。いつ本国に出発すれば宜しいですか?」

「出来れば今日中に。早めに到着した方が良いと思われますし」

 「承知しました」

 「そうですか。では私はこれで」

 情報将校はそう言い残して高田の執務室から出て行った。

 「……なぜだ?本来なら大きな損害がない限り戦線から退くなどあり得ないはずだが……」

 高田は椅子に座り込んで俯く。

 ──我々にも軍人としてのプライドがある……。だが命令には従えない……か。

 高田は机の黒電話を取って電話を掛ける。

 「私だ。電信員を呼んでくれ……。……ああ、艦隊全艦に通達してくれ。全艦反転、曽根軍港に寄港し補給の後一度戦線を離脱する、と。……そうだ。よろしく頼む」

 受話器を戻し、高田はため息をつく。

 ──奇襲作戦が今まで成功していた……だからこそ対策してくるという考えが普通だと思っていたが……。頭が固い連中が上層部にいると厄介だな。

 高田は壁に貼られた地図に目をやり、一点を睨みつけた。目線の先には、大東海に浮かぶ小島「マッツウェーク」があった。


 空母真鶴の甲板に集合した真鶴乗組員達は、艦長の今川敦史(いまがわあつし)の話を聴いて目を見開いた。

 「えー、この命令は高田長官が海軍省からのものだと伝達されている。悔しい気持ちは有ると思うが今は堪えてくれ。以上だ」

 第一機動艦隊の撤退を報告し、今川は最後にそう締めくくった。今川が退場すると、乗組員達は次々にグループを作って話し始めた。その中、白石武(しらいしたける)は突っ立ったまま呆然としている。

 「少尉殿!これは一体……?」

 白石が振り返ると、同じ小隊の草加部広宣(くさかべひろのぶ)水島隼人(みずしまはやと)が立っていた。

 「分からない……だけど何かしら力が働いている気がするのは俺だけか?」

 「いえ……。私もそう感じてはいます。が、あまり人前で話さない方がよろしいかと」

 水島がそう返す。

 「そうだな……。一旦部屋に戻ろう」

 白石がそう言って歩き出すと、2人は頷いて白石の後に続いた。


 「やっぱり来たか……。お前らに話があるんだ、中に入れてもらおう」

 白石達が自室に向かうと、扉の前に山里雄二(やまざとゆうじ)が立っていた。

 「山里隊長……。分かりました、入ってください」

 白石がそう言って扉を開けると、山里が入って行き、続いて白石達も部屋に入る。水島が扉を閉めると、山里が話し出す。

 「お前ら、さっきの話で何か違和感を感じなかったか?」

 「はい……何かしら力が働いている気がします」

 「……誰かが裏で手を引いている可能性がある。これは分かるだろう?」

 白石達は山里も同じことを考えていたことに驚く。

 「そこでだ。確か白石は知り合いに海軍の上層部の人がいたな?」

 「はい。森下大将ですね」

 山里は深呼吸をしてから続きを話す。

 「本国に戻ったらその人と接触して貰いたいんだ」


 皇暦2515年、東暦1981年6月22日。第一機動艦隊は台満(たいまん)を経由し曽根軍港に到着、乗組員には3週間の休暇が与えられた。

 ──やっと家に帰れる!

 白石は休暇突入の瞬間から走って駅に直行、自宅の最寄駅「蒲島(かばしま)」までの切符を買って汽車に飛び乗った。座席に座り、窓の景色を見ながら心を躍らせる。

 ──綾香に会えるじゃん!クロを一旦引き取って面倒見てくれてるらしいからクロにも会えるし。っていうか綾香って歌手やってるんじゃなかったけ?会えるかな……。

 一瞬で冷静になった白石は、目を閉じて寝ることにした。


 白石が起きると、丁度蒲島に着くところだった。急いで身支度して、停車した瞬間に客車を飛び出して駅を出た。

 「懐かしい景色だなぁ」

 白石はそう呟いて自宅へ歩いていく。木造のアパート、こじんまりした商店街、日帝の国旗が掲げられている小学校。見慣れたはずの景色が白石には新鮮に見えた。しばらく歩くと古い家が見え、白石は思わず走り出した。白石が育った家が目の前にあった。

