ファイル⑦ 物語区分とアーク専用小刀
全二部予定でしたが、修行の開始と終了後で数年経ってるので区切りが良いと判断し全三部に致します
物語区分まとめ(第三部突入時点まで)
第一部(星々の世界編)
高梨 治は、暗殺者ダークの肉体を乗っ取る形で異世界転移。
自らをナターシャが付けてくれた『アーク』と名乗る。
アークがが星々の世界で巻き込まれる大きな事件は3つ。
歴史改変事件/時間逆行事件/勇者召喚事件
これらを通じ、ただの異世界転移者からこの世界で生きる覚悟を決めた者となっていく。
第二部(月光世界開始〜修行前)
アークは、月光世界から「世界崩壊危機を救え」と依頼され、新たな世界へ。
最初の目的は 世界崩壊の原因を探ること。
この時点でアークは薄々気づいていた。
――「次元の壁がどこかおかしい」と。
その根拠は多数あるが、代表的なのは以下の2つ。
日本時代の友人が天寿を全うしたはずなのに、先にこの世界で生まれていた。
少なくとも1800年前に、日本由来のセーラー服がこの世界に流れ着いていた。
これらから、時間の歪みが存在することをアークは察知していた。
第三部(修行後〜本格決戦)
修行を終えたアークは、いよいよ本格的な戦いへと歩を進める。
主人公の武器遍歴(黒と白の小刀)
名称と設定
闇夜ノ灯=黒い小刀
光陽ノ影=白い小刀
二本で一対、黒と白が対になる存在
黒は斬撃強化
白は防御障壁を張る、また影を斬れる
第一部(星々の世界)
日本時代の友、武と再会。
小刀二本を『譲り受ける』。
握った瞬間、『手に馴染む・吸い付く感覚』を得る。
第二部(月光世界開始〜修行前)
戦いで 黒い小刀が折れる。
対になってるので白も含め、二本を神位鍛冶師に修理依頼として預ける。
その後、アークは再び武と再会。
アーク視点:二度目の再会
武視点:初めての再会
アークは『まだ小刀を渡す前の武』なら小刀を持っているかもしれないと考え、貸してくれないかと頼む。
武はまだ『譲っていない状態』だったため、小刀を貸すことができた。
この時点からアークの闘気が流れ込み、専用化が始まっていく。
アークは修行の途中で、借りた小刀を武に返す。
(返さなければ、この後星々の世界のアークに渡ることができず、歴史が繋がらなくなる)
→ その結果、星々の世界のアークは『譲り受ける』という順序に合流し、時間の歪みを抱えつつも歴史が循環する。
再会の齟齬(時間の歪み)
次元の壁の崩壊によって時間の流れが歪んでいるために起こる現象。
星々の世界での再会
アーク「武、久しぶりだな」
武「お前、誰だ?(本当は二度目だが、まだ言えない)」
月光世界での再会
アーク「武、また会ったな」
武「お前、誰だ?」(本当に初対面の感覚)
→ お互いの再会順序が入れ替わっている。
小刀が『最初から馴染んだ』理由は、時間の歪みによって『借りる(専用化開始)』と『譲られる』の順序が入れ替わったため。
ただしその循環を成立させる為には、アークが『借りた小刀を武に返す』必要がある。
『借りた』=アークにとって二度目、武にとって一度目。
『譲られた』=アークにとって一度目、武にとって二度目。
このズレと返却が揃うことで、専用化のプロセスと歴史の循環が成立する。