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サーシェル真珠(パール)

「おういらっしゃい・・・って随分若いパーティーさんだな。」


冒険者ギルドの中に入るなりサーシェル街の冒険者ギルドマスターが驚いたような顔をした。


「あのすいません俺ら世界五大宝石についての詳しい情報を探しているんですけど何か知りませんか?」


マットが単刀直入に訊ねる。


「世界五大宝石か・・・それならサーシェル街に住んでる者なら全員が知っている物がある。」


「お願いします。教えて下さい!!」


私は前のめりになりながらサーシェル街の冒険者ギルドマスターに詰め寄った。



「サーシェル真珠パール間違いなく世界五大宝石に数えられる物さ。」


「そ・それってどこにいけば手に入りますか?」


私はさらに前のめりになりながら訊ねる。


「ちょっととちょっとライリィー私が言うのも何だけどとりあえず落ち着いて。」


トゥリーヤがそう言って私の事を宥める。


「あーお嬢ちゃんサーシェル真珠パールと言ったらこの海周辺に住んでいる人魚族マーメイドたちのお宝だよ。そうこう簡単に手に入る物じゃないよ。」


サーシェル街の冒険者ギルドマスターは無理だよと言った感じで答える。


「あの私たちここに来る途中のホルスカ村で世界五大宝石の事を訊いたんです。ライリィー言葉で言うより実物を見せた方が早いと思うわ。」


「えっ!!あ・・うん。」


ムクトに言われ私はバッグからホルスカ緑柱石エメラルドを取り出して見せた。


「うん!!こ・・・これは!!」


サーシェル街の冒険者ギルドマスターの表情が一瞬で変わった。


「これを僕らが手に入れたのは僕たちがセイエス街からホルスカ村までに行く間の緑色の洞窟の中だったんですけど。」


アークがそう言って説明の補足を行った。


「そ・・・そうか・・・分った・・・ここだと不味い詳しい話は中で話そう。」


サーシェル街の冒険者ギルドマスターはそう言うと私たちを冒険者ギルドの奥の部屋に行くように手招いた。






「私はサーシェル街冒険者ギルドマスターのセイシュ・クリードだ。それは紛れもない世界五大宝石の1つホルスカ緑柱石エメラルドだね。」


「はい!!ただ俺らはこの話をホルスカ村のソコップ村長から聞いて初めて知りました。それまではただの石だと思ってたんで。」


驚いた表情を浮かべるセイシュさんにマットが説明する。


「あの私から1つ質問があるんだけどこのホルスカ緑柱石エメラルドと同じように今は人魚族マーメイドたちのお宝であるサーシェル真珠パールも昔はこの辺りでたくさん取れてた感じなんですか?」


トゥリーヤが率直に疑問を投げかける。


「あーその通りだ。世界五大宝石と言うのは昔はよく採れてそのれぞれの場所での貴重な収入元だったんだ。しかしそれ故に採掘されつくしてしまってね。サーシェル真珠パールに関しては人魚族マーメイドたちの手でおさめられて宝となったんだ。」


「あの私たちと言うか私どうしてもお金を稼がなくちゃいけない理由があってどうしてもサーシェル真珠パールを手に入れなくてはならないんです。世界五大宝石って5つ揃って初めて価値がつくってソコップさんも言っていました。」


私は真剣な表情でセイシュさんの方を見る。



「うーんそうだな。現に君たちは世界五大宝石の1つホルスカ緑柱石エメラルドを持っている理由だが・・・サーシェル真珠パールはホルスカ緑柱石エメラルドとは違い人魚族マーメイドがお宝として守っているからな。それにサーシェル真珠パールを狙っている魔魚族サハギンが存在するし、その上サーシェル真珠パールが存在するのは言うまでもないと思うが海の中だ。」


「海の中ってそれじゃ俺たち無理じゃん!!」


セイシュさんの言葉を聞いてマットががっかりした顔をする。


「マット諦めるのはまだ早いわ、セイシュさんと言ったかしらたしか私の知識がたしかなら月に1回海底へとつながる洞窟が姿を現すんですよね?」


「!!!お嬢ちゃん君は一体何才だ!!このただでさえ若いパーティーの中でも一番若い君が何でそんな事を知っている。」


ムクトの発言にセイシュさんが驚いたような顔をしている。


「ねームクトそれ本当の話・・・もしそうだとしたら私たちサーシェル真珠パールを手に入れられるかもしれないね。ライリィーよかったね。」


ムクトの発言を聞いていたトゥリーヤがそう言って私によかったじゃんと言った感じで軽く背中を叩く。


「セイシュさんお願いします。私どうしてもお金を稼がなくちゃならないんです。」


「ま・まあちょっと待ちなさい。たしかにそちらの一番若いお嬢ちゃんの話の通り月に1度海底に繋がる洞窟が姿を現す。ただし1度入ったら1か月は地上に戻ってくる事は出来ないんだ。」


「それでも私はお金を稼がなくちゃならないんです!!」


「セイシュさん彼女を含めて僕らは皆同じ気持ちです。マットそれで良いんだよね?」


「あーアークの言う通り、それと俺はついでに海底に眠る食材アイテムを手にするって目的もある。」


「私は人魚族マーメイドに会えるのが楽しみだな。」


「トゥリーヤ遊びに行く理由ではないのよ・・・だけど興味がないって言ったら嘘になるわね。」


マットに続きトゥリーヤとムクトもそれぞれ答える。


「・・・・・分った!!ただし海底に行くには条件がある。それが達成出来たら海底に行く事を許そう!!」


セイシュさんはそう言うと私たちにある条件を告げるのだった。

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