 「ただいま!」

 白石は、扉を開けて大声でそう言った。

 ──やっぱりクロは居ないか……。誰も居ないって寂しいな。

 そう思った瞬間、居間の方からドサっと音がした。と同時に、

 「いったぁぁぁぁぁ!」

 と女性の声が聞こえた。白石は泥棒かと思い、あわてて靴も脱がず居間に向かう。居間は明かりがついており、シャツ一枚の女性が尻もちをついていた。

 「……綾香?」

 白石が呼びかけると、女性が振り向く。

 「あ……武……くん?」

 女性は綾香だった。驚いた表情で固まる綾香に白石は問いかける。

 「……何してんの?」

 「何って掃除してるんだよ。武くんが居ないんだから私がやらないと誰がするの?」

 綾香は我に返って言い返す。

 「ていうか靴脱いで!さっき雑巾かけたばっかりなんだけど」

 「あっごめん」

 白石は慌てて靴を脱いで玄関に置いて戻ってくる。

 「帰って来てたんだね。先に言ってくれればいいのに」

 「そんなの出来ないって。どうやって伝えたらいいのさ?」

 白石は居間に入り、座布団に勢いよく座る。

 「そんで、仕事は上手く行ってるの?」

 「んまぁぼちぼち。レコード収録始まってすぐだし?これからだよ……多分」

 少し暗い表情になった綾香を見て白石は黙ってしまう。それを見て綾香が無言で台所へ行き、コップにお茶を注いで持ってきた。

 「はいお茶。いっつも空母で大変でしょ?お父さんから聞いてるよ、撃墜王だってねぇすごいじゃん」

 「言うほど落としてないけどな……。あっそうだクロは?元気にしてる?」

 「うん、すっごい元気!なんかなつかれちゃってさー」

 「だったら良かった……」

 白石はお茶を飲み干して一息つくと、綾香に言った。

 「そういえばさ、綾香のお父さんに会いたいんだけど。予定空いてる?」

 いきなりの質問に綾香は驚きつつ返事をした。

 「え?……どうだろう……なんか士官学校の同期と飲みに行くとかで2日ぐらい空いてたはずだけど……詳しくはわかんないなぁ……。一回うちに来たら分かると思うけど」

 「行っても良いの?」

 「いいよ、クロちゃんにも会いたいでしょ?」

 「そうだね……、じゃあ行かせて貰います」

 白石は立ち上がってスーツケースを持ち、居間の電気を消して玄関を出る。

 「ちょっと待ってて、すぐ支度するから!」

 綾香がそう言うと台所へ行ってドタバタして戻ってきた。

 「よし、じゃあ行こっか」

 綾香はそう言うと玄関を出て、鍵を閉めて歩き出した。

 「ん?てかなんで家の鍵持ってんの?」

 白石はふと綾香に問いかけた。

 「え?予科練(よかれん)始まる前にさ、私に鍵預けてたじゃん。覚えてない?」

 綾香は不思議そうに答える。

 「あれ、そうだっけ?まるで記憶がない……」

 どうやらクロと一緒に鍵を預けていたらしい。予科練は寮制だったため、確かに預けた気がするものの白石の記憶からは消えていたらしい。

 ──まぁいいか……。

 白石はなんとなくおかしく思いながら綾香について行った。


 ──なんか……家大きすぎないか?

