アイテム発掘トゥグル洞窟
「よし、それじゃ始めるか!!」
「おぅーーーー!!!!!!」
マットの掛け声の元私たちは行動を開始した。
「えーとトゥグル洞窟アイテム発掘調査隊募集の依頼?」
「あーその依頼はトゥグル洞窟内に眠っているレアアイテムを発掘して納品してもらうやつだよ。トゥグル洞窟にはモンスターはいないから発掘作業をするのは割と簡単だが、レアアイテムが発掘される確率はかなり低い。それでも自分たちにとって必要なアイテムが手に入った場合は納品して自分たちの使いたいように使う事も可能だ。もちろんそのアイテムにあった金額はそれぞれの口座に振り込まれる。」
「レアアイテムを発掘するのはもちろんだけど、肥料になりそうなアイテムを発掘して緑樹族の郷に送るんだ。」
トゥグル街の冒険者ギルドマスターの説明を聞いた私は思わずルンルン気分でスコップで地面を掘るのであった。
「ライリィー気合入ってるねー!!それじゃ私もやるとしますか!!」
「私はあまりこう言う事は苦手だけど、出来るだけの事はやってみるわね。」
「トゥリーヤ、ムクトどうもありがとう!!」
私は2人にお礼を言う。
「おーい皆!!なんかアイテムらしきものを掘り当てたんだけど。」
アークがそう言って私たちの事を呼ぶ。
「おっそれなら俺も同じような物を掘り当てったぽいぞ。」
アークに続きマットも声をあげる。
「おーアークナイス!!マットも一応ナイス!!」
「2人とも一体何を掘り当てたのかしら?」
「これ何だけど・・・」
アークがそう言って掘り当てたアイテムを見せる。
「待って今調べるから。」
私は世界のアイテム図鑑を取り出しアークが掘り当てたアイテムを調べる。
「えーと・・・あった赤胴土主に肥料アイテムとして使われる土だって。」
「へぇーそうか、レアアイテムではなさそうだけど、僕らにとっては役に立つかもね。」
「よし!!この調子でどんどん発掘して行くぞ!!」
こうして私たちは再び発掘を開始するのであった。
「えーとここまで5人で掘り当てたアイテムは赤胴土が60個、硬化石が45個か。」
「うーん数としてはそこそこだけどどちらのアイテムも肥料アイテムとして使う以外使い道がなさそうだね。」
発掘したアイテムの数を数えるマットに対して難しそうな顔をするアーク。
「やっぱりアイテムを発掘するのってそんなに簡単じゃないのかもね。」
トゥリーヤがその場に座りこみながらつぶやく。
「こんな時どこに良いアイテムが埋まっているかが分かれば良いんだけど・・・。」
ムクトもそう言うとその場に座りこんだ。
(アイテムの埋まっている位置が分かれば・・・か・・・!!!!)
「そうだもしかしたら!!!!」
「なっ!!どうしたんだよライリィー急に大声なんかだしたりして!!」
「ライリィー!!何か良いアイデアでも浮かんだの?」
「あのね2人ともちょっと耳をかしてくれる。」
私はそう言ってマットとトゥリーヤに自分の思いついた事を話すのであった。
「なるほどその手があったか!!」
「ライリィーあんたってほんと天才だよ!!」
「あのーライリィー僕たちにも教えてくれないかな?」
「3人だけで盛り上がってるのはなんだかズルいわ。」
「あっごめんねアーク、ムクト実はね。」
私はそう言うとアークとムクトにも自分の思いついた事を伝えるのであった。
「よーしこれでトゥグル結晶石20個目だ。」
マットがうれしそうに笑いながらトゥグル結晶石を置く。
「へぇーまさかライリィーの検索のスキルにこんな使い方があったとはね。」
「私たちとは出会う前の出来事だったから知らなかったわ。」
アークとムクトが感心したような感じで話し会っている。
「おーいライリィーまだこの辺に良さそうなアイテムが埋まっている感じとかってあるか?」
「マットちょっと待って。」
マットに言われ私は集中しながら検索を発動して辺りを調べる。
「この辺りにはもう良さそうなアイテムはなさそうだけど奥の方から物凄く大きな反応がある。」
「そうか!!よしそれじゃそのアイテムを手にしてから街に戻るとするか!!」
マットはそう言うと勢いよく立ちあがった。
「みんな後ひと踏ん張り頑張れるか!!」
マットが私以外の3人に声をかける。
「もちろん!!物凄く大きな反応って言うくらいだからきっと物凄いレアアイテムだよ。」
「私も大丈夫だわ・・・ってかライリィーが検索のスキルを発動してからほとんどマットあなたが発掘してたから、少し休憩出来たし。」
「マット、最後のアイテムの発掘は僕も協力するよ、ムクト同様僕も休憩出来たからね。」
マットの言葉に3人とも前向きな発言をする。
「よし決まりだな!!それじゃライリィー悪いがアイテムの大きな反応があるところまで道案内を頼めるか?」
「うん!!分ったよマット、みんなこっちについて来て!!」
私は大きな反応がある場所に向けて歩き始めた。
この先にレアアイテムが埋まっている。そう考えると私も緊張しながらもワクワク感が抑えきれないでいた。
しかしこの時私たちはとんでもない事態が起こる事になると言う事を全然予想だにもしていないのであった。




