模擬戦闘??
一方その頃他の3人は
「それではこれより我ら人魚族部隊対そなたら3人の魔魚族との戦闘を想定した模擬戦闘を行う。」
バットスはそう言うと俺ら3人に告げた。
「あのーそれって事はあんたらが魔魚族だと思って戦えば良いって事か?」
「あーその通りだ。」
俺の質問にバットスが答える。
「ちょちょっと待ってくれよ、俺らはあんたらの睡眠発声にやられて眠っちまった理由だろう?いきなり模擬戦闘って言われても無理じゃ。」
「まあまあ落ち着こうマット・・・でもたしかにマットの言う事も一理ある。そもそもこのまま模擬戦闘したって結果は明白だろうし、それに僕たちは魔魚族の事を全然知らない。」
俺に続いてアークも自分の考えを述べる。
「あのさーもしかしてあれじゃない?実際の模擬戦闘ってくらいだから私たち3人にはあたかも魔魚族と闘ってるように見えるような何か特別なスキルを使うとかじゃないかな?違いますか人魚族の皆さん?」
トゥリーヤが何かを探るような表情で人魚族部隊及びここまで案内してくれた女性の人魚族たちの方を見る。
「おい!!トゥリーヤお前なんて事言ってるんだ?そんな事あるわけ・・・。」
「いいえその方のおっしゃった事はほぼ当たっています。」
ここまで案内してくれた女性の人魚族の1人が水晶玉を取り出した。
「その水晶玉は一体どう言う役目を担う物なんですか?」
アークが質問をする。
「この水晶玉は実際に魔魚族たちと闘っているように見えるようにする物です。」
「その通り、実際模擬戦闘が始まってみれば分るが魔魚族には何種類かのタイプが存在する。・・・それではとりあえず模擬戦闘をしながら覚えていこう。」
バットスはそう言うと模擬戦闘開始の合図を送った。
「お・おいちょっと待てって・・・うわぁー。」
バットスの合図と共に水晶玉から眩い光が放たれた。
「マット、トゥリーヤ、どうやら模擬戦闘をしてみるしかなさそうだね。」
「へへん面白そーじゃん!!」
覚悟を決めるアークにこれから起こる事を楽しむトゥリーヤ。
「あーもうどうにでもなれー!!」
俺がそう叫ぶと同時に眩い光はやんだ。
「うん?光はやんだか・・・。」
俺はゆっくり目を開けながらそう呟く。
「マットどうやらあれが魔魚族みたいだよ!!」
アークの言葉に俺は急いで前方に目を向ける。
そこには甲冑をかぶり槍を持った魔魚族らしき姿があった。
「おい!!おい!!マジかよかなり強そうな感じがするんだけど・・・。」
「マット落ち着いてとりあえず僕らで戦おう。」
アークがそう言うか言い終わらない内に兵士らしき魔魚族たちがこっちに攻めてくる。
カキンカキンカキィーン!!!
「くっ・・全く隙が無い、マット僕ら2人だけの接近戦ではどうやらこのタイプの魔魚族を倒すのはかなり厳しそうだ!!」
アークがかなり険しそうな表情をしながら俺に話しかける。
「ちっ!!一体どうすれば・・・。」
「2人共横によけて!!」
突如トゥリーヤが俺とアークに声をかける。
ヒューーーーーン!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!。
トゥリーヤから放たれた無数の弓矢が甲冑の僅かに開いたところから入り命中する。
ヒュワーーーン
辺り一面を再び眩い光が包みこんだ。
「う・・・うん?どうなったんだ?」
「トゥリーヤの放った弓矢が甲冑のわずかに開いたところから命中したと思ったけど・・・。」
状況がうまく呑み込めていない俺とアークが顔を合わせる。
「うむ・・・まあ課題はあるがとりあえず魔魚兵士との戦闘はギリギリ及第点だな。」
目の前にはバットスたち人魚族部隊の姿があった。
「魔魚兵士、魔魚族たちの中では最も弱いタイプの者たちだ。その証拠に状態変化のスキルは全く使ってこない。」
「ただし・・・普通に攻防戦をやっている理由では倒せないって言う理由ですね。」
アークが悟ったかのように口を開く。
「あーそうだ。しかし甲冑で覆われていない部分を攻撃出来さえするば接近戦の攻防でも十分勝機はある。」
バットスはそう言うと一呼吸おきこう話しだした。
「とりあえず他の魔魚族との模擬戦闘をするよりもとにかく魔魚兵士との戦闘にお主ら前衛2人がすんなり行くようにする方が良さそうだな。」
「わかりました。たしかに僕ら2人で倒せるようになるならその方が絶対に良いしね。」
「そ・そうだなアーク・・・よし徹底的にやってやるぜ!!」
「アーク!!マット!!とにかく頑張れ!!」
その後こうして魔魚族との戦いの模擬戦闘が続くのであった。




