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ホルスカ緑柱石(エメラルド)の歴史と世界五大宝石

「よし!!サーシェルの街に到着!!」


マットの掛け声の元私たちは馬車から降りた。




前日土竜人モール撃退直後


「ほ・ホルスカ緑柱石エメラルド?この石がですか?」


私は驚きを隠せないままソコップさんに訊ねる。


「あーそうじゃ、輝きこそ失っているがそれはまごう事なきホルスカ緑柱石エメラルドじゃ。」


ソコップさんはそう言うと私の持っている石を見ながら辺り一面を見回した。


「冒険者パーティー一行様ちょっとワシの家まで来て下さらんか話して起きたい重要な話があるんじゃ。」


「わ・わかりました。皆ソコップさんの話聞こう。」


「お・おうライリィー、何かとんでもない事に巻き込まれてる気がするんだが・・・。」


「ははは何か面白そうな話になってきたね。」


「トゥリーヤ笑い事ではないわ。」


「とりあえず僕たちは話を聞いた方が良さそうだ。」


こうして私たちはソコップさんの家へと再び向かうのだった。






「昨日の村長さんの話では僕たちは少しでも早くサーシェルの街に向かえと言う事だったね。」


馬車から降りマットの隣に立ったアークが口を開く。






前日ソコップ村長宅



「それでは話そうか・・・とその前にその石をこちらに渡してくれ。」


「あっ!!はいわかりました。」


ソコップさんに言われ私は石を渡す。


ソコップさんは私が渡した石を丁寧に布でゆっくりと磨いて行く・・・すると


ブワァーーーーーーーン


「えっ!!何石が緑色に光って!!」


私は驚いたように今まで自分が手にしていた石を見つめる。


「よし、これで完成じゃ。」


ソコップさんはそう言うと石を机の上へと置いた。


「おいおい!!一体どう言う事だよ!!石を布で磨いたら緑色になったぞ!!」


私同様マットも驚きの声を挙げる。


「これがホルスカ緑柱石エメラルドの真の姿じゃ。」


「真の姿?って事はホルスカ緑柱石エメラルドって本来はこの姿をしてるの?」


ソコップさんの言葉にトゥリーヤが訊ねる。


「ホルスカ緑柱石エメラルドの事なら私も知っていたけどあんな石の状態の物なんて見た事ないわ。」


「うーん!!はずかしながら僕は騎士ナイト見習いの事だけだったから正直よく分からないや。」


「ちょっと待って皆今世界のアイテム図鑑で調べるから。」


私は急いでアイテム図鑑を捲った。


「あった!!ホルスカ緑柱石エメラルドホルスカ村周辺で採られる宝石・・・近年ではその姿を見るのは稀になったが・・・ある事例によれば緑色に輝く洞窟の中に存在しているとも言われているが・・・詳しい事は不明である。」


アイテム図鑑の説明を見て私ははっとした。


「冒険者パーティー一行様もしやその石、緑色に輝く洞窟で手に入れたのではござらんか?」


「はい!!そうです。だけど私にはただの石にしか見えませんでした。それにこの図鑑にも磨けば緑色に光るなんて載ってませんし・・・。」


ソコップさんの質問に私は少し戸惑いながら答える。


「おそらくじゃが・・・そのホルスカ緑柱石エメラルドは我々ホルスカ村の祖先がホルスカ緑柱石エメラルドが発掘され切れないように封印した物じゃ・・・昔はホルスカ緑柱石エメラルドと言えばアイテムとして相当の値打ちがある物であり我々ホルスカ村だけでなく世界中から採掘に来る者が後を絶たない高価な宝石だったんじゃ。そしてその姿を見る事がなくなった最近では世界五大宝石にも数えられとる。」


「世界五大宝石ですか!!?」


「あーそうじゃ、ホルスカ緑柱石エメラルドは現在値段がつかぬほどの高価な物、よくは知らぬが他の4種類の宝石とそれぞれ1つずつセットでようやく値段が着く物なんじゃ。」


「そう言う事か!!それじゃこのホルスカ緑柱石エメラルドだけじゃ意味ないって事だね。」


トゥリーヤがそう言うとがっかりしたような顔を浮かべた。


「まあ冒険者パーティー一行様そんなにがっかりする事はない。達成するのはかなり厳しいかもしれんが世界五大宝石を揃えればきっと相当の金額を手にする事が出来る。ワシに世界五大宝石関係についてとある情報があるんじゃが・・・・。」







「まさか世界五大宝石の新たなる情報がこの港街サーシェルにあるとはね。」


「私も何となく聞いた事はあったけど詳しい事については全く初耳だったわ。」


「とは言え本当に具体的な事は結局俺たち自身で探す事になるんだよな。」


「うん・・・でもまあ僕たちに情報を提供してくれたソコップ村長さんには感謝だね。」



「・・・・・・・。」



「どうしたんだよ?ライリィー元気ねーな。」


「えっ!!うん実はちょっとソコップさんやホルスカ村の人たちに対して罪悪館があって・・・。」


「罪悪感?ねぇーライリィーそれってどう言う事?」


マットに続きトゥリーヤが私に声をかける。


「ソコップさん、せっかくホルスカ緑柱石エメラルドを手にしたのにそれを私に戻してくれた。それが何かちょっと悪い気がして・・・」


「ライリィーそう言う風に罪悪感を感じる必要はないと僕は思うよ。」


「ホルスカ村の人たちは土竜人モールたちにすでに村にはなかったホルスカ緑柱石エメラルドの事で困らされていました。だからこそそんな時に土竜人モールたちから村を守ってくれた私たちにこのホルスカ緑柱石エメラルドを持っていてもらった方が全体的に見ても最良の考え方だと思ったんでしょう。」


「ムクト・・・」


「そうそう!!それに私たちパーティーの目的の1つはライリィーのアイテム納品お金稼ぎだからね。」


「その通りだライリィー!!それに逆を言えば俺たちは今世界五大宝石に数えられてるホルスカ緑柱石エメラルドを手にしてるって事はある意味で危険な状態にあるって事だ。とにかく慎重に行動する事が必要となって来るって事だ。」


マットのこの言葉に私以外の3人も揃って頷く。


「マット、みんな!!どうもありがとう!!」


私は4人に笑顔でお礼を言った。


「よしそれじゃ冒険者ギルドに行ってそこからさらに詳しい情報収集だ!!」


こうして私たちは港街サーシェルの冒険者ギルドへと向かうのであった。


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