掘り当てたのは謎の球体でした。
「マットここだよ!!この地面の結構深いところからアイテムの反応がある。」
「よし!!それじゃアーク手伝ってくれるか?」
「言われなくても最初からそのつもりだよ。」
マットの言葉にアークが笑顔で答える。
「待って!!結構深いところに埋まってるって事は大勢でやった方が良いと思うわ。」
「ムクトの言う通りだね。私たちにも掘るの手伝わせてよ!!」
ムクトとトゥリーヤが一緒に発掘するのを手伝うと名乗りをあげる。
「分った。それじゃ4人で掘るか!!」
「あのマット私も・・・。」
「ライリィーは引き続きアイテムのくわしい場所の位置とかを検索で調べて俺らに教えてくれ。」
「えっ・・・でもそれじゃ私だけが何か楽してるような気が・・・。」
「ライリィーそんな事はないよ。ライリィーが検索のスキルを使える事で僕たちのアイテム発掘が上昇したんだから。」
「アークの言う通りだわ。それにもし万が一何かあった時対応が取りやすくなると思うし。」
「アーク・・・ムクト。」
「ライリィー結局何だかんだで一番重要な役目はライリィーにかかってるって事だよ。期待してるからね。」
「トゥリーヤ・・・・皆ほんとにどうもありがとう!!」
「よしそれじゃライリィーたのむぞ!!」
「うん分かった!!」
こうして私の検索のもと他の4人がかりでのアイテム発掘が開始するのであった。
およそ3時間後
「はぁはぁ・・・やったやっと掘り当てたぞ。」
「ふ・深いところとは言ってたけどまさかここまでかかるとはね。」
「おまけに他のところよりも地盤が固かったわ。」
「あー疲れた。だけどずっと検索を掛けっぱなしだったライリィーが1番疲れたんじゃない?」
「うん・・・トゥリーヤの言う通り少しだけ疲れたかも・・・だけどまだ余力はあるよ。」
トゥリーヤの言葉に返事をした私はマットの方に目を向ける。
「マットそのアイテムから危険な反応はないから安心して手に持って大丈夫だよ。」
「サンキューライリィー!!うん・・しょっ思ったよりは重くないけどこの球体一体何だろうな?」
「きっと滅多に入らないレアアイテムじゃない?」
「トゥリーヤの言う通りたしかにその可能性はあると僕も思うよ。」
テンションが上がるトゥリーヤにそれにアークも頷く。
「とにかく危険じゃないものなら持って返ってみて納品するべきだわ。」
「よし!!思ってたよりも時間がかかったし急いでトゥグル街に戻るか!!」
マットがそう言って歩みを薦めようとした時だった。
ゴオオーーーーーーーーー!!!!
「なっ何だ一体!!」
「僕たちの来た方向から聞こえてくるんだけど・・・・」
「何か大きな物が動くような音だわ。」
「ふふふこれはもしかして!!」
「と・トゥリーヤ笑ってる場合じゃないよ!!」
私たちが騒いでいる内に音は私たちの方に近づいてくる。
「まて・・なんか来るぞ!!」
マットの号令に全員が身構える。
その音を立ててやってきた何物・・・いや何者かは私たちの方に目を向けた。
「・・・岩巨人!!」
「そ・そんなトゥグル洞窟にモンスターはいないって言ってたのに。」
「と・とにかく落ち着いて作戦を練るぞ!!」
私たちに緊張が走ったその時だった。
岩巨人はその場に座りこむと寝息をたてて熟睡モードへと突入した。
「こ・これはチャンスかもしれないこのまま一気に出口に向かって・・・。」
「マットそれは無理みたいだよ。」
何と岩巨人(ゴーレムが今までやってきた通路を丁度塞ぐ感じの体勢で熟睡モードへと入っている。
「ま・マジかよーーーーー!!!!!!」
マットが頭を抱えてその場に座り込む。
「と・とにかく岩巨人が熟睡している今の内に何とかみんなで協力して倒すしかないわね!!」
「ムクトそれしかないね。私の爆発射で何とかダメージを与えてみるよ。」
「ライリィーあなたの雷系魔術スキルも使えたらお願い。」
「うん・・・ムクト何とかやってみる。」
「アーク・・・岩巨人って普通の物理攻撃じゃほぼダメージ与えられないよな?」
「う・うんだけどやるしかないよマット!!」
「あ・あーそうだなこうなったらやるしかない!!」
こうして私たち5人と通路を塞ぐ熟睡モードの岩巨人との戦いが始まった。
「だ・ダメだ全くびくともしない。」
その後私たちは自分たちの持てる残った力を全部出して熟睡モードの岩巨人にぶつけたのだったが全く傷1つつける事が出来なかったのであった。
「あーもう一体どうしたら良いんだ。」
マットが力なくその場に座り込む。
そしてそれは他の3人も同じであった。
(うーーん、何とかして岩巨人が熟睡モードから目覚めて道を譲ってくれたらな。)
私は皆が掘り当ててくれた球体を持って考えこんでみた。
すると次の瞬間!!
「なっ!!やばい岩巨人が目を覚ましたぞ!!」
力なく座りこんでいたマットが立ちあがり再び戦闘体勢をとろうとするしかしその時だった。
岩巨人はゆっくりと起き上がると塞いでいた道を開けてそれからどうぞお通り下さいと言った感じで片方の手で私たちが来た道の方を示し穏やかな目で見るのであった。
(えっ!!・・・・これってもしかして・・・)
私は心の中で1人つぶやくのだった。




