トゥリーヤの考えた作戦成功・・・とその先に立ちふさがろうとする強敵の予感
「グギィヤ?グィ?」
「ギィーギャギィーギャグオー!!!」
「ギィヤグワーグゥー!!!!!!」
ヒューン!!
「ギュゴォ?ギャァーウ!!!」
「よし当たったぞ!!」
「みんなこの調子で行くよ!!」
「遠距離の弓矢作戦?」
「そう小鬼たちは頭がよく回る上に動きも素早い。接近戦に持ち込むとかなり厄介になると思う。」
「たしかにここに来る前に俺も小鬼を倒したけどかなり時間がかかったからな。」
トゥリーヤの発言にマットが頷く。
「そうそこで遠距離から直接小鬼たちの心臓を狙うって事。村長さんこの村に弓矢ってありますよね?」
「あー元賊だったこいつらが使っていた物があるからそれなりの数はある。」
「村長の言う通り俺たち元賊の中には弓術士の奴もいるからな・・・まあ以前はその前にあんたらにやられちゃった理由だが・・・・。」
「それじゃ弓矢を使える人たちは私といっしょに姿を隠しておいてムクトが結界を解いたのに気がついて小鬼たちが攻めて来るのに待機しておいてください。」
「グゥウィー!!」
「ゲギャーァ!!」
「よしみんな良い感じ小鬼たちが次から次に倒されて行ってるよ。」
「ギィヨォー!!ギャーガァーグー!!」
「あっ!!小鬼たちが逃げ出したぞ。」
「結界発動です。」
「マット他前衛隊のみんな小鬼たちは結界の内部に全員閉じ込めた。慌てている間に心臓狙って攻撃してちょうだい。」
「いくぜーみんな一気に小鬼たちを駆逐するぞ!!」
「オッケー分かってるぜ!!」
マットたち前衛隊の攻撃により結界内部に閉じ込めた小鬼たちはさらにどんどんやられて行った。
「みんなグッジョブ!!」
トゥリーヤはそう言うと私の方を見た。
「ライリィーどう?小鬼たちが倒れて手に入るアイテムとか結構落ちてるでしょう今の内に回収しておいて・・・いやおきなよ!!」
「あ・ありがとうトゥリーヤ、マット、ムクト、他の皆さんもありがとうございます。」
私は出来る限りの声でお礼を言った。
「ライリィー・・・お礼を言うのはまだ早いよ。ここから先ライリィーの力が必要になってくるんだから。」
「トゥリーヤの言う通りだぜ。小鬼たちのリーダーを引きずりだして倒さなくちゃいけないんだからなー。」
「結界はしっかり張っておくから大丈夫・・・・です。」
「おー流石は冒険者パーティー一行様、我が村長も一肌脱・・・」
「悪いけど村長さんは危なくないところで待機していて下さい。ペンペンシー悪いんだけど連れて行ってもらえる。」
「はい承知しました。」
トゥリーヤの声かけと共にペンペンシーが村長を抱えて連れて行った。
「おい本来賊の長の俺の命令意外はあまりよく従わなかったペンペンシーを手なずけてるあのトゥリーヤって何者なんだ?」
「えっ!!俺に訊かれても正直困りますよ。ただあいつはただ者ではないのはたしかです。まあそんな事を言えば、ライリィーや新しく加入したムクトだってただ者じゃないんですから。」
「そ・そうだな・・・マットお前も大変だな・・・。」
トゥリーヤのペンペンシーの扱いに驚く元賊の長に対してマットが苦笑しながら答えそれに同情されている。
「さてとそれじゃそろそろ出てくるかな?小鬼たちのリーダー?」
「トゥリーヤちゃんの作戦のおかげで大方の小鬼たちは退治されただろう?向こうから怒って出てくる頃じゃないか?」
「!!!どうやら来やがったみたい・・・です。」
突如ムクトが表情を変え大きな声で叫んだ。
(トゥリーヤの考えた弓矢作戦で小鬼たちの駆除はほぼ成功した。後は私の魔術スキルで相手のリーダーを攻撃して退治するのみ・・・)
私は心の中で登場して来るであろう小鬼たちのリーダーの存在を待った。
「な・おいマジかよ!!」
「ありえねーよたかが小鬼たちのリーダーがこいつだなんて・・・。」
「ちぃ・・・想定外な奴が来た・・・です。」
「おいおいこれって悪い冗談じゃねーよな・・・・」
「ふぅうぃーありゃりゃとんでもない来客さんと来たね。」
(まさか・・・こんな所で遭遇するだなんて・・・・)
こうして私たちは小鬼たちのリーダーと衝撃的な対面をする事になるのであった。




