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鍛冶部族(ドワーフ)の長ボルガン

「ボルガン様、ギルシュの大盗賊団の一味となる輩を捕獲してきました。」


鍛冶部族ドワーフの集落に連行された私たちは鍛冶部族ドワーフの長である者の所に連れていかれた。


「ご苦労であった。特攻長デイロスよ。とりあえずこの者たちをその場に座わらせろ。」


「は、はいボルガン様、よしお前らその場に座れ。」


私たちの馬車に向かって投斧トマホークを投げたディロスはそう言うと私たちにその場に座るように言ってきた。


「さてディロスよ。この者たちがギルシュ大盗賊団の一味と言う確証はどこにある?」


「はは、ボルガン様この男のつけてるお面でございます。」



「だからちょっと待ってくれよそのお面は俺が盗賊のスキル強奪スティールで手にしただけで、

ギルシュ大盗賊団なんて俺らは一切知らないっつうーの!!」


(マットそんな事言った私たちの立場がさらに悪くなっちゃうよ!!)


私は心の中でマットに向けて叫んだ。


「この黙らんか!!」


「ディロス構わん、こやつらにしゃべらせろ。」


「僕らはある目的でお金を稼ぐために冒険をしている者です。その彼の言う通り僕らはトゥグル街である柄の悪い集団と闘いましたが、それがギルシュの大盗賊団の物とは知りませんでした。」


「何をでたらめを・・・。」


「ディロス構わん続けさせろ。」


「あのボルガンって言ったっけ?あんたが鍛冶部族ドワーフの長なんだろう?私たちの事を見て

ギュルシュの大盗賊団の一味かそうじゃないかも分からないの?ちなみにそこのディロスって奴にも言ったんだけど私は五大種族が1つ緑樹族の族長の1人娘だよ。」


(トゥ・トゥリーヤそれじゃマットと同じく私たちの立場を悪くするだけだよ・・・)


「ボルガン様この娘、緑樹族の族長の娘を名乗っていたのにそれと同盟関係にある長耳族エルフの存在を知りませんでした。」


「なんだよ知らないものは知らないんだからしょうがないじゃんか!!」


「トゥリーヤ落ち着いて、お初にお目にかかります。鍛冶部族ドワーフの長ボルガン様、ムクト・ハーパーと申します。私の記憶がたしかなら鍛冶部族ドワーフは五大種族が1つ放炎族と同盟関係におありですよね。」


「な・・なぜその事を・・・。」


特攻長のディロスが驚いたような声を挙げる。


「その他にもディロス様がおっしゃられた通り緑樹族は長耳族エルフとそして流水族は人魚族マーメイドと同盟関係にあり、防風族と天雷族に関しては不明だと言う事になっております。そうでございますよね?ボルガン様。」


(す・すごいムクトそんな事まで知ってるなんて・・・)


私は心の中でムクトに対して驚きの声を挙げる。


「おいディロス・・・この者たちを解放してやれ。」


「は・はぁしかしボルガン様・・・。」


「私とこの者たち5人だけでゆっくり話がしたい・・・よいな?」


「は、はぁ承知しました。」


ボルガンの一声でディロスたち他の鍛冶部族ドワーフたちはその場から身を引いた。


「さてとこれでお主らと直接話が出来るな。」


ボルガンはそう言うとニカっとした笑顔を浮かべた。


「あの僕たちを解放してくれたって事は僕たちがギルシュ大盗賊団の一味ではないと・・・。」


「その通りだ騎士ナイト見習いらしき青年よ。」


「それじゃ私が緑樹族の族長の1人娘だと言う事も認めるんだね。」


「その通りだ弓術士らしき少女よ、緑樹族の族長はかなり破天荒な性格だと聞くからなその娘と言うのなら嘘ではないだろう。」


トゥリーヤの言葉にもボルガンは笑って答える。


「でもまあ一番確信が持てたと言うのはそこのムクトと名乗った最年少ぽい少女の博識さだ。ギュルシュ大盗賊団にあそこまでの情報を持っている物はいない。」


「って事は俺たちが解放されたのはムクトのおかげって事か・・・。」


「あーまあーそう言う事になるな盗賊シーフ見習いの青年よ。」


マットの言葉にもボルガンは笑って答える。


(何だか私だけ一言も話してないな・・・どうしよう何か話した方が良いのかな?)


「おや魔術師メイジ見習いらしきお嬢さんどうかしたかな?」


私の視線に気がついたのかボルガンさんが私に話しかけてくる。


(ど・どうしよう向こうから話しかけられちゃったな・何とか話をしなくちゃ・・・」


「あの私ある理由で5億パシットのお金を稼ぐために仲間のみんなと冒険してるんです。た・例えば・・・これとか・・・。」


私はそう言って今まで手にしてきた世界五大宝石のホルスカ緑柱石エメラルドとサーシェル真珠パールバッグから取り出してボルガンさんへと見せた。


「!!!!!ここれは!!!!」


今まで笑っていたボルガンさんの顔が急に驚きの表情へと変化した。


(えっ・・・えっと私何かまずい事したかな?)


私は心の中で冷や汗を流すのだった。


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