人魚族(マーメイド)の長クインシアの娘無事救出しました!!
「ただいまお母さま!!」
「シーフィリアよかった!!」
クインシアとシーフィリアは涙をながしながら抱き合った。
「よかった無事シーフィリアさんを救出出来て、ねぇー皆!!」
「おう!!これもライリィーの新スキルのおかげだぜ!!」
「まさかライリィーの新スキルが魔魚族たちを退治するだけでなくて味方全員を救う物だったとはね正直僕も驚いたよ。」
「まぁー私はライリィーならやってくれると思ってたけどね!!」
「ライリィー本当によくやってくれたわ。」
私の声かけに4人がそれぞれ答える。
「ライリィー殿まさか魔魚族たちの苦手属性故に対策をとっていた雷系属性の魔術スキルで倒してしまうとは正直我々人魚族部隊一同御見それしましたぞ。」
「バットさんありがとうございます。でもこれもバットスさんたちがいたからこそ成功した事だと私は思っています。」
頭を下げるバットスに私はお礼を言う。
「何はともあれ私の娘シーフィリアを救出して下さりどうもありがとうございます。」
「私からもお礼を言います。皆さん本当にどうもありがとうございました。」
クインシアと共にシーフィリアも私たちに向かって頭を下げる。
「ところでライリィー例の話をしなくて良いのか?」
「あっそうだったね。」
マットに言われて私は思い出したようクインシアの方を向く。
「あのクインシアさん、サーシェル真珠の件なんですけど・・・。」
「あらそうだったわね。」
クインシアは思い出したように大切にしまってあった箱を開いた。
「これが長年にわたり私たち人魚族が宝として守ってきたサーシェル真珠
そしてこっちがあなたから預かっていたホルスカ緑柱石よ。」
クインシアはそう言うと二つを私に向けて手渡しした。
「あ・あの本当にもらっても構わないです?」
自分で言っておきながら私は緊張したようにクインシアの方を見る。
「えー、仮にこのまま私たちが持っているよりも、あなたたちに貰ってもらった方がサーシェル真珠も安全だと思うわ。それになりよりあなたたちはシーフィリアを救出して下さった。あなた方に貰われる事に意見する者は誰もいないと思うわよ。」
クインシアはそう言うと周りにいる人魚族全員を見回す。
そのクインシアの目線に全ての人魚族たちが笑顔で頷く。
「皆さん・・・本当にありがとうございます!!」
私は人魚族全員に頭を下げた。
そしてそれはマットを始め他の4人も一緒だった。
「皆さん私を救出してくださりありがとうございます。いろいろここまでせわしくて訊く事が出来ませんでしたけど、皆さんの名前を教えていただけませんか?」
シーフィリアがそう言って私たち5人の名前を訊ねる。
「あっそれじゃ私から皆が連呼してるから分かるかもしれませんけど、私はライリィー・ダガンサです。」
「トゥリーヤ・ユラシルだよ。このパーティーのムードメーカー的存在です。」
「俺はマット・ヴァーンズこのパーティーのリーダーやってます。」
「僕はアーク・ヴィルト一応最年長です。」
「私はムクト・ハーパー、アークとは逆でパーティー最年少ね。」
「ムクト・・・ハーパー?」
「ええそうですけど、シーフィリア様どうかされましたか?」
ムクトの名前を聞いて表情がかわったシーフィリアにムクトが訊ね返す。
「あっ!いえ何でもありません。皆さん名前を教えて頂きどうもありがとうございます。」
シーフィリアはそう言うと私たちにお礼を言った。
「あのー名残惜しいところ悪いんですけど俺たちそろそろ次の冒険に向けて行動しようと思います。」
「そうだねマットの言う通り、ホルスカ緑柱石とサーシェル真珠以外に後3つ集めないとライリィーの旅の目標の達成にはならないもんね。」
「あのーすいません人魚族の皆さんは何かそれらしい情報とかご存じありませんか?」
「ライリィーが持ってる世界のアイテム図鑑には5つ集めて値段がつくと言われてるんですけど・」
私を除き他の4人が積極的に世界五大宝石の事について訊ねて行く。
「あーそれでしたら私1つ思い当たるところがありますわ。」
シーフィリアがうれしそうに答える。
「えっ本当ですか!!」
私は思わず驚いたような声を出す。
「えーそれはですね・・・・・・・」
シーフィリアはそう言うと私たちに情報を話すのであった。
「それでは俺たちは地上に戻ります。」
「皆さんどうかご無事で!!」
こうして私たちは人魚族の郷に別れを告げ元来た海底洞窟の道を戻るのであった。
「行ってしまいましたね。」
「そうねシーフィリア。」
シーフィリアの問にクインシアが答える。
「お母さまも気がついてますわよね・・・あの子の事。」
「えーあの方たちがここを訪れてサーシェル真珠を手にして行くと言うのはある意味必然だったのかもしれないわね。」
シーフィリアの言葉にクインシアがさらに答える。
「ムクト・ハーパー・・・彼女は恐らく流水族の・・・、」
シーフィリアは静かにそう呟くと地上の方を見上げるのであった。




