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岩巨人(ゴーレム)操作装置!!

「おい一体どうしちまったんだよこの岩巨人ゴーレム!!?」


「どうやら自分から僕たちに道を譲ってくれてるみたいだけど・・・。」


突然の岩巨人ゴーレムの行動に驚くマットとアーク。


「何か怪しいな・・・私たちを油断させておいてやっつけようとか考えてるんじゃないの?」


トゥリーヤが疑いの目で岩巨人ゴーレムの方を見る。


「だとしてもおかしいわ岩巨人ゴーレムはこんな穏やかな目で見る事なんてしないはず。」


疑いの目を向けているトゥリーヤに対して答えるムクト。


(私がどうにかして道をあけてくれないか願った途端、岩巨人ゴーレムは道をあけてくれた・・・私がこの球体を持って考えてみたら・・・。)


私は心の中でそうつぶやくとふとある事を思いついた。


(よしためしにやってみよう!!)


私は球体をつかみある事を深く望んでみた。


「おっおいなんか岩巨人ゴーレムの様子が変だぞ!!」


「みんなとりあえず下がって僕の後ろに待機して!!」


「ちょっと待って何か様子がおかしいわ!!」


ムクトが声を出した次の瞬間


「なっ何だこれ!!?」


マットが呆気にとられたように声を挙げる。


岩巨人ゴーレムがその場で勢いよく3回ターンを決めそのままブリッジの体勢をとったのである。


「この岩巨人ゴーレム一体どうしちゃったんだろうね?」


疑いの目を向けていたトゥリーヤも虚を突かれたような顔をする。


(や・やっぱりそうだ・・・と言う事は・・・)


私はそのまま新たな事を望んでみた。


ブリッジの体勢をとっていた岩巨人ゴーレムは勢いよく立ちあがるとそのまま私の方へと手を伸ばした。


「あっ!!ライリィー危ない!!」


トゥリーヤがそう叫ぶ。


「ライリィー!!」


マットが咄嗟に私の前に飛び出そうとした・・・しかし、


「待ってマット何だか様子がおかしいわ。」


「なにっ!!」


岩巨人ゴーレムは私が望んだように私をやさしく摘まみ上げて自分の肩に乗せてくれた。


岩巨人ゴーレムがライリィーの事を自分の肩にのせた・・・しかも丁寧に・・・。」


トゥリーヤが再び驚いたような顔で岩巨人ゴーレムの方を見ている。


「なるほど・・・そう言う事ね・・・。」


真っ先に何かに気が付いたようにムクトが声を挙げる。


「なるほどって一体どう言う意味だよムクト!!?」


マットがさっぱり分からないと言った様子でムクトの方を見る。


「ライリィー!!その球体ね!!さっきまでの岩巨人ゴーレムの奇妙な行動の正体は!!」


「えへへごめんムクトついつい試したくなっちゃって。」


ムクトに正解を言い当てられて私はいたずらが見つかった子どものような顔で笑うのだった。






「何この球体を持って岩巨人ゴーレムが道をあけてくれないかなって望んでみたらその通りになったって!!」


「うんそうなんだマット!!ごめんね本当はすぐ伝えようとも思ったんだけど私自身まだ半信半疑だったから・・・それが本当かどうかちょっとためしてみたの。」


私はそう言うと申訳なさそうにみんなの方を見るのだった。


「へぇーって事はこの球体って岩巨人ゴーレムを操作するための装置みたいな物って事だよね?」


トゥリーヤがそう言うと何やら思いついたような笑みを浮かべた。


「ライリィー!!その球体ちょっと私に貸してくれない?」


「えっ!!良いけどトゥリーヤ一体どうするの?」


私はそう言いながらもトゥリーヤに球体をわたす。


「サンキュー!!ライリィー!!」


球体を受け取ったトゥリーヤはそう言うと意地悪そうな顔でマットを方をみる。


「なっ!!トゥリーヤお前まさか!!」


そうマットが言うか言い終わるかの内に。


「あっうわぁーこら放せこの岩巨人ゴーレム!!」


岩巨人ゴーレムに首根っこをつかみ持ち上げられて叫ぶマット。


「はいそのままおしりぺんぺん100叩き!!」


「っていたぁーーーー!!!!!」


マットの声がトゥグル洞窟全体に響きわたるのであった。






「あー楽しかった爽快爽快!!」


トゥリーヤはそう言うと満足気に笑うのだった。


「マット大丈夫かい?」


アークが同情するかのようにマットに話しかける。


「トゥ・・・トゥリーヤめ覚えてろよ・・・いてっ!!」


「でもさこれって物凄いレアアイテムなんじゃない?自動操作出来る岩巨人ゴーレムなんて相当な値段が付くでしょうきっと!!」


マットの事をよそにトゥリーヤがそう言いながら私の方を見る。


「えっ!!うんだけどこのままの状態で街に戻ったら大変な騒動になるよね。岩巨人ゴーレムってそもそもモンスターな理由だし。」


トゥリーヤに言われて私は困ったように考え込む。


「ライリィーの言う通りね。それに下手にこの球体が悪者の手に渉ったらとんでもない事になりかねないわ。」


「えーそれじゃ一体どうすれば良いってムクトは思ってるの?」


ムクトに対してトゥリーヤが訊ねる。


「ライリィー今度は私にその球体を貸してもらえないかしら?」


「えっ良いけどムクト一体どうするの?」


私はムクトに球体をわたしながら訊ねる。


「いえ・・ちょっと良い考えがあるの・・・。」


ムクトはそう言うと穏やかな笑みを浮かべるのであった。




トゥグル街冒険者ギルドの大部屋


「ほぉーこれは珍しい謎の球体だね。」


トゥグル街の冒険者ギルドマスターはそう言って私たちが持ち帰った球体を見る。


「ライリィー・・・洞窟を出る前に私が言ったように望んでみて!!」


「うん分かったよムクト。」


私はムクトに言われたようにある事を望んだ。


「うぉーこれは岩巨人ゴーレム!!」


トゥグル洞窟を出る前にムクトが小さくなるように望んでおいた岩巨人ゴーレムを私は大きくなって姿を現すように望んだのだった。


「なるほど、その球体が岩巨人ゴーレムの操作装置と言う理由だね。分かったこの岩巨人ゴーレム操作装置の納品を認めよう。」


「あ・ありがとうございます!!よろしくお願いします!!」


こうして私たちはトゥグル洞窟で発掘した他のアイテムと共に岩巨人ゴーレム操作装置の納品を無事に済ませるのだった。





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