続く団体大戦とウィンダ・アロガエの実力
「ウィンダ様どうしましょう!!5対5の団体大戦なのにこちらの騎士全員がたった3人の女たちにやられてしまっています!!」
「慌てるなこれも想定の範囲内だ。こちらは私たちのチームも含めて後4チームもある。それにやられたのは一番下のクラスのチームだ。」
「しかし・・・このままでは・・・・。」
「大丈夫だ・・・そのためにこちらは5チーム参加にしたのだから。」
慌てふためく側近の騎士に対しウィンダは安心しろと言った口調笑った。
「ねーウィンダ陣営さんとっとと2チーム目を出陣してきてよ。こっちは全然物足りないんだから。」
「トゥリーヤいくら相手が雑魚の騎士だとは言え油断するのよくないわ・・・です。」
「あっはははははたしかにムクトの言う通りだねごめんごめん。」
ムクトの忠告にトゥリーヤが素直に反省の弁を述べた。
「ウィンダさん、私たちはすぐさまあなたを出陣させてみせます。」
私はウィンダに向かって穏やかだがはっきりとした口調で言い放った。
「まあ精々楽しみにしてるよ。」
私の言葉にウィンダは余裕を持って答えた。
「それでは団体大戦続行開始!!」
ホオエンさんの掛け声の元2チーム目の騎士5人が登場するのであった。
「く・うかつに近づくと結界で跳ね返されちまうんだよな。」
「だけど・・・攻め込まないかぎり奴らを戦闘不能に出来ない。」
「わかっちゃいるけど攻め込むしかねーぜ。」
2チーム目の騎士たちはそう叫ぶと慎重ながらも一斉に攻めてくるのであった。
「ムクト!!ライリィー!!さっきの感じで行こう!!」
「うん分かったよトゥリーヤ!!」
「言われなくてもそのつもりだわ・・・です。」
こうして私たち3人は2チーム目の騎士たちを迎えうつのであった。
一方後方で待機中のマットとアーク
「み・みみ皆さん凄すぎます。たった3人で数を上回る騎士たちを倒してるんですから・・・そそれに比べて僕なんかさっきからふ・震えがとまらないです。」
アークはそう言うとどうしようと言った感じでマットの肩を揺らす。
「おいおいおいおいやめてくれよアークさん、あんたいざって時にはかっこいいのにそこまで行く過程でかなりかっこ悪いのな。」
「だだってですよマット君、あのウィンダ・アロガエが最後のチームに控えてるんですよ!!いくら
あの3人が強かったからってウィンダの実力は物凄く・・・。」
「ってもとはと言えばあんたがウィンダが提案したルールを飲んだんじゃないかしかもあっさりと・・」
アークのあまりのヘタレぶりにマットはため息をつくのだった。
「まあアークさん俺も盗賊としてできる限りの事は今やっておいたから最後いざって時になったらかっこいい騎士見習いらしくウィンダと決着をつけてくれよ。
「あわわわわわかりましたマット君!!!!!」
マットの言葉に度緊張の声で答えるアークなのであった。
場所は戻って前衛の3人
「はぁはぁ・・・ライリィー、ムクト・・・大丈夫?」
「うーん相手も後になる毎に私たちの戦法を理解してきてなかなかけっちゃくつけづらい。」
「今ので丁度4チーム目の騎士を全員倒しました・・・です。ただ・・・・」
ムクトはそう言うと少し苦痛な表情を浮かべた。
「結界を維持するのがかなり大変になって来てるわ・・・です。」
「おやおや大分お疲れのようだね。」
最終チームのウィンダが残り4人の騎士たちを連れて登場した。
「まさかやるなとは思ったけど・・・正直4チーム目までの騎士を君たち3人だけで全員戦闘不能にしてしまうとは思わなかったよ。」
ウィンダはそう言うとなぜか愉快そうに笑った。
「あのさあんた正直同じ5大種族として私は許せないんだよね。」
「何があってもこの結界は壊させるつもりはないです。」
「ウィンダさんもし私たちを倒したとしても後衛でマットとそれからアークさんが待ってます。」
「はぁん?あの腰抜けのアークなど最初から論外だ。」
ウィンダはそう言うと一呼吸おいてからこう叫んだ。
「この団体大戦の鍵はいかに面倒くさそうな奴らを疲労困憊にさせて倒すと言うのが目的なのだよ。
そしてそれをやるのがこの私ウィンダ・アロガエと言う事なんだ。」
ウィンダはそう言う腰から一本の剣を抜いた。
「これは断空大剣!!我が防風族に伝わる伝説の武器さ。」
ウィンダはそう言うと急に不気味な表情を浮かべた。
「喰らえ防風族次期王のこの私の一撃を!!」
「やばい・・・ライリィー、ムクト何か来るよ!!」
ウィンダの構えに私たち3人も出来る限りの防御態勢をとる。
「全ての邪魔者を切り刻め断空連撃!!!!」
それは一瞬の出来事だった。
ムクトの結界はあっけなく崩壊され私たちの身体は宙に舞ってそのまま地面へと叩きつけられた。
「さあーそれでは我自ら腰抜けのアークに止めを刺しに行ってやろう。皆いくぞ。」
私たちの状態には目もくれずウィンダは4人の騎士たちを引き連れて私たちの陣営内の方に攻め入るのだった。
「気をつけて・・・マット・・・アークさん。」
その場から遠ざかって行くウィンダたちに対して私は何とかそう口にするのであった。




