ライリィーの新スキル知らぬ間に発動していました!!
「どうやらこの扉の奥が魔魚族アジトの最深部みたいな感じだな!!」
「マットの言うようにたしかにそうっぽいよね。バットスさんどうしますか?僕らで先陣を切って突入しますか?」
アークがバットスに確認を取る。
「そうだな、我々で先陣を切って突入すると同時にムクト殿にスキルで援護してもらう感じが良いと思うのだが、皆の者はどうだ?」
「異論ありません!!」
バットスの言葉に他の人魚族部隊の隊員たちが声を揃えて答える。
「ムクト、私にも援護のスキルお願いね。」
「トゥリーヤ大丈夫よ言われなくてもそのつもりだわ。」
トゥリーヤの言葉にムクトが言われるまでもないわと言った感じで答える。
「よしそれじゃ突入するぞ!!」
「おーーーーう!!!!」
マットの掛け声を先頭にアーク、人魚族部隊が扉をけ破った。
しかし・・・・
「!!!なっ地面があーーーーー!!!!!」
「マットってうわぁーーーーーーー!!!!」
「何とこれは落とし穴じゃと!!!!」
先陣を切って突入したマット、アーク、そして人魚族部隊の団員全員が落とし穴にはまり落下して行った。
「ふぅー危ない何とかセーフだったよ。」
「ええ・・・だけどこんなところに誰が落とし穴を。」
「ようこそ間抜けな人魚族部隊と間抜けな冒険者一行。」
私たち全員声の主の方へと目を向ける。
「魔魚族王!!って事はもしや!!」
バットスがそう言って辺りを見回した。
「バットス、みんな私を助けにきてくれたのですね!!」
「シーフィリア様!!」
魔魚族王の横にあった檻のなかから女性の人魚族の姿がある。
「あれがクインシア様の言っていた娘さんね。」
「ムクトの言う通り間違いないよ。」
ムクトの言葉にトゥリーヤが発言する。
「プククプク!!どうだい我が魔魚工作員が作った落とし穴は!!」
魔魚族王の横に4体の魔魚工作員たちが並ぶ。
「おいきたねーぞ!!」
マットが上を見上げる感じで魔魚族王の方を睨みつける。
「ふん?なにを言うプク。いくらほざいたってお前らには何も出来ないプク。魔魚魔導士隊今すぐ間抜けな人魚族部隊と冒険者一行に止めを刺すプク。」
「了解しましたプク魔魚族王様!!」
「そうはさせないわ・・・。」
ムクトがすかさず援護スキルの詠唱を始めようとしたしかし・・・・
「あれ?力がはいらな・・・。」
「うっうーん何か身体の調子が・・・。」
ムクトに続きトゥリーヤがその場に座り込む。
「皆さんそれは魔魚族王の仕掛けた麻痺空間です!!」
シーフィリアが檻の中から現在の状況を伝える。
「プププお前らの中に援護系のスキルが使える者がいると言う事は常に知っているプクよ。さあこれで終わりプク!!」
「小感電!!」
私は魔魚族王に向けて雷系魔術スキルを発動する。
「うん?まさか麻痺空間内で動ける者がおるとはプク、ただし残念我ら魔魚族は雷系の魔術スキルに対する対応策は準備ずみ・・・。」
「小電圧!!!!」
「だから・・・言っているプク、雷系の魔術スキルは我々にはきかんプク。」
「冒険者一行の魔術師さんこのままではあなたもやられてしまうわ!!」
シーフィリアが今の状況を観ているのが苦しいといった表情で声を挙げる。
「大丈夫ですよシーフィリアさん。」
「えっ・・・・」
私の言葉にシーフィリアが驚いたような表情を浮かべる。
「な・なんだプク?」
「か・身体が痺れてプクプププ・・・」
突如その場にいた魔魚魔導士および魔魚工作員たちが痺れて次々に気を失って行った。
「こ・これは一体どう言う事プク!!雷系魔術スキルに対する対応策は万全のはず・・・うっ身体が痺れてきたプク。」
「すっかり油断しましたね魔魚族王さん、これは雷系魔術状態変化スキル雷粒子波です。魔魚族の皆さんにはかなりやっかいですけど、私たちの仲間にとっては状態回復の効果をもたらすんです。」
「おーライリィーすごーい身体のだるかったのが一瞬で吹き飛んだよ。」
トゥリーヤが一気に立ち上がりその場で飛び跳ねる。
「ライリィー・・・うまくやってくれたわね。」
ムクトもゆくりっと立ち上がると私に向けて喜びの合図を送った。
「ププププ・・・・まさかこんな小娘にやられるとはプクゥーーー。」
悔しそうな声をだしながら魔魚族王は気を失うのであった。




