決闘!!団体大戦開始!!
セイエス街近くの平地地帯
「それでは只今より決闘団体大戦を行う!!」
ホオエンさんの仲介の元私たちとウィンダ陣営の決闘団体大戦が開始されようとしている。
「あわわわわ・・・・だ・大丈夫でしょうか・・・!!!」
そう言うのはウィンダ・アロガエに決闘を申し込んだアーク・ヴィルトである。
「お・おいアークさん大丈夫かよ!!決闘を申し込んだ時のあの態度はどこへ行ったんだよ?」
戸惑った様子でマットがアークの方を見る。
「あ・あの時はたしかに言えましたし、向こうの5チーム参加条件の事も飲めました・・・しかしいざ本当に決闘団体大戦が始まろうとなるとき・緊張してしまって・・・あわわわわ・・・。」
アークはすっかり腰が引けている。
「まあまあアーク気にする事はないって私とライリィー、それにムクトの3人がいればほとんどの相手は瞬殺だって、5チーム参戦と言っても一度に参加するのは1チームみたいだからアークはいざって時に対して待機しておいて・・・ね。」
腰が引けているアークに対してトゥリーヤが豪快に笑いながら安心するように促す。
「アークさん、私、アークさんがとった行動の中に騎士としての心得を感じました。私も
どちらかと言うと不安が強くて腰が引けてしまう事があります。だけどそんな時も皆がいるから落ち着ける事が出来るし私もしっかりしなくちゃと思えて落ち着く事が出来るんです。」
トゥリーヤに続けて私もアークの事を励ます。
「ししししかしですね・・・・やはり僕みたいな騎士見習いは・・・ぐふぅ」
緊張しているアークのみぞおちに誰かがパンチを食らわす。
「全く・・・やはり腰抜けは腰抜けだわ・・・です。」
「む・・・ムクトさん。」
みぞおちを抑えながらアークがムクトの方を見る。
「でもその腰抜けなのがあなたらしさの1つなのかもしれないです。」
ムクトのこの言葉を聞きアークの表情が少し変わる。
「あなたはウィンダとの勝負の時まで体力を温存しとくです。そして最後にウィンダ・アロガエと直接決着を着けるです。」
「うぉームクトいい事言うね。そうだね最後の最後に決着を着けるのはやはりアークの役目だからね。」
「・・・まあそう言う事だわ・・・です。」
トゥリーヤの言葉にムクトがそう言って答える。
「そう言う事なのでアークさんは落ち着いて来るべき時に対して備えて下さい。」
ムクト、トゥリーヤに続けて私もアークに声をかける。
「わ・わかりました・・・な・何とかやってみます。」
「おい!!お前ら!!」
ふとマットが私たち3人に向けて声を挙げる。
「うん?どうしたのマット?」
トゥリーヤが明らかにご機嫌ななめそうなマットに対して声をかける。
「なんで私たち3人なんだよ俺もいるだろうが!!」
「あー恐らくだけどマットあんたの出番はないよ。」
トゥリーヤはそう言うとケラケラと笑った。
「アーク陣営そろそろ決闘団体大戦を開始したいのだが良いか?」
ホオエンさんがそう言って私たちに声をかけた。
「あっはーい大丈夫でーす。」
トゥリーヤが元気よく返事をする。
「マットあのねアークさんと一緒に来るべき時に対して待機しておいてお願い!!」
私はマットにそう言うと軽く頭を下げる。
「う・ま・まあそう言われたら仕方ねーな。」
私のお願いに対してマットは少し機嫌を直したようである。
「ライリィー行きますよ・・・です。」
ムクトが私の事を呼ぶ。
「うん今行くよ。それじゃマットお願いね。」
「それでは決闘団体大戦開始!!」
ホオエンさんの掛け声の元決闘団体大戦が始まった。
「おいおい!!そっちは前衛に女3人かよ!!アークの奴は完ぺきにビビっち待ってるようだしこれじゃ俺たちだけで大丈夫だな。」
ウィンダ陣営軍の5人の騎士たちはそう言うと私たちを馬鹿にしたようにあざ笑っている。
「ごたくはいいからさっさと5人纏めてかかって来るです。」
「ははは・・・そう言われなくたって俺たちはそのつもりさ!!行くぞ!!」
1チーム目の騎士たち5人はそう言うと一斉にこちらに向かって攻撃を仕掛けて来た。
「結界発動です!!」
「な・何ってうわぁー!!」
ムクトの結界のスキルに騎士3人が跳ね返された。
「小感電!!」
「うぉーーー!!!身体が痺れる…がふぅ」
跳ね返された騎士3人に私が透かさず魔術スキルの小感電をお見舞いし騎士3人は気絶した。
「おいマジかよ!!」
「よそ見してていいのかなお二人さん?」
「なっ!!なにってうっ・・・・・。」
そう言ったかと思うと残り2人の騎士は眠るようにその場に倒れこんだ。
「ナイス!!トゥリーヤ!!」
「ライリィーこそ上場!!」
私とトゥリーヤはそう言ってハイタッチを交わした。
「さあ・・・ウィンダ陣営2チーム目出て来やがるです。」
「ムクトの言う通り女だからって私たちを甘く見たら痛い目見るよ。」
「ホオエンさんウィンダ陣営に2チーム目が出て来るようにお願いします。」
「へぇーなるほどねー面白そうじゃないか・・・。」
一番最後尾で待機しているウィンダはそう言うとニヤリと笑うのであった。




