団体大戦決着!!
「いやぁー防風族の次期王さん、正直あんたの一撃はかなり堪えたよ・・・。」
トゥリーヤはそう言うとよろめきかけるのを必死で耐えてウィンダの方を見た。
「おい!!お前らどうして無事なんだよ?」
俺はすかさず3人に問う。
「マットそれは違うよ。現に私たち3人でお互いを支え合いながらじゃないと動けないくらい体力消耗してるんだ。」
トゥリーヤに変わって今度はライリィーが答える。
「そこのウィンダがいくらか力を抜いて私たちに止めをささずにそのまま進んだのがこちらにとっては救われた要因でした・・・です。」
ライリィーに続いてムクトも口を開く。
「皆さん・・・・よかった。」
アークさんが目から涙を流し答える。
「ふん!!まさか私の一撃をくらって戦闘不能にならなかったとはね。」
ウィンダが面白くなさそうに答える。
「まあ、しかしそっちの3人はお互い身体を支え合いながら動くのが精一杯で戦闘参加は不可能だろう。それじゃ今度こそ戦闘不能にしてから腰抜けのアークとこざかしい盗賊風情も片づけてやろるとしよう。」
ウィンダはそう言うと大剣を構えてライリィーたちに向かって振り下ろす格好をとった。
「くらえ断空連撃!!!!」
「そうはさせません!!」
「な・なに!!」
断空連撃を放ったウィンダとライリィーたちの間にアークさんが鋭い跳躍でわって入りそれを阻止した。
「アーク!!」
「アークさん!!」
「腰抜け騎士見習い!!」
アークさんの行動にトゥリーヤ、ライリィー、ムクトがそれぞれ叫んだ。
「マット君、急いでこっち側へ!!!」
「おっおうアークさん!!」
アークさんの声に俺は素早く皆と同じ側へと移動した。
「アーク・ヴィルト貴様本気で私に勝てるとでも思っているのか?」
ウィンダが苛立ったような声でアークさんを睨み付ける。
「わかりません。だけどほんとに最後の最後まで腰抜けだった僕を皆さんは信頼してくれました。だから僕はそれに応えたい一騎士見習いとしても!!」
睨み付けるウィンダの顔を真正面から向き合いながらアークさんは返事をした。
「あっウィンダ様すいません。何とか落下穴から登ってこられました・・・ってなんでこいつらがここに!!」
マットが仕掛けた罠スキル落下穴を抜け出した4人の騎士たちが驚いた表情で現在の状況を見る。
「なあ、ライリィー、トゥリーヤ、ムクト、今のアークさんの行動を見ただろう。どこまでも腰抜けで気が弱いアークさんがようやく肝が据わってウィンダと1対1で対峙している。それなら今の俺たちがやる事って言ったら・・・分かるよな?」
俺は3人の顔を見て勝気な笑いを浮かべた。
その俺の言葉に対して3人も分かったと言う感じで頷く。
「おいウィンダ様を加勢しに行くぞ。」
「そうはさせないよ喰らえ爆発射!!」
「な・ぐわぁーー!!」
トゥリーヤの爆発射によって2人の騎士が気絶する。
「このー何とかして向こう側に行く・・・」
「そうはさせない・・・です。結界発動!!」
ムクトの結界によって残り2人の騎士の動きを封じる。
「うぐぅこの・・」
「はい!!隙あり!!」
俺はすかさず2人の騎士に毒短剣で攻撃を食らわした。
「ぐふぅ・・・」
これにより残りの2人の騎士たちも気絶した。
「ば・ばかな3人で身体を支え合いながらじゃなければ動く事すらままならなかったはずだろう何で戦う事が出来るんだ!!」
トゥリーヤとムクトの行動にウィンダが戸惑ったような顔をする。
「ウィンダさんいやウィンダ・アロガエそれはどうしてだか分りますか?」
戸惑うウィンダにアークさんが問う。
「それは誰かが何かのために真剣に頑張っているのだったら自分も頑張りたいって言う思いがあるからですよ。それが仲間って言う者だと言う事を僕は4人に教えられました。」
アークさんはそう言うと後ろに下がってウィンダとの間合いを取る。
「ライリィーさん!!僕の大剣に目がけて雷系の魔術スキルを発動する事って出来ますか?」
「えっ!!出来ると思いますけど・・・」
「お願いします。僕の大剣に目がけて雷系の魔術スキルを!!」
「よくも気が変ったお前から戦闘不能に陥れてやるアーク・ヴィルト!!」
ウィンダが断空連撃を放つ体勢をとった。
「今ですお願いしますライリィーさん!!。」
「わ・わかりました行きます!!」
私はアークさんの大剣に目がけて小電圧を放った。
「なっなにぃー!!!!」
「剣技雷鳴衝撃!!」
「ぐわぁーーーー!!!!!」
アークさんが振り下ろした一撃にウィンダの叫び声が聞こえた。
「勝者アーク・ヴィルト陣営!!」
ホオエンさんの団体大戦の結果を告げる声が響くのであった。




