果たして天雷族の冠の復元に必要な金額の総額は?とその前にどうやらひと悶着ありそうです。
「あっおーいライリィーどこ行ってたんだよ!!」
マットが冒険者ギルドの前で待ちながら声をかけた。
「ごめんね。マットちょっと重要な事を確認してたの・・・。」
「重要な事?一体なんだ?」
私の言葉にマットが疑問を浮かべたような顔で見てくる。
「うん、みんなは?」
「先に宿屋の方に行ってるよ!!」
「ありがとう!!それじゃ宿屋で一息ついたらみんなに話したい事があるの。」
私はマットの目を見て真面目な表情で答える。
「わ・分かった。それじゃとりあえず宿屋まで行くぞ!!」
こうして私はマットの後に続き宿屋へと向かうのであった。
「あっ来た来た。」
「マット無事ライリィーと合流出来たんだね。」
「まあ冒険者ギルドの前で待ってたんだから当然と言えば当然だわ。」
トゥリーヤ、アーク、ムクトがそれぞれ声を挙げる。
「ところでライリィー一体どこへ行ってたの?」
トゥリーヤが気にしてる感満々で私の方を見て来る。
「そうだね慌ててその場から消えたから僕も少し気になってはいるよ。」
トゥリーヤに続きアークも口を開ける。
「あーその事なんだけど・・・ライリィーから重要なある。」
「重要な話・・・一体何かしら?」
ムクトが少し考えるような素ぶりをみせる。
「そ・その事については後で一息ついてから話すね。」
私はマット以外の3人の方を見回しながら説明した。
「うん、分った。それじゃライリィーの話期待して待ってるね。」
「マットとりあえず男子と女子で二部屋予約しようか。」
「お・そうだなアーク。」
私の話の内容の事を考えながらワクワクが止まらないトゥリーヤ。
そして宿屋の部屋の予約の事を話し会うアークとマット。
その様子を見ながら私は少し緊張するのだった。
「あのライリィーちょっと良いかしら?」
考える素ぶりを見せていたムクトがふと私に訊ねて来る。
「うん?どうしたのムクト。」
「あなたがどんな重要な話をしようと私はそれに寄り添うつもりだわ。」
ムクトのこの言葉に私は何ともなくうれしい気持ちになった。
「ムクトどうもありがとう!!」
私は笑顔でムクトに対してお礼を言うのであった。
「それじゃしばらくぶりの宿屋の料理を前にみんなかんぱーい!!」
「かんぱーい!!」
こうして私たちはトゥグル街の宿屋こびとの家で食事をとるのであった。
「うーんしばらくぶりの宿屋のご飯はおいしいね。」
トゥリーヤが上機嫌で料理をパクパク食べている。
「ふん料理に関して言えば俺の料理だってぜってぇー負けてねーから。」
「それは絶対にないね・・・残念無念なんとやらー。」
「あっ!!トゥリーヤてめぇー言いやがったな1!」
「まあまあマット落ち着きなよ。」
「アークいつもの事だしほっといて大丈夫だと思うわ。だけどトゥリーヤの言った事に私も一票ね。」
「なっ!!ムクトお前もかぁー!!!」
(あははは・・・みんな盛り上がってるな・・・この後食事を終えて部屋に行ったらいよいよ話す事になるんだよなアの事を・・・・。)
私は皆の様子を見ながら心の中でそう思うのだった。
「おやお嬢ちゃんたち・・・随分若い冒険者パーティー一行様だね。」
宿屋の女主人である小さなおばあさんが私に声をかけてくる。
「えっ・・あはいそうですね。みんな私のお金稼ぎに協力してくれるよい仲間なんです。」
私はおばあさんにそう言って説明した。
「そうかい・・・そうかい・・・信頼出来て一緒にパーティーを組める仲間がいるって事は本当に大切な事さ。お嬢ちゃん仲間の事はくれぐれも大切にするんじゃよ。」
おばあさんはそう言うと受付の場所へと戻って行った。
(信頼出来る仲間・・・たしかにその通りだよね。)
私が心の中でほほ笑んだ丁度その時だった。
「くっそまじぃーなこの宿屋の料理おまけにかわいいお運びのねーちゃんはいねーしよ!!」
柄の悪そうな集団の1人が先ほどのおばあさんに向けて文句をつけている。
「ふん生憎ここはそう言った類の店じゃないんでね。問題を起こすんだったらさっさと金置いて出て行っとくれ!!」
「なんだとこのばばあ・・・。」
ヒューン!!
「な・なんだ!!一体」
「お年寄りに手を挙げるような奴は容赦しない次は当てるよ。」
「と・・トゥリーヤ!!」
「文句があるなら表に出ろよ俺たち5人が相手してやるから!!」
「ま・・マット!!」
「うんだとこら・・・」
「つべこべ言わずにさっさと表にでやがれですわ。!!」
「む・・ムクト!!」
(大変だ。みんなやる気になってるよ・・・こう言う時は年長者の・・)
「ライリィー僕たちも行こう!!」
「えっ!!ちょちょっとアークまで!!」
「面しれーじゃねーか!!お望み通り外に出てやるよ!!」
(えっーーーー!!!!なんでこうなっちゃうのぉーー!!)
こうして私たちは柄の悪い集団との勝負を行う事になったのだった。