 綾香の自宅は豪邸と言える大きさだった。

 「どう?びっくりした?」

 綾香はドヤ顔で問いかける。

 「お……おう。なんか思ってたのと違う」

 タジタジの白石を見て綾香はこの上なく幸せそうな表情になった。

 「なんで嬉しそうなんだよ」

 突っ込まれた綾香はハッとして顔を赤くした。

 「なんでもない!門開けるから入って!」

 綾香はプイッと顔を背けて門を開け、中に入る。

 「……なんで怒ってんの?」

 白石は呟きながら綾香を追って敷地に入る。綾香が扉の鍵を開けて玄関に入って大声を出す。

 「クロちゃぁぁん!」

 しばらくしてドタドタと物音がして黒猫が走ってきた。

 「クロ……クロじゃないか!」

 白石はクロを抱き上げて喜ぶ。

 「クロちゃんね、毎日武くんの家の方ばっかり見てたの。やっぱり寂しかったんだね」

 白石はそう聞いて半泣きになる。

 「そうかそうか、寂しかったか。ごめんなクロ」

 クロのお腹に顔を埋めモフっていたら、玄関の扉がいきなり開いた。

 「綾香、帰ってたか……ん?君は確か……白石君か?」

 白石が振り返ると、中年の男が立っていた。


 〈七章 接触〉

 「……森下……大将」

 白石は男をそう呼んだ。

 「やっぱりそうか。いやはや大きくなったな」

 森下和重(もりしたかずしげ)は優しい目で白石を見てそう言った。

 「森下大将もお変わりないようで」

 「白石君、そう固くならずに。プライベートなんだから」

 「はっ、承知しました」

 全くやわらかくなっていない白石を見て、森下は苦笑しながら綾香に向かう。

 「綾香。今日はちょっと士官学校時代の親友が来るから、夜はちょっとうるさくなるよ」

 「分かってるよ。お酒は台所の1番下、おつまみは2番目の棚にあるからね」

 綾香はそう返した後、話を切り出した。

 「そうだお父さん。武くんがお父さんに話があるみたいよ」

 森下は少し驚いた顔をした後、ニヤリとして言う。

 「もしかして綾香を僕にくださいと言いに来たかな?」

 そう言われて白石と綾香は顔を真っ赤にして俯いた。

 「冗談だよ……の割に図星だったようだが。まぁ上がって、聞こうじゃないか」


 白石と森下は向かい合って椅子に座った。綾香がお茶を淹れて机に置く。

 「森下大将……。今回、我々第一機動艦隊は戦線を離脱しました。その件なのですが……」

 白石が切り出す。

 「ふむ。それがどうかしたか?」

 「私は海戦に勝利して士気が高まっている状態の艦隊を退ける意味が分かりません。何か裏で動いているのではないかと考えているのですが」

 しばらくと沈黙が生まれる。森下は白石を見つめ、何も話さない。緊張の中、森下が口を開く。

 「やっぱりばれてしまうか」

 その一言に理解が追いつかず、白石は固まる。

 「最近の若い連中は血の気が多くてな、空母が多ければ良いと思っているんだよ。まぁ私達の世代も戦艦で同じ事をしていたがね。だが上層部の命令を聞かないとなると話は別だ」

 白石は何かハッとして呟く。

 「つまり、軍部が暴走していると……」

 「そう言う事だ。連中は総参謀長の私を通さず艦隊配置を変えるようになってしまった。血気盛んな第二機動艦隊ではなく、精鋭の第一機動艦隊を使っていたのは命令無視を危惧していたからなんだ」

 「……なるほど」

 「君は知らないだろうが、中子民国(ちゅうこみんこく)の首都西都(せいと)で陸さんの一般兵が民間人虐殺を働いたようだ。加害者の全員が若年兵(じゃくねんへい)だ。そしてその事を隠蔽しようとした将校がいる。奴らも若者だ」

