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謎の魔法陣?

「それでは皆さん準備を開始するにあたってちょっと私の後について来てくださるかしら。バットス見張りの方は頼みます。」


「了解しました!!クインシア様」


クインシアの言葉にバットスが頭を下げる。


「こちらになります。クインシア様の後にお続き下さい。」


女性の人魚族マーメイドたちがそう言って私たちを促す。


「わかりました。それじゃ皆行くぞ。」


マットの掛け声の元、クインシアを先頭に女性の人魚族マーメイドたちに導かれる感じで私たちは後を追うのだった。






「ここは一体?」


クインシアが先頭にやってきたのはとある魔法陣が存在する部屋であった。


「どうやら何かを調べるような部屋だと思うけど・・・。」


驚くマットに対してアークが自分の思った事をつぶやく。


「うん?これって私見た事があるような・・・。」


トゥリーヤがそう言うと何かを思い出そうとするように考え込む。


「これは自分の主属性を判別するものだわ・・・そうですよねクインシア様」


「ムクト・・・それ私、海底洞窟に来る前の修行中にセイシュさんから少しだけ話を聞いたよ。」


クインシアに向けて言うムクトに対して私が声をかける。


「ふふふその通りよ。この魔法陣はその者の主属性を判定する物、まずは魔魚族サハギンと闘うにあたって皆さんの主属性を私が認識しておこうと思うの。」


クインシアは説明するとニコリと笑った。


「ふーん!!なるほどね。分かった!!それじゃまず私から乗ってみても良い?」


トゥリーヤが言うが早いか魔法陣の中心へと乗っかった。


ブワワワワァーーーーン!!


すると緑色の光がトゥリーヤの身体を包みこんだ。


「トゥリーヤちゃん、あなたの主属性は樹ね。」


様子を見ていたクインシアがそう言ってつぶやいた。


「なるほどこの光はそう言う意味か!!」


トゥリーヤが納得したかのように頷いた。


「お・おいどう言う事だよ?」


納得しているトゥリーヤにマットが疑問の声を挙げる。


「その魔法陣はその上に乗った者の主属性によってそれぞれ5つの光に輝くようになっているのです。トゥリーヤちゃんのように緑なら樹、白なら風、黄色なら雷、赤なら火、そして青なら水と言うようにね。」


疑問の声を挙げるマットにクインシアがそう説明する。


「そうなんだ。それじゃ私の主属性が樹なのは当然だよ!!だって私緑樹族族長の娘だもん。」


トゥリーヤはそう言うと愉快そうに笑った。


「あら?もしかしたら何となくそんな気がしてたのだけどまさか五大種族の1つ緑樹族の長の血族だったとはね。それは意外だったわ。」


トゥリーヤの様子を見てクインシアも同じく愉快そうに微笑む。


「ははは・・・・俺見事に話についていけてない。」


トゥリーヤとクインシアの様子を見てマットが苦笑いを浮かべる。


「よし、それじゃ次は僕が乗る事にするよ。」


こうして私たちの主属性の判定が進められて行った。







「えーとトゥリーヤが樹だったのを先頭に僕が風、マットが火、ライリィーが雷か。」


(はははやっぱり私は雷だったか・・・天雷族族長の1人娘である事は黙っておこう。)



「それじゃ最後は私ね。それではクインシア様失礼しますわ。」


ムクトはクインシアに一礼して魔法陣の上へと乗っかった。


ブワワワァーーン!!!!


ムクトの身体を青い光が包みこんだ。


「って事はムクトは水・・・すごいね。僕たち5人全員違う主属性だよ。」


「あのーすいません!!こう言う事って起こりうるんですか?」


「・・・・・・・・・。」


「えっとあのー・・・・。」


マットの質問にクインシアは気がつかずムクトの方を見ている。


「・・・あっごめんなさいね。そうね5人が5人それぞれ違うって事は絶対に起こり得ないとは言わないけれどどちらかと言えば珍しい事ね。」


クインシアは我に返るとマットの質問に答えた。


「私の主属性は水・・・。」


ムクトが何かを考えるようにそうつぶやいた。


「さてこれで皆さんの主属性の確認が出来たわ。それではトゥリーヤちゃん、アーク君、マット君をバットスたちの所へ連れて行ってあげてくれるかしら?ライリィーちゃんとムクトちゃんはちょっとここに残ってもらえる?ちょっと大切な話があるから。」


「はい!!了解いたしましたクインシア様!!それではお三方は私たちの後について来て下さい。」


「わかりました!!それじゃライリィー、ムクト俺たちは行って来る。」


「えーライリィーとムクトだけなんかズルいな。」


「まあまあトゥリーヤ。それじゃライリィー、ムクト、ここからは別行動だけどお互い頑張ろう。」


こうして女性の人魚族マーメイドたちに案内されながら3人は元来た道を戻って行った。


「さて・・・それじゃ、ライリィーちゃん、ムクトちゃん、ここからは私から重要な話をするわね。」


クインシアはそう言うと真剣な表情で水晶玉を取り出して何かを詠唱するのだった。

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