 白石は日帝の軍隊自体が腐敗仕掛けていた事を知って驚いた。そして今川の言葉、

 「悔しい気持ちはあると思うが今は耐えてくれ」

 の言葉も理解出来た。

 「これから我々もこれ以上暴走しないように見張るが、それくらいしか出来ない。前線の兵士には申し訳ないばかりだ」

 森下は顔に悔しさをにじませて謝罪した。

 「そんな!大将閣下が謝罪するような事では……」

 「いや、我々の管理不足から来ているのだよ。それはそうと……この件は私と君と、君が信頼している仲間達だけの秘密にしてくれ」

 「はっ」

 白石が答えると、森下は一呼吸開けて別の話を切り出した。

 「そうだ白石君。クロちゃんもいる事だし休暇中は家で居候しないか?綾香と同居する練習として、だ。どうだ?」

 「ちょっとお父さん……!」

 綾香が横から話に割り込む。

 「なんだ綾香?私は何かおかしい事を言っているか?」

 森下はすっとぼけるように返す。

 「別に良いんじゃない?あとは武くんに任せるわ」

 綾香は呆れたようにため息をついた後に白石に責任転嫁して台所へ引っ込んだ。

 「えぇ……?ま……まぁ私は別に構いませんが……」

 「よし!じゃあ決まりだ。白石君、酒は飲めるか?」

 「え?私未成年ですが……」

 「そうか……じゃあ今宵はサイダーで私達の酒宴に参加してもらおう!」

 「わ……かりました」

 白石はそう言うと森下は満足そうに席を立って自室へ向かった。

 「やっぱりお父さん酒飲み相手欲しかっただけじゃん」

 台所から顔を出した綾香が呟く。

 「え、そうなの?」

 「絶対そう!私も参加させられたことあったもん」

 白石は苦笑した。

 ──だからサイダーが家にある的な発言してたんだ……。

 その後、白石は綾香と共に自分の部屋を案内してもらった。

 「ここ、客室なんだけど使って。隣私の部屋だからなんかあったら言ってね」

 「ありがとう」

 礼を言って白石は部屋に入る。スーツケースを開け、着替えやら歯ブラシやら日用品を出して机の上に置く。

 「今日は眠れなさそうだな……」

 白石は呟いた。


 同日午後8時30分頃、森下の士官学校時代の同期達が来た。空母真鶴艦長今川敦史や第一機動艦隊司令官高田史明など、白石が知っている人もいた。

 「第二機動艦隊司令官の真田三郎(さなださぶろう)だ。よろしく」

 真田という男は白石に敬礼を送った。

 「なんだぁ?士官学校四天王が集まってるじゃねぇか!」

 そう言ったのは飯田新平(いいだしんぺい)と名乗った男だった。

 「四天王……ですか?」

 「そうさ!主席の森下、体力お化けの今川、本塁打王の高田、そんでイケメンの真田だ!」

 白石が聞くと飯田はニヤニヤしながら言った。

 「そんな事まだ覚えてたのかよ飯田」

 真田は茶化すように言った。

 「ていうか真田はなんでここにいるんだ?お前マッツウェーク攻略しに行ったんじゃないのか?」

 「旗艦の朝日(あさひ)と空母江戸(えど)がエンジン故障でな、明後日出発なんだ」

 高田の問いに真田が答える。

 「それにしてもみんな歳を取ったな。士官学校が懐かしいよ」

 森下が遠い目をして言う。

 「そう言えば綾香ちゃんが歌手になったんだって?凄いじゃないか!全く、うちの娘も見習って欲しいものだ」

 「そういうが飯田の娘さんいくつだ?」

 「25だよ。政治家やりたいって猛勉強してるよ」

 「親が海軍大臣だから子供にも似たんだよ」

 高田が酒をあおりながら言う。

 「俺達の時代はとっくに過ぎた。世代交代したいが今の若い連中があれではなぁ」

 真田はため息をついて呟く。

 「まったくだ。どうやったらあんなに暴走するんだ」

 飯田が一升瓶を片手に言う。

 「……果たして今のままで日帝は勝てますかね?」

 白石がサイダーの瓶を飲み切って呟く。

 「さぁな。ただ俺に言えるのは、ドミル帝国がいる。イタラン王国もいる。那満国(なまんこく)も最近降伏したばかりのレイネスもだ。勝てる可能性はいくらでもある」

 「それもそうですね」

 白石は納得して新しいサイダーの瓶を開ける。

 「レイネスなぁ……もう多度ヶ大島(たどがおおしま)に名前戻していいと思うんだがなぁ……」

 「まぁ良いじゃないか、呼び名なんて」

 ささやかな酒宴は盛り上がり、貯蔵されていた酒類はみるみる減っていった。


 夜も更けて森下の同期達が帰った後、白石と綾香が後片付けを終えて白石の部屋の窓から月を眺めていた。

 「戦争って嫌だね」

 綾香が呟いた。

 「そうだね、でも人間はそんなものだよ」

 白石が答える。

 「でも、さっきみたいないい人たちが死んじゃうんだよ?国民は一致団結しているって言ってるけど、法律で縛ってるだけだし」

 白石は綾香の愚痴を聞き続けた。ただ、綾香と一緒にいたいという為だけに。

 「ごめんね、こんな時間に」

 「いいよ。こんな機会あんまりないし」

 白石は月明かりに照らされる綾香を見ていた。

 「なんかいつも通りの武くんって感じ。何にも変わってないね、一人称以外は」

 「そうだね」

 「安心したなー」

 綾香が呟く。

 「ん、なにが?」

 「何でもないよー。じゃあおやすみ」

 白石が問うと綾香は顔を赤くして答えた後、そそくさと自室へ戻っていった。

 「……変なの」

 白石は不思議に思いつつ、立ち上がりひとつあくびをして布団に潜った。

 今回も新しい人物や兵器が出てきたので、新しい登場人物と登場兵器の紹介します。


 日律帝國にちりつていこく

 〈登場人物〉

 高田史明たかだふみあき。皇暦2466年2月11日生まれ、52歳。第一機動艦隊司令官、中将。

 真田三郎さなださぶろう。皇暦2465年4月8日生まれ、53歳。第二機動艦隊司令官、中将。

 飯田新平いいだしんぺい。皇暦2465年10月10日生まれ、52歳。海軍大臣。

 情報将校じょうほうしょうこう。海軍省所属、准将。

 

 〈登場兵器〉

 朝日あさひ。2479年5月1日竣工。戦艦、西日型戦艦三番艦、第二機動艦隊旗艦。

 江戸えど。2489年3月30日竣工。空母、江戸型航空母艦一番艦、元戦艦。搭載機数55機。


 台満たいまん(現実世界での台湾枠。ただし現時点で日律帝國領)


 ついでに今までに出てきた戦闘、事件もまとめていきます。

 

 皇暦2504年、東暦1970年4月12日、帝都初空襲。

 皇暦2504年、東暦1970年8月8日、帝都空襲。

 皇暦2515年、東暦1981年1月21日、第二次世界大戦勃発。

 皇暦2515年、東暦1981年3月15日、レイネス王国降伏。

 皇暦2515年東暦1981年5月28日、南スベラ沖海戦。

 皇暦2515年東暦1981年6月12日、南スベラ奪還成功。

 皇暦2515年東暦1981年6月17日、中子民国ちゅうこみんこく首都、西都せいと陥落。

 皇暦2515年東暦1981年6月17日、日帝陸軍兵による民間人虐殺事件発生。


 皇暦2515年6月22日時点。